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中国語学講義2

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令和2年度以降入学者 中国語学講義2
教員名 平井和之
単位数    2 課程     開講区分 文理学部
科目群 中国学専攻
学期 後期 履修区分 選択必修
授業の形態 対面授業。但し対面授業不参加を文理学部が了承・許可している者に限り同時双方向型オンライン授業への出席を認める。なお新型コロナウイルス感染状況によっては変更があり得る。
BlackboardコースID:20224777
授業概要 受講者の関心に応じた現代中国語語彙・文法研究の論文を選んでそれを批判的に講読しつつ,そこから得られる問題点を探る。またその成果として現代中国語の語彙・文法に関するレポート・論文を執筆する。
授業のねらい・到達目標 ①学術研究における文献資料収集の意義を知ることができる。
②中国語学研究で利用できる文献目録には何があり,どのように利用するかを知ることができる。
③中国語学研究で利用できる電子コーパスには何があり,どのように利用するかを知ることができる。
④テキストファイルからの検索,特に正規表現を用いた検索ができる。
⑤学術論文を批判的に読むことができる。
⑥学術論文の具体的な執筆方法とその過程を知ることができる。
授業の方法 授業の形式:【講義,必要に応じて受講生の報告も求める】
最終的に論文・レポートを完成させる。授業内容は主に以下の通りである。
①文献資料を如何にして収集するか。
②中国語学研究で利用できる文献目録には何があり,どのように利用するか。
③収集した文献を論文執筆において如何に利用するか。
④学術論文の批判的な読み方。「批判的に」読むためには,まず原著の内容を正確に把握することが大前提となる。小説等と比べると論文の論旨は比較的追い易いが,語学的にもきちんと読むことを心がけられたい。
⑤現代中国語の語彙・文法等を対象とする研究において利用できる電子コーパスには何があるか。
⑥中国語テキストファイルの検索方法,特に正規表現を用いた検索。
⑦論文テーマの選定。
⑧論文の具体的な執筆方法とその過程。
提出された現代中国語の語彙・文法に関するレポートはコメントとともに返却する。修論を提出した場合は修士論文口述試験を行った後返却する。
本授業の事前・事後学習は合わせて4時間の学習を目安とする。
授業計画
1 執筆計画発表
【事前学習】「中国語学講義1」でレポートとして提出した研究テーマについて,実際の執筆計画を発表できるようにしておく。 (2.5時間)
【事後学習】執筆に際し,どのような文献や資料が必要となるかを考えておく。 (1.5時間)
2 文献資料収集の方法(1)
【事前学習】『中国関係論説資料[文学・語学]』とはどのような資料かを見ておく。 (1時間)
【事後学習】『中国関係論説資料[文学・語学]』から,自分の研究テーマに関係ありそうな文献を選び出す。 (3時間)
3 文献資料収集の方法(2)
【事前学習】中国で出版されている中国語学関係の文献目録にはどのようなものがあるかを調べておく。 (1時間)
【事後学習】中国で出版されている中国語学関係の文献目録から,自分の研究テーマに関係ありそうな文献を選び出す。 (3時間)
4 文献資料収集の方法(3)
【事前学習】CNKIへのアクセス方法を知っておく。 (1時間)
【事後学習】CNKIを用いて,自分の研究テーマに関係ありそうな文献を選び出す。 (3時間)
5 文献目録の作成(1)
【事前学習】前3回の授業で選び出した文献名をまとめておく。 (0.5時間)
【事後学習】選び出した文献をダウンロードしたり,コピーをとる。 (3.5時間)
6 文献目録の作成(2)
【事前学習】入手した文献にざっと目を通しておく。 (2.5時間)
【事後学習】入手した文献を「最重要」,「重要」,「関連あり」,「関連なし」に分類する。 (1.5時間)
7 電子コーパスの利用法(1)
【事前学習】Unicodeが扱え,且つ検索機能を持つエディターを入手しておく。 (2時間)
【事後学習】指定された語句をエディターの検索機能を用いて既存の電子コーパスから検索する。 (2時間)
8 電子コーパスの利用法(2)
【事前学習】正規表現について調べておく。 (1.5時間)
【事後学習】既存の電子コーパスからエディターの検索機能を用いて,「形容詞の重ね型」,「疑問詞の呼応表現」を探す。 (2.5時間)
9 電子コーパスの利用法(3)
【事前学習】CCL及びBCCへのアクセス方法を知っておく。 (1時間)
【事後学習】指定された語句及びパターンをCCL及びBCCから検索する。 (3時間)
10 文献講読(1)
【事前学習】「最重要」と位置づけた文献から,授業で講読すべきものを1篇選んでおく。 (2.5時間)
【事後学習】講読を通じて新たに分かった点,疑問が残る点を整理する。 (1.5時間)
11 文献講読(2)
【事前学習】前回講読した文献の続きを読んでおく。 (3時間)
【事後学習】講読を通じて新たに分かった点,疑問が残る点を整理する (1時間)
12 文献講読(3)
【事前学習】前回講読した文献の続きを最後まで読んでおく。 (1.5時間)
【事後学習】講読した文献の内容を整理して提出する。 (2.5時間)
13 口頭発表(1)
【事前学習】現代中国語の語彙・文法に関するレポートの初稿を作成し,発表できるようにしておく。 (2.5時間)
【事後学習】自分の発表に対する批判に答える形で修正稿の案を考える。 (1.5時間)
14 口頭発表(2)
【事前学習】レポートの修正稿を作成し,発表できるようにしておく。 (2.5時間)
【事後学習】自分の発表に対する批判に答える形で再修正稿の案を考える。 (1.5時間)
15 最終口頭発表と講評
【事前学習】レポートの再修正稿を作成し,発表できるようにしておく。 (2時間)
【事後学習】講評で指摘された点に留意しつつレポートの最終稿を作成し,提出する。 (2時間)
17 最終口頭発表と講評
その他
教科書 使用しない
参考書 各自のテーマに即して個別に指示する。
成績評価の方法及び基準 レポート:第15回の授業までに提出するレポート(修論提出者においては修論)の他,随時授業時に課されるレポートも含む。(100%)
対面授業不参加を文理学部が了承・許可している者についても基本的に上記に準ずるが、別途独自のテストや課題等を課することがあり得る。
オフィスアワー 水曜日3時限、但し対面授業不参加を文理学部が了承・許可している者は上記時間内に質問事項を「[email protected]」宛にEmailで送信すること。

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