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心理学理論と心理的支援

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令和3年度以降入学者 心理学理論と心理的支援
令和2年度以前入学者 心理学理論と心理的支援
教員名 石原 治
単位数    2 学年 1・2 開講区分 文理学部
科目群 社会福祉学科
学期 後期 履修区分 選択
授業の形態 対面授業と課題研究(期末試験)
Blackboard コースID︓土曜2限→20223966
授業概要 社会福祉士の国家試験科目「心理学理論と心理的支援」の受験対策講座である。
 本講義は大きく2つのテーマから構成される。
 まず第1は,「心理学」である。ここでは,心理学の基礎分野に含まれる人の心の基本的な仕組みと機能である,心理学の視点である,心理学の歴史と対象,心を探究する方法の発展,人の心の基本的な仕組みと機能である,心の生物学的基盤,感情・動機づけ・欲求,感覚・知覚,学習・行動,認知,知能・パーソナリティ,人の発達過程である,生涯発達,心の発達の基盤や日常生活と心の健康である,心の不適応,健康生成論などが含まれる。これらの心理学の基礎分野を平易に解説する。
 第2は,「心理的支援」である。ここでは,心理学の応用分野に含まれ心理学の理論を基礎としたアセスメントと支援の基本である,心理アセスメント,心理的支援の基本的技法,心理療法におけるアセスメントと介入技法の概要,心理の専門職などが含まれる。これら心理学の応用分野も広く浅く概説する。
 繰り返しになるが,心理学の基礎である「心理学」と応用の「心理的支援」という幅広い分野について,できる限りわかりやすく講義する。
授業のねらい・到達目標 心理学理論と心理的支援の国家試験の出題基準は下記の1~4である。

 国家試験の大項目の出題基準
  1.人の心理学的理解(「心理学」相当する)
  2.人の成長・発達と心理(発達の概念,「心理学」相当する) 
  3.日常生活と心の健康(ストレスとストレッサー,「心理学」相当する)
  4.心理的支援の方法と実際(「心理的支援」に相当する)

 上記の出題基準が示すように,心理学に関する領域はかなり広いが,それらの広い領域をすべて網羅するために,心理学の理論や専門用語などを平易に説明する。国家試験の過去問も時間の許す限り授業時間内でも紹介し,解説する。そして,心理学の重要な理論をきちんと理解し,専門用語や人名も確実に覚え,国家試験にも備える。
 以上,「心理学」と「心理的支援」についての心理学的な理解を深めるため,心理学のさまざまな捉え方や考え方を学び,心理学の知識を自分のものとして確実に習得するのがこの授業の到達目標である。さらには,この確固たる知識に基づき国家試験でも高得点が得られることも目標に加える。

 この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP2及びカリキュラムポリシーCP2に対応している。
 なお、新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では、この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP3,4及びカリキュラムポリシーCP3,4に対応している。
 ・既存の知識にとらわれることなく、物事を論理的・批判的に説明することができる。(A-3-2)
 ・社会や身近な環境に存在する福祉課題を発見し、専門的知識に基づいて説明することができる。(A-4-2)
授業の方法 (1)授業の形式:【講義】
(2)具体的な授業方法:教科書や配付資料を,書画カメラで提示しながら,説明する。
(3)授業内に期末試験を行う。
(4)対面で授業に参加できない学生の場合:Blackboardにオンデマンド教材(スライドおよび音声)を発信する。受講生はその教材を視聴し,学修すること。また,リアクションペーパーに記入し,対面授業終了時までにMailで送信する。
 試験日はBlackboardを通して試験問題を配信する。答案はBlackboardを通して配布するエクセルファイルに解答し,Mailで送信する(解答はスキャンしたPDFファイルか,写真による投稿も認める)。
履修条件 社会福祉士の国家試験受験者
授業計画
1 ガイダンス(社会福祉士受験のための心得,国家試験対策,心理学と心理的支援の学びかたおよびに教科書の「第1章 心理学の視点(1~17頁)ついて説明する)【対面授業】。
【事前学習】教科書の「第1章 心理学の視点(1~17頁)」を読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】教科書の「第1章 心理学の視点(1~17頁)」を復習すること。 (2時間)
2 心の生物学的基盤,感情・動機づけ・欲求を学ぶ【対面授業】。 (A-3-2)
【事前学習】 教科書の「第2章 人の心の基本的な仕組みと機能 第1節 心の生物学的基盤,第2節 感情・動機づけ・欲求(19~44頁)」を読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】教科書の「第2章 人の心の基本的な仕組みと機能 第1節 心の生物学的基盤,第2節 感情・動機づけ・欲求(19~44頁)」を復習すること。 (2時間)
3 感覚・知覚,学習・行動を学ぶ【対面授業】。 (A-3-2)
【事前学習】教科書の「第3節 感覚・知覚,第4節 学習・行動(45~63頁)」を読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】教科書の「第3節 感覚・知覚,第4節 学習・行動(45~63頁)」を復習すること。 (2時間)
4 認知,知能を学ぶ【対面授業】。 (A-3-2)
【事前学習】教科書の「第5節 認知,第6節 知能・パーソナリティ 1知能(64~78頁)」を読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】教科書の「第5節 認知,第6節 知能・パーソナリティ 1 知能(64~78頁)」を復習すること。 (2時間)
5 パーソナリティを学ぶ【対面授業】。 (A-3-2)
【事前学習】教科書の「2パーソナリティ(79~85頁)」を読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】教科書の「2パーソナリティ(79~85頁)」を復習すること。 (2時間)
6 社会のなかでの心理を学ぶ【対面授業】。 (A-3-2)
【事前学習】教科書の「第7節 社会のなかでの心理(86~97頁)」を読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】教科書の「第7節 社会のなかでの心理(86~97頁)」を復習すること。 (2時間)
7 生涯発達を学ぶ【対面授業】。 (A-3-2)
【事前学習】教科書の「第3章 人の心の発達過程 第1節 生涯発達(98~106頁)」を読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】教科書の「第3章 人の心の発達過程 第1節 生涯発達(98~106頁)」を復習すること。 (2時間)
8 心の発達の基盤を学ぶ【対面授業】。 (A-3-2)
【事前学習】教科書の「第2節 心の発達の基盤(107~123頁)」を読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】教科書の「第2節 心の発達の基盤(107~123頁)」を復習すること。 (2時間)
9 心の不適応,健康生成論を学ぶ(対面授業)。 (A-4-2)
【事前学習】教科書の「第4章 日常生活と心の健康(124~151頁)を読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】教科書の「第4章 日常生活と心の健康(124~151頁)を復習すること。 (4時間)
10 心理アセスメントを学ぶ【対面授業】。 (A-4-2)
【事前学習】教科書の「第5章 心理学の理論を基礎としたアセスメントと支援の基本 第1節 心理アセスメント(152~161頁)」を読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】教科書の「第5章 心理学の理論を基礎としたアセスメントと支援の基本 第1節 心理アセスメント(152~161頁)」を復習すること。 (2時間)
11 心理的支援の基本的技法を学ぶ【対面授業】。 (A-4-2)
【事前学習】教科書の「第2節 心理的支援の基本的技法(162~172頁)」および配布資料を読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】教科書の「第2節 心理的支援の基本的技法(162~172頁)」および配布資料を復習すること。 (2時間)
12 精神分析,認知行動療法を学ぶ【対面授業】。(A-4-2)
【事前学習】教科書の「第3節 心理療法におけるアセスメントと介入技法の概要 1 精神分析,2 認知行動療法(173~178頁)」および配布資料を読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】教科書の「第3節 心理療法におけるアセスメントと介入技法の概要 1 精神分析,2 認知行動療法(173~178頁)」および配布資料を復習すること。 (2時間)
13 応用行動分析,家族療法,ブリーフセラピー,動作法,対人関係療法,プレイセラピーを学ぶ【対面授業】。 (A-4-2)
【事前学習】教科書の「3 応用行動分析,4 家族療法,5 ブリーフセラピー,6 動作法,7 対人関係療法,8 プレイセラピー(178~192頁)」および配布資料を読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】教科書の「3 応用行動分析,4 家族療法,5 ブリーフセラピー,6 動作法,7 対人関係療法,8 プレイセラピー(178~192頁)」およびを配布資料を復習すること。 (2時間)
14 期末試験とその解説【課題研究】。
【事前学習】これまでの第1回~13回の内容の復習をすること。 (2時間)
【事後学習】解けなかった試験問題を再学修すること。 (2時間)
15 総括 これまでの復習,解説を行い,授業の理解を深める。国家試験の解説も行う【対面授業】。 (A-4-2)
【事前学習】これまでの第1回~14回の内容の復習をすること。 (2時間)
【事後学習】第15回および第1回~14回の内容の復習をすること。 (2時間)
その他
教科書 日本ソーシャルワーク教育学校連盟 『心理学と心理的支援 (最新 社会福祉士養成講座 精神保健福祉士養成講座)』 中央法規 2021年
参考書 授業中に適宜紹介する。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:授業内テストは期末試験を行い,その点数を評価する。(80%)、授業参画度:授業参画度はリアクションペーパーで評価する。(20%)
A-3、A-4の達成度は授業内の期末試験で判定する。
対面で授業に参加できない学生の場合:授業内の期末試験を受けられない場合,Blackboardを通して試験問題を配信する。答案はBlackboardを通して配布するエクセルファイルに解答し,Mailで送信する(解答はスキャンしたPDFファイルか,写真による投稿も認める)。
オフィスアワー 授業終了後,教室にて。もしくは,E-mailでも対応する(アドレス:[email protected])。

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