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令和2年度以降入学者 | 水圏科学特論Ⅰ | ||||
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教員名 | 土原健雄 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 開講区分 | 文理学部 | |
科目群 | 地球情報数理科学専攻 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 対面授業 BlackboardのIDコース:20221951 |
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授業概要 | ⽔⽂学の基礎的な知識を踏まえて、水・物質循環の動態やその変動要因・調査方法について、具体的な事例に基づいて講義する。 |
授業のねらい・到達目標 | 授業のねらい:水圏環境における水・物質循環の動態やその変動要因・調査方法について、降雨・蒸発散、降雨流出、水質、地表水と地下水の関係、湖沼の水文環境、渇水・洪水等の災害、気候変動の影響等の様々な視点から理解できるようになる。 到達目標:水圏環境における水・物質循環の動態やその変動要因・調査方法についての基本的な知識や事例を説明できる。 |
授業の方法 | 授業の形式:講義 配布する教材資料の基本事項・重要事項について解説を行う。使用する教材資料は前週の授業にて配布する。 対面授業に参加できない場合、以下の要件を満たす学生はzoomでの参加を認める。 (1)zoomでの参加を認める要件:日本に入国できない留学生、遠方に居住している学生 (2)対面授業に参加できない場合:zoomで参加し、Blackboardで配信する課題を提出する。 |
授業計画 | |
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1 |
授業の進め方を理解する。これまでとこれからの水循環、世界規模の水需給、陸水の貯留量の把握手法について学ぶ。【対面授業】
【事前学習】シラバスの内容を確認しておく (1時間) 【事後学習】水循環における水の取水量や貯留量の調査方法についてまとめる (2時間) |
2 |
水収支における降水・蒸発散の役割とその調査・解析手法、積雪に着目した水文学的研究について学ぶ。【対面授業】
【事前学習】授業で使う教材資料を通読し、疑問点や不明点を確認しておく (2時間) 【事後学習】流域における降水量の調査・推定方法についてまとめる (2時間) |
3 |
流域からの降雨流出プロセスを評価するためのモデルとその解析手法の実例について学ぶ。【対面授業】
【事前学習】授業で使う教材資料を通読し、疑問点や不明点を確認しておく (2時間) 【事後学習】モデルによる降雨流出プロセスの評価方法についてまとめる (2時間) |
4 |
水文・水環境を理解するための基礎的水質項目と陸水等での調査・解析実例について学ぶ。【対面授業】
【事前学習】授業で使う教材資料を通読し、疑問点や不明点を確認しておく (2時間) 【事後学習】水質組成に関する基礎知識と水質に着目した調査法についてまとめる (2時間) |
5 |
流域における水質汚染の要因と実態、土地利用との関係、負荷量推定手法について学ぶ。【対面授業】
【事前学習】授業で使う教材資料を通読し、疑問点や不明点を確認しておく (2時間) 【事後学習】水質汚染の要因、負荷量の推定手法についてまとめる (2時間) |
6 |
複数の環境トレーサーを用いた水文環境の実態把握、地下水の涵養源推定、それらに関する解析手法について学ぶ。【対面授業】
【事前学習】授業で使う教材資料を通読し、疑問点や不明点を確認しておく (2時間) 【事後学習】環境トレーサーの適用方法、トレーサーの分類方法についてまとめる (2時間) |
7 |
地表水と地下水の交流現象を研究する手法、各手法の利用実態、その適用例について学ぶ。【対面授業】
【事前学習】授業で使う教材資料を通読し、疑問点や不明点を確認しておく (2時間) 【事後学習】交流現象の調査方法についてまとめる (2時間) |
8 |
水温分布や同位体分布からみた湖沼の水循環の特徴、その解析手法について学ぶ。【対面授業】
【事前学習】授業で使う教材資料を通読し、疑問点や不明点を確認しておく (2時間) 【事後学習】湖沼の水文環境を把握するための調査方法についてまとめる (2時間) |
9 |
気候変動が日本の水問題に及ぼす影響、モデル解析による農業用水に与える影響について学ぶ。【対面授業】
【事前学習】授業で使う教材資料を通読し、疑問点や不明点を確認しておく (2時間) 【事後学習】気候変動による水資源への影響とその把握手法についてまとめる (2時間) |
10 |
渇水について、日本国内の少雨の空間分布特性、渇水時の水資源運用の事例について学ぶ。【対面授業】
【事前学習】授業で使う教材資料を通読し、疑問点や不明点を確認しておく (2時間) 【事後学習】渇水の空間分布特性や渇水対策についてまとめる (2時間) |
11 |
洪水時の降雨流出特性、洪水予測のためのモデル化手法、対策としての農地の洪水調節機能について学ぶ。【対面授業】
【事前学習】授業で使う教材資料を通読し、疑問点や不明点を確認しておく (2時間) 【事後学習】洪水時の降雨流出特性、予測法、対策法についてまとめる (2時間) |
12 |
土砂災害発生予測のための指標、土砂災害発生時の農地・水資源への影響の事例について学ぶ。【対面授業】
【事前学習】授業で使う教材資料を通読し、疑問点や不明点を確認しておく (2時間) 【事後学習】土砂災害の予測のための指標、水資源への影響についてまとめる (2時間) |
13 |
流域における放射性物質の動態と地形・地質・土地利用の関係、陸水中の放射性物質のモニタリング方法について学ぶ。【対面授業】
【事前学習】授業で使う教材資料を通読し、疑問点や不明点を確認しておく (2時間) 【事後学習】放射性物質の動態の把握および監視手法についてまとめる (2時間) |
14 |
水圏における生物生息環境の評価手法、生息量の推定手法について学ぶ。【対面授業】
【事前学習】授業で使う教材資料を通読し、疑問点や不明点を確認しておく (2時間) 【事後学習】生物の生息環境の評価、生息量調査方法についてまとめる (2時間) |
15 |
水循環基本法や流域治水による近年の水資源管理のあり方について学ぶとともにこれまでの授業を振り返り、講義内容の理解を深める。【対面授業】
【事前学習】授業で使う教材資料を通読し、疑問点や不明点を確認しておく (2時間) 【事後学習】水資源管理に関する近年の動向とその手法についてまとめる (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 使用しない。関連する教材資料を配布する。 |
参考書 | 必要に応じて授業内で紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(70%)、授業参画度(30%) 授業への参画度(発言や討議)(30%)およびレポート(70%)に基づき達成度を評価し、総合的に判断し60点以上を合格とする。 対面授業に参加できない場合の要件を満たし、zoomで参加した場合、課題の提出によって評価する。 |
オフィスアワー | 授業後およびBlackboardを用いて質疑応答を行う。 |