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コーチング論(判定スポーツ)

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令和2年度以降入学者 コーチング論(判定スポーツ)
教員名 大嶽真人
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 体育学科
学期 前期 履修区分 選択
授業の形態 対面授業を原則として行う。
場合に応じて,同時双方向型授業(zoomによるライブ授業)・課題研究(Blackboardを通じた学習資料配信)を利用して行う。

Blackboard ID:20221113(前期木曜3限)
授業概要 「スポーツの価値やスポーツの未来への責任を自覚し,プレーヤーズセンタードの考え方のもとに暴力やハラスメントなどあらゆる反倫理的行為を排除し,常に自らも学び続けながらプレーヤーの成長を支援することを通して,豊かなスポーツ文化の創造やスポーツの社会的価値を高めることに貢献できる者」という日本スポーツ協会のコーチ育成の理念のもとに「判定競技」という競技特性やパフォーマンス構造やコーチング行動が何かを理解する。
その上で,行動の様々な実務的ワークを通じて「コーチとしての哲学」「対自己のスキル」「対他者のスキル」を高める。

本授業は,異なる競技形態で監督・コーチとしての実務経験やコーチ育成者としての実務経験等持つ専任教員から様々なアスリートを対象としたスポーツコーチングの事例についてレクチャーを受け、更にコーチングの現場で起こる様々な問題解決のための手法を学習する。
授業のねらい・到達目標 コーチング原論で得たスポーツ・コーチングについての本質(A-1-2,A-2-2)から,多様な対象に対して「体育・スポーツ指導者」としての資質を育むための基本的知識やコーチの学びの方法論を身につけてアウトプットできるようにする(A-7-2),さらに状況に応じた即興的なコーチングができるようにする(A-3-2)。

この科目は文理学部(学士(体育学))のディプロマポリシーDP1,DP2,DP3,DP7及びカリキュラムポリシーCP1,CP2,CP3,CP7に対応しています。
授業の方法 授業の形式:【講義】
・第1~ 7回授業は大嶽、第8~15回授業は金野が担当します。
・本授業は,実際のコーチング現場の例証を多く紹介し,配布資料やワークシートを参照しながら講義を行う。また、ファシリテーションによって指導実践力を高める。
・本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とする。
課題の提出方法やフィードバック方法などは,各担当教員ごとに初回授業にて説明する。

