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令和2年度以降入学者 | 総合研究1~8(次世代社会プロジェクト) | ||||
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令和元年度以前入学者 | 総合研究1~8(次世代社会プロジェクト) | ||||
教員名 | 大澤正彦 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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Blackboard ID | 20230119 |
授業概要 | 多様性が加速する現代社会において、自分らしさを発見し、自分らしい生き方ができる人財に注目が集まっている。 しかし、自分らしく生きることや、それを発展させて自分なりの職業を発明することの難易度は高く、その方法論が確立しているとも言えない。 本講義では、自分がやりたいことに人から価値を感じてもらうための企画書やプレゼンテーションの作成、実際に誰も遂行したことがない予測可能性が低いプロジェクトの推進方法を学び実践する。 実際に履修者全員が自己分析を行い、自分の特徴や得意なこと、好きなことを活かすプロジェクトの計画を立てるため、 「大学生活で何かを成し遂げたい!」と考えている学生には、ぜひとも履修してもらいたい。 一方で、一般的な総合教育科目よりは負担が大きいと思われるので、注意されたい。 半期の授業が終了した後も、希望者は文理学部次世代社会研究センター(RINGS)がプロジェクト推進の支援をする。 https://chs.nihon-u.ac.jp/research/rings/ |
授業のねらい・到達目標 | <授業のねらい> 次世代社会をリードするための自主性と創造性を身につける。 <到達目標> ・経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて,倫理的な課題を理解し説明することができる。(A-1-1) ・仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる。(A-3-1) ・事象を注意深く観察して,解決すべき問題を認識できる。(A-4-1) ・新しいことに挑戦する気持ちを持つことができる。(A-5-1) ・親しい人々とのコミュニケーションを通じて相互に意思を伝達することができる。(A-6-1) ・集団の活動において,より良い成果を上げるために,お互いを尊重することができる。(A-7-1) ・自己の学修経験の振り返りを継続的に行うことができる。(A-8-1) <ディプロマポリシーとの関係> この科目は文理学部のディプロマポリシーDP1,DP3-8及びカリキュラムポリシーCP1,CP3-8に対応している。 |
授業の形式 | 講義、演習 |
授業の方法 | 実習やグループワークを中心に行う。 受講希望者が多数になる時はCHIPSによる抽選を行う。 授業中に提出された課題について口頭で解説とフィードバックをおこなう。 対面授業に参加できない学生は、授業時間帯にZoomにて授業に参加する。フィードバック方法は対面参加者と同様である。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス - 次世代社会を生き抜くために:
【事前学習】シラバスを確認しておく。 (1時間) 【事後学習】次世代社会を自分の感性で想像し、自らの生き方を考える。 (3時間) |
2 |
DX入門 - NotionとSlack: 近年注目を集めているキーワードであるDXとは何かを学び、実際に大学生でもできるDXをNotionとSlackというツールを使って実践する。なお、1からハンズオン形式で実施するので、PCなどに不慣れであっても心配ない。 【事前学習】DX、Notion、Slackについて、自分なりに調べておく。 (2時間) 【事後学習】Notion上で自己紹介ページを作成・ブラッシュアップし、Slackで共有する。 (2時間) |
3 |
発想法・タスク管理法・やりたいことの見つけ方 - Getting Things Done (GTD): 「アイディアが出ない」「やらなきゃいけないことが多すぎて焦る」「やりたいことがみつからない」といった多くの大学生の課題に対して、GTDという手法で頭の整理をする。これにより、各々が次やるべきことを明確化する。 【事前学習】やりたいこと、やらなければならないこと、やるべきこと、気になること、頭に浮かんだことを、合わせて100個以上Notionのデータベースに登録してくる。 (2時間) 【事後学習】授業で習った方法でデータベースに登録した内容を分類してくる。 (2時間) |
4 |
目標設定・管理手法 - Objective and Key Results (OKR): 自らの目標を言語化することや定量化することは、自分自身の意思決定基準を明確化することや、他者との相互理解することに役立つ。IntelやGoogleが取り入れたことで会社の成長に繋がったとも言われるOKRという手法を学び、実践する。 【事前学習】OKRについて各自事前に予習してくる。 (2時間) 【事後学習】各自春学期と今年度のOKRをそれぞれNotion上で登録してくる。 (2時間) |
