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令和2年度以降入学者 | 東京と東京人の社会学 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 東京と東京人の社会学 | ||||
教員名 | 後藤範章 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2・3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 社会学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | 対面授業を行います。ただし、遠隔授業になる場合はZoomを使っての同時双方向型(ライブ)授業とします。いずれにしても、授業時間割通り、毎週火曜日の4限「限定」です。毎回授業に参加できる人のみ受講を許可します。 BlackboardコースID:20223921 |
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授業概要 | 授業のテーマは、「集合的写真観察法に基づく『東京』と『東京人』の社会学的研究」です。「東京」と「東京人」に関わる合計30のテーマの中から毎回1つのテーマを取り上げ、掘り下げます。 |
授業のねらい・到達目標 | 日大社会学科後藤研究室が1994年度より取り組んでいる“写真で語る:「東京」の社会学”プロジェクトの成果(「集合的写真観察法」と称する独自のビジュアル・メソッドに基づく)を主たる素材として、「東京」と「東京人」の諸相を描き出し、社会学的に読み解くことが、この授業のねらいであり、到達目標です。学生-教員間及び学生間の双方向・多方向のやり取りを重ねながら展開します。少人数のグループを編成して議論すること(グループ・セッション)も行います。 本授業では、「自ら考える力」(A-4-3問題発見・解決力)を育むことを目標とし、とりわけ「脱常識」の観点から社会を考察し、現代社会を論理的・批判的に捉える社会学的な枠組みや方法を身につけていきます。 この科目は、文理学部(学士(社会学))のディプロマポリシーDP3及びカリキュラムポリシーCP3に対応しています。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 テーマに関連する作品群(画像)を映し出しながら授業を展開すると共に、学生-教員間及び学生間の双方向・多方向のやり取り(意見表明・交換)にもたっぷりと時間(30分ほど)を配分します。履修生の発言力を磨くこと(自分の考えを言語化し人前で堂々と論理的で説得力のある発言ができるようになる訓練)も実践するので、履修者があまり多くならないことを期待します。なお、教材は、文理学部のLMS(Blackboard)にも上げるようにします。BbのコースID:20223921 授業内で課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。 日本に入国できない留学生など対面授業への参加が困難な人には、事前に申請が認められた場合、個別に指示します。 |
履修条件 | 上記した通り、毎週火4限に開講する対面または同時双方向型の授業に参加できる人だけに受講を認めます。なお、「都市と地域の社会学」(基本科目)で学んだ内容が本講(応用科目)での理論的・方法論的な土台となるので、「都市と地域の社会学」→「東京と東京人の社会学」という流れで履修することが望ましいでしょう。また、後藤が担当する「芸術社会学」(前期の木4限)及び「ビジュアル社会学」(後期の木4限)とも相互に関連性を有するので、シラバスを参照して興味関心を抱いた人はこれらの科目もぜひどうぞ。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス:授業の構成と進め方、課題レポート、成績評価の仕方などについての詳しい説明 (第1回~15回:A-3-2) 【事前学習】掲げられているテーマに関して幅広く情報収集して検討を加え、自分なりに考えをまとめておくこと (2時間) 【事後学習】授業を振り返り、理解が及んでいないことを補うこと (2時間) |
2 |
ビジュアル・メソッドと社会学的想像力 ―「見る」ことと「調べる」ことと「物語る」こと―
【事前学習】掲げられているテーマに関して幅広く情報収集して検討を加え、自分なりに考えをまとめておくこと (2時間) 【事後学習】授業を振り返り、理解が及んでいないことを補うこと (2時間) |
3 |
コロナ禍の「東京」現象 ―「東京性」の現れ方―
【事前学習】掲げられているテーマに関して幅広く情報収集して検討を加え、自分なりに考えをまとめておくこと (2時間) 【事後学習】授業を振り返り、理解が及んでいないことを補うこと (2時間) |
4 |
駅と鉄道が生み出す「東京」現象 ―鉄道交通依存都市「東京」―
【事前学習】掲げられているテーマに関して幅広く情報収集して検討を加え、自分なりに考えをまとめておくこと (2時間) 【事後学習】授業を振り返り、理解が及んでいないことを補うこと (2時間) |
5 |
街の拡張・重層化の合理性と正当性 ―地上+天上+地下+湾岸/水辺=歪んだTOKIO―
【事前学習】掲げられているテーマに関して幅広く情報収集して検討を加え、自分なりに考えをまとめておくこと (2時間) 【事後学習】授業を振り返り、理解が及んでいないことを補うこと (2時間) |
6 |
集合的な記憶や表象 ―痕跡と形象―
【事前学習】掲げられているテーマに関して幅広く情報収集して検討を加え、自分なりに考えをまとめておくこと (2時間) 【事後学習】授業を振り返り、理解が及んでいないことを補うこと (2時間) |
7 |
シンボルとランドマーク ―有名/無名建造物の隠喩―
【事前学習】掲げられているテーマに関して幅広く情報収集して検討を加え、自分なりに考えをまとめておくこと (2時間) 【事後学習】授業を振り返り、理解が及んでいないことを補うこと (2時間) |
8 |
宣伝・広告・イベントから消費へ ―人をその気にさせる/動かす/惑わす/騙す社会装置―
【事前学習】掲げられているテーマに関して幅広く情報収集して検討を加え、自分なりに考えをまとめておくこと (2時間) 【事後学習】授業を振り返り、理解が及んでいないことを補うこと (2時間) |
9 |
「東京人」らしい都会的生活様式 ―「東京」の社会環境と作法―
【事前学習】掲げられているテーマに関して幅広く情報収集して検討を加え、自分なりに考えをまとめておくこと (2時間) 【事後学習】授業を振り返り、理解が及んでいないことを補うこと (2時間) |
10 |
舞台としての「東京」 ―身体性とパフォーマティビティ―
【事前学習】掲げられているテーマに関して幅広く情報収集して検討を加え、自分なりに考えをまとめておくこと (2時間) 【事後学習】授業を振り返り、理解が及んでいないことを補うこと (2時間) |
11 |
「見ること」と「見られること」と「魅せること」 ―まなざしの相互作用―
【事前学習】掲げられているテーマに関して幅広く情報収集して検討を加え、自分なりに考えをまとめておくこと (2時間) 【事後学習】授業を振り返り、理解が及んでいないことを補うこと (2時間) |
12 |
奇妙奇天烈・摩訶不思議・奇想天外な社会風景 ―透けて見える「東京性」―
【事前学習】掲げられているテーマに関して幅広く情報収集して検討を加え、自分なりに考えをまとめておくこと (2時間) 【事後学習】授業を振り返り、理解が及んでいないことを補うこと (2時間) |
13 |
セントラリティとローカリティとグローバリティ ―せめぎ合いと紡ぎ合い―
【事前学習】掲げられているテーマに関して幅広く情報収集して検討を加え、自分なりに考えをまとめておくこと (2時間) 【事後学習】授業を振り返り、理解が及んでいないことを補うこと (2時間) |
14 |
管理と監視と誘導と忖度と ―見えにくい「権力」作用―
【事前学習】掲げられているテーマに関して幅広く情報収集して検討を加え、自分なりに考えをまとめておくこと (2時間) 【事後学習】授業を振り返り、理解が及んでいないことを補うこと (2時間) |
15 |
前半:確認テスト。後半:テストの解説と授業の振り返り・総まとめ
【事前学習】掲げられているