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スポーツ社会学

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令和２年度以降入学者 スポーツ社会学
令和元年度以前入学者 スポーツ社会学１
教員名 水上博司
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
（他学部生相互履修可）
科目群 体育学科
学期 前期 履修区分 選択
授業の形態 対面授業（一部zoomによるライブ中継）
blackboard ID：20221099
Google classroomも利用します．IDは第1回目のガイダンス時に案内します．
授業概要 日本人のスポーツ享受モデルの特徴を解説し、教育需要に基づいた知育実践と生活需要に基づいたスポーツ実践の違いと意義、さらには、これらの関係性をスポーツライフスタイル論やスポーツ空間論の認識枠組みを用いて理解する。
授業のねらい・到達目標 「スポーツ宣言日本」および「第２期スポーツ基本計画」で謳われたスポーツの社会的意義を理解し、近代スポーツの危機とスポーツの現代化が進行しつつあることを説明できるようにする。とくに生涯スポーツ論の立場からスポーツの文化論，集団論，指導論，規範論の展望を具体的に構想し、その構想を実現するための具体的なスポーツ環境整備について提言できるようにする。なお，本講義では教科書の「スポーツクラブの社会学：「コートの外」より愛をこめ」（青弓社）で提唱されたスポーツ空間論の「コートの中」と「コートの外」概念を用いて，どのようにスポーツ環境整備を推進するのか，スポーツプロモーションの理念とそのためのスポーツ環境を理解する．
この科目は文理学部（学士（体育学））のディプロマポリシーDP2,DP3,DP4及びカリキュラムポリシーCP2,CP3,CP4に対応しています。これらディプロマポリシーとカリキュラムポリシーは，新カリキュラム（令和２年度以降入学者対象）と旧カリキュラムの「スポーツ社会学1」において同様で変更はありません．
・世界諸国の歴史や政治，経済，文化，価値観，信条などの現状および相互関係を，自己の世界観をもって説明できる（A-2-2）。
・仮説に基づく課題や問題を提示し，客観的な情報を基に，論理的・批判的に考察できる（A-3-2）。
・問題の意味を理解し，助言を受けて複数の解決策を提示し説明できる（A-4-2）。
授業の方法 授業の形式：【講義】
(1)授業は対面授業（一部zoomによる中継あり）方式で行います．やむを得ない理由で対面授業に出席できない学生には，授業の録画動画をオンデマンドで視聴できるようにします．
(2)配布資料は，毎週指定した曜日・時間に資料をGoogle classroomへアップしますので，学生の皆さんは事前に教科書を読みながら資料の内容について準備学習をします．
(3)担当講師の編著書「スポーツクラブの社会学：コートの外より愛をこめの射程」（青弓社）を本講の教科書として出講するので、必携すること。各回の授業では，教科書を各１章づつの分量で進めていきますから，授業の初めには，予習のつもりで教科書の指定の章を熟読するようにします．
(4)授業は教科書と資料（パワーポイントでのスライド資料）を用いますが，資料には教科書以外から関連する論稿や論文，新聞記事等を活用しますので，それらもGoogle classroomから事前にダウンロードしておくようにします．
(5)出欠確認及び毎回の授業に対する評価は、リアクションペーパー（ミニレポート）の提出に代えて毎回の授業で行う。各回の授業の最初には，前回授業のリアクションコメントの代表的なもの（一部）を学生へフィードバックして学生間で共有します．
(6)授業形態，授業概要，授業のねらい・到達目標，授業方法，成績評価については、第1回目のガイダンス授業時に詳細を説明するとともに，Googleフォームへの受講登録と合わせて，不明な点はGoogleフォームから質問できるような時間を設定して受講生との質疑に答えられるようにします．
(7)最終レポートは Google classroomから提出します。