※対面授業への対面参加が困難な学生への配慮について
対面授業に参加できない場合の要件を満たし,科目担当者が指定した方法で授業を受講すること。
なお,上記の対応を受ける場合には,所属学科への事前の申請および科目担当者に事前に相談をすること(不測の事態の場合には可能な限り早期に連絡すること)。
授業計画
1 ガイダンス・判定スポーツにおけるコーチについて(A-1,A-2)【対面授業】
【事前学習】シラバスを確認し,判定スポーツにおける著名なコーチの著書を読んでコーチの特性についてノートに記入しておくこと(A-1) (2時間)
【事後学習】授業を振り返り,コーチングの本質について整理しておくこと (2時間)
2 判定スポーツのコーチに必要なスキル(A-3,A-7)【対面授業】
【事前学習】判定スポーツにおける自身が考えるコーチの資質及びコーチングスキルについて,ノートに記入しておくこと(A-1) (2時間)
【事後学習】授業を振り返り,コーチの資質及びコーチングスキルに整理して,ノートに記入すること (2時間)
3 球技の特徴と競技力の構造(A-3,A-7)【対面授業】
【事前学習】各種スポーツに競技特性について,ノートに記入しておくこと(A-1,A-2) (2時間)
【事後学習】授業を振り返り,自身のスポーツにおける競技力の構造を整理して,ノートに記入すること (2時間)
4 判定スポーツにおける競技力向上のための情報と活用(A-3,A-7)【対面授業】
【事前学習】これまでの指導を受けたコーチが競技力向上のために,どのような内容を役立つ情報として収集をしていかをノートに記入しておくこと(A-1,A-2)) (2時間)
【事後学習】授業を振り返り,コーチが常に情報収集せねばならない要素を挙げ、その収拾策をノートに記入すること(A-3,A-7) (2時間)
5 判定スポーツにおけるパフォーマンス分析(A-3,A-7)【対面授業】
【事前学習】各種スポーツで利用されているパフォーマンスの分析方法について,ノートに記入しておくこと(A-1,A-2) (2時間)
【事後学習】授業を振り返り,今後の競技力向上に必要となるパフォーマンス分析について整理をして,ノートに記入すること(A-3,A-7) (2時間)
6 選手育成と強化におけるトレーニング方法とその評価(A-2,A-3,A-7)【対面授業】
【事前学習】これまで指導された様々なトレーニング方法について,ノートに記入しておくこと(A-1) (2時間)
【事後学習】授業を振り返り,アマチュア選手とトップ選手のトレーニングの違いを挙げ,競技力を高めるトレーニングに必要な要素をノートに記入し,発表できるようにしておくこと (2時間)
7 筆記試験,及びこれまでの授業の振り返りを行う【(A-3,A-7)対面授業】
【事前学習】これまでの授業を振り返り,指導者に必要な資質及びコーチングに必要な要素についてノートに記入しておくこと(A-1) (2時間)
【事後学習】筆記試験と振り返りから,コーチングを実践する上で,今後どのような学びが必要になるかをノートに記入すること(A-3,A-7) (2時間)
8 競技力向上のための情報とその利用法(A-3,A-7)【対面授業】
【事前学習】これまで指導されたコーチがどのような方法で,自らのコーチングに役立つ情報を収集していたかをノートに記入しておくこと(A-1,A-2) (2時間)
【事後学習】授業を振り返り,コーチが常に情報収集せねばならない要素を挙げ、その収拾策をノートに記入し,発表できるようにしておくこと(A-3,A-7) (2時間)
9 コーチングフィロソフィーの役割(A-3,A-7)【対面授業】
【事前学習】自身が幼少期より育成される上で大人がどのように関わってきたか、その方法論を回顧しながら、育成哲学について想像してノートに記入しておくこと(A-1,A-2) (2時間)
【事後学習】授業を振り返り,コーチングを行う上での土台となる哲学や信念についての必要性をノートに記入すること(A-3,A-7) (2時間)
10 トップアスリート育成の実例とその検証(A-3,A-7)【対面授業】
【事前学習】自身が知る世界的アスリート及びチームの育成事例を収集し,ノートに記入し,発表を行う準備をしておくこと(A-1,A-2) (2時間)
【事後学習】授業を振り返り,トップアスリート育成特有の課題を挙げ,自らのコーチング能力をどのように進化させるべきかをノートに記入すること(A-3,A-7) (2時間)
11 コーチング行動に関するデイスカッション(1)(A-3,A-7)【対面授業】
【事前学習】これまでに受けた,あるいは指導している時に迷ったことや混乱したことを5つ以上ノートに記入し,発表できるようにしておくこと(A-1) (時間)
【事後学習】授業を振り返り,どのようなチーム(あるいは個人)を対象にコーチしても、共通して必要な要素をノートに記入すること(A-3,A-7) (時間)
12 コーチング行動に関するデイスカッション(2)(A-3,A-7)【対面授業】
【事前学習】これまでに受けた,あるいは指導している時に,好結果に結びついたと感じる取り組みを5つ以上ノートに記入し,発表できるようにしておくこと(A-1) (2時間)
【事後学習】授業を振り返り,好結果とコーチングの相関について気付いたことをノートに記入すること(A-3,A-7) (2時間)
13 コーチングコミュニケーションに関するディスカッション(A-3,A-7)【対面授業】
【事前学習】これまでに受けた,あるいは指導している時に,コーチと選手間でコミュニケーションの良さ(あるいは悪さ)が競技成績に結びついたと感じることを5つ以上ノートに記入して発表できるようにしておくこと(A-1) (2時間)
【事後学習】授業を振り返り,理想的なコーチングにおけるコミュニケーションとはなにかを考え,ノートに記入すること(A-3,A-7) (2時間)
14 筆記試験,及びこれまでの授業の振り返りを行う(A-3,A-7)【対面授業】
【事前学習】これまでの授業を振り返り,自身のコーチングの為に役立ったと思うところをノートに記入しておくこと(A-1) (2時間)
【事後学習】筆記試験と振り返りから,自身のストロングポイント,ウイークポイントを記入し,今後どのような学びが必要になるかをノートに記入すること(A-3,A-7) (2時間)
15 総括:これまでの復習・解説を行い,授業の理解を深める(A-3,A-7)【対面授業】
【事前学習】授業で概説した各専門領域の特徴をつかみ,特に関心をもった領域のトピックを調べておくこと (2時間)
【事後学習】これまでの学修を振り返り,事前学習で挙げたポイントを加筆・修正すること (2時間)
その他
教科書 なし
参考書 なし
成績評価の方法及び基準 授業内テスト: (60%)、授業参画度(40%)
授業内テストは,第7回と第14回に実施を行い評価を行う。
授業参画度は,リアクションペーパー、ディスカション、発表等から総合的に評価を行う。
出席回数が全授業数の2/3未満の場合は、成績評価対象から除外する。

※対面授業への対面参加が困難な学生への配慮について
対面授業に参加できない場合の要件を満たし,科目担当者が指定した方法で授業を受講し,課題等の提出によって評価する。
なお,上記の対応を受ける場合には,所属学科への事前の申請および科目担当者に事前に相談をすること(不測の事態の場合には可能な限り早期に連絡すること)。
オフィスアワー ・連絡事項は,対面授業及びBlackboardを通して随時行うので必ず確認をして下さい。
・原則として各担当教員に確認をして下さい。

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