5 |
1 on 1メンタリング: OKRの設定は、自分一人で考えても多くの場合行き詰る。そこで、1 on 1メンタリングという手法を使って、OKRを相談する側とメンタリングする側に分かれ、それぞれのOKRを深めていく。 【事前学習】自らのOKRをよく振り返り、最大限言語化・定量化を進めておく。 (2時間) 【事後学習】メンタリングを受けた結果を踏まえて、OKRをさらにブラッシュアップする。 (2時間) |
6 |
自己紹介研修とプレゼンテーション技術: 自己紹介を練習することには3つの価値がある。1つめは自分自身をうまく説明できるようになり、人から理解されやすくなること。2つめは自分で自分を理解・言語化することで意思決定基準が明確になり行動的になれること。3つめは自分に関係の深い情報が何かわかることで情報感度が上がり自分にとってのチャンスに気が付きやすくなることである。また、自己紹介はプレゼンテーションである。自己紹介を通してプレゼンテーションの技術を学び、人の行動を促す技術を身につける。 【事前学習】自己紹介を考えてくる。 (2時間) 【事後学習】次週の自己紹介発表会に向けて、指定されたGoogleスライド上に自身のスライドを作成してくる。 (2時間) |
7 |
自己紹介発表会・チーム決め:
【事前学習】指定されたGoogleスライド上に自身のスライドを作成してくる。 (2時間) 【事後学習】発表のフィードバックを踏まえて、自己紹介をブラッシュアップする。一緒に組みたいメンバーに声をかけチームを作っておく。 (2時間) |
8 |
企画書のつくりかた: 自分がやりたいと思うことを他者にも「やりたい」「やってほしい」と感じさせることで、「自分のやりたいことをやって生きていく力」を身につける。 【事前学習】組んだグループごとに、企画を考えておく。 (2時間) 【事後学習】講義資料を復習し、企画内容を企画書に落とし込んでいく。 (2時間) |
9 |
プロジェクトマネジメントの基礎と企画書のブラッシュアップ: 立案した企画に基づき計画的にプロジェクトを推進する方法の基礎を学ぶ。また、グループごとのOKRを設定してくる。 【事前学習】プロジェクトマネジメントについて事前に調査しておく。収集した情報を取りまとめておく。 (2時間) 【事後学習】グループのOKRを設定する。また次週の企画発表会に向けて、指定されたGoogleスライド上に自身のスライドを作成してくる。 (2時間) |
10 |
企画発表会とフィードバック:
【事前学習】企画発表会に向けて、発表資料を用意しておく。 (2時間) 【事後学習】発表のフィードバックを踏まえて、企画書をブラッシュアップする。 (2時間) |
11 |
計画書のつくりかた(1) - スコープマネジメント: 自分たちのプロジェクトの期間を定め、「何をやって」「何をやらないのか」を明確化する。 【事前学習】スコープマネジメントについて予習しておく。 (2時間) 【事後学習】スコープ定義書を作成し提出する。 (2時間) |
12 |
計画書のつくりかた(2) - Work Breakdown Structure (WBS): 自分たちのプロジェクトで発生するタスクを論理的かつ合理的な方法で記述し、やるべきことの全体像を把握する。 【事前学習】WBSについて予習しておく。 (2時間) 【事後学習】WBSを作成し提出する。 (2時間) |
13 |
計画書のつくりかた(3) - Task Responsibility Matrix(TRM)とガントチャート: WBSで洗い出したタスクを「誰が」「いつ」やるべきかをTRMとガントチャートによって整理する。 【事前学習】TRMとガントチャートについて予習しておく。 (2時間) 【事後学習】ガントチャートを提出する。 (2時間) |
14 |
計画書のつくりかた(4) - 調査とステイクホルダー: 計画立案の中で、チームメンバーの知識不足でうまく計画が立てられないものについて、調査し計画に織り込む。また、プロジェクト推進をする中で連携が必要なステイクホルダーについて整理する。 【事前学習】自分たちの計画の中で不明瞭な点を洗い出しておく。 (2時間) 【事後学習】調査結果を計画書に落とし込んだ上で、次週の計画発表会に向けて、指定されたGoogleスライド上に自身のスライドを作成してくる。 (2時間) |
15 |
計画発表会とフィードバック: 未知のプロジェクトであっても、実現可能であると他者を納得させることで、チームでのプロジェクト推進を行うプロジェクトマネージャとしての資質を訓練する。 【事前学習】計画発表会に向けて、発表資料を用意しておく。 (2時間) 【事後学習】発表のフィードバックを復習する。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 使用しない |
参考書 | 渡辺 克之 『「伝わる資料」 PowerPoint 企画書デザイン (「伝わる」 シリーズ)』 ソーテック社 2018年 |
成績評価の方法及び基準 | 授業参画度:3回のプレゼンテーションによって評価する。(100%) 対面で参加できない学生の成績評価:対面で参加できない受講者も同様である。 |
オフィスアワー | 随時Slackのチャンネル内で受け付ける。 |