(8)対面授業への対面参加が困難な学生への配慮について．対面授業に参加できない場合の要件を満たし、科目担当者が指定した方法で授業を受講すること。なお、上記の対応を受ける場合には、所属学科への事前の申請および科目担当者に事前に相談をすること（不測の事態の場合には可能な限り早期に連絡すること）。
(9)本授業の事前・事後学習は，各1時間（合計2時間）の学習を目安とします。
履修条件 ・国内外のスポーツに関するニュースや情報などに興味・関心を持って、接すること。
・「する」「みる」「ささえる」、どのような形でも良いが、積極的にスポーツや身体運動に自ら関与してください。
・「スポーツクラブの社会学：「コートの外」より愛をこめの射程」（青弓社）」を必ず入手し、事前学習（予習）・事後学習（復習）に務めること。
授業計画
1 本講義の進め方についてガイダンスを行います．授業の開講形態，授業概要，ねらいと到達目標，授業の方法，シラバス の内容，成績評価，教科書の入手方法について詳しく説明します．受講生はGoogleフォームの受講登録と必要事項の入力・送信をする．その際，授業の進め方について質問がある場合には，Googleフォームより入力・送信する．［対面授業］
【事前学習】シラバスの内容と授業全体の流れを事前に確認すること（A-2） （2時間）
【事後学習】第2回の授業に備え、指定教科書の「まえがき」を予習すること（A-2，A-3，A-4） （2時間）
2 スポーツ空間論とスポーツの豊かさ［zoomによるライブ中継］
【事前学習】第2回の授業に備え、指定教科書の「まえがき」を予習すること（A-2） （2時間）
【事後学習】教科書と第2回の配付資料をもとに復習し、次回に備え教科書の序章「「コートの中」と「コートの外」からスポーツクラブを問う」を予習すること（A-2，A-3，A-4） （2時間）
3 「コートの中」と「コートの外」からスポーツクラブを問う［対面授業］
【事前学習】第3回の授業に備え、教科書の序章「「コートの中」と「コートの外」からスポーツクラブを問う」を予習すること（A-2） （2時間）
【事後学習】教科書と第3回の配付資料をもとに復習し、次回に備え教科書の第1章「「コートの外」空間におけるクラブワークをめぐる揺らぎ」を予習すること（A-2，A-3，A-4） （2時間）
4 スポーツ集団論としてのチームワークとクラブワーク［zoomによるライブ中継］
【事前学習】第4回の授業に備え、教科書の第1章「「コートの外」空間におけるクラブワークをめぐる揺らぎ」を予習すること（A-2） （2時間）
【事後学習】教科書と第4回の配付資料をもとに復習し、教科書の第2章「トライアスロンにみるスポーツ空間の「ゆとり」」を予習すること（A-2，A-3，A-4） （2時間）
5 スポーツの「楽しさ」とスポーツに「なる」とは［対面授業］
【事前学習】第5回の授業に備え、教科書の第2章「トライアスロンにみるスポーツ空間の「ゆとり」」を予習すること（A-2） （2時間）
【事後学習】教科書と第5回の配付資料をもとに復習し、教科書の第3章「「待つ」行為における「さぐり」：「共育」コーチングとして指導者に求められるもの」を予習すること（A-2，A-3，A-4） （2時間）
6 スポーツ指導者論としての「待つ」行為の意味［zoomによるライブ中継］
【事前学習】第6回の授業に備え、教科書の第3章「「待つ」行為における「さぐり」：「共育」コーチングとして指導者に求められるもの」を予習すること（A-2） （2時間）
【事後学習】教科書と第6回の配付資料をもとに復習し、教科書の第4章「「語らい」と「熟議」がもたらす「つながり」」を予習すること（A-2，A-3，A-4） （2時間）
7 スポーツ組織の民主化とコミュニケーションの意義［対面授業］
【事前学習】第7回の授業に備え、教科書の第4章「「語らい」と「熟議」がもたらす「つながり」」を予習すること（A-2） （2時間）
【事後学習】教科書と第7回の配付資料をもとに復習し、教科書の第２部１の「遊びの理論とスポーツ」を予習すること（A-2，A-3，A-4） （2時間）
8 スポーツ空間論の試み：遊びの理論とスポーツ［zoomによるライブ中継］
【事前学習】第8回の授業に備え、教科書の第２部１の「遊びの理論とスポーツ」を予習すること（A-2） （2時間）
【事後学習】教科書と第8回の配付資料をもとに復習し、教科書の第２部２の「「コートの外」の意味と意義」を予習すること（A-2，A-3，A-4） （2時間）
9 「コートの中」と「コートの外」からみたスポーツ集団論［対面授業］
【事前学習】第9回の授業に備え、教科書の第２部２の「「コートの外」の意味と意義」を予習すること（A-2） （2時間）
【事後学習】教科書と第9回の配付資料をもとに復習し、教科書の第２部３の「現代スポーツと「コートの外」」を予習すること（A-2，A-3，A-4） （2時間）
10 現代スポーツの変容とスポーツ空間論が貢献するもの［zoomによるライブ中継］
【事前学習】第10回の授業に備え、教科書の第２部３の「現代スポーツと「コートの外」」を予習すること（A-2） （2時間）
【事後学習】教科書と第10回の配付資料をもとに復習し、教科書の第２部４の「スポーツ世界の社交論」を予習すること（A-2，A-3，A-4） （2時間）
11 スポーツの社交論［対面授業］
【事前学習】第11回の授業に備え、教科書の第２部４の「スポーツ世界の社交論」を予習すること（A-2） （2時間）
【事後学習】教科書と第11回の配付資料をもとに復習し、教科書の第２部５の「スポーツ集団論の展開」を予習すること（A-2，A-3，A-4） （2時間）
12 チーム・クラブ・アソシエーションの補完性［zoomによるライブ中継］
【事前学習】第12回の授業に備え、教科書の第２部５の「スポーツ集団論の展開」を予習すること（A-2） （2時間）
【事後学習】教科書と第12回の配付資料をもとに復習し、教科書の第２部６の「チームワークからクラブワークへ」を予習すること（A-2，A-3，A-4） （2時間）
13 チームワークからクラブワークへ［対面授業］
【事前学習】第13回の授業に備え、教科書の第２部６の「チームワークからクラブワークへ」を予習すること（A-2） （2時間）
【事後学習】教科書と第13回の配付資料をもとに復習し、教科書の第２部７の「ライフサイクル論の必要性」を予習すること（A-2，A-3，A-4） （2時間）
14 スポーツクラブ論の中のライフスタイルスポーツの考え方［zoomによるライブ中継］
【事前学習】第14回の授業に備え、教科書の第２部７の「ライフサイクル論の必要性」を予習すること（A-2） （2時間）
【事後学習】第1回から第14回の復習をし、次回の授業内テストの事前学習をすること（A-2，A-3，A-4） （2時間）
15 本講義の振り返りと最終レポートのテーマを発表するのでレポート執筆に取り組む［対面授業］
【事前学習】第1回～第14回までの授業を振り返り、気になるトピックを3個以上、ノートにまとめておくこと（A-2） （2時間）
【事後学習】第1回～第14回の内容を振り返り、学修した内容を整理しておくこと（A-2，A-3，A-4） （2時間）
その他
教科書 水上博司編 『スポーツクラブの社会学：『「コートの外」より愛をこめ』の射程』 青弓社 2020年 第2版
1）スポーツクラブの社会学：『「コートの外」より愛をこめ』の射程』は、本講のテキスト（必携）です。
2）毎回の授業の事前学習（予習）、事後学習（復習）の教材となります。
3）事前に冨山房で購入手続きをしてください。
参考書 なし
成績評価の方法及び基準 レポート:最終レポート(20%)、授業参画度:毎授業時に提出するリアクションコメント(80%)
授業後には，リアクションコメントを Google classroomから提出してもらいます。各回のリアクションコメントは授業参画度を評価する重要な提出物なので毎回提出すること．やむを得ない理由で対面授業に出席できない学生には，授業の録画動画をオンデマンドで視聴後，リアクションコメントを提出します．
※対面授業への対面参加が困難な学生への配慮について
対面授業に参加できない場合の要件を満たし、科目担当者が指定した方法で授業を受講し、課題等の提出によって評価する。なお、上記の対応を受ける場合には、所属学科への事前の申請および科目担当者に事前に相談をすること（不測の事態の場合には可能な限り早期に連絡すること）。
オフィスアワー ガイダンス時に連絡先のメールアドレスを伝えますので、何か質問等があれば、メールしてください。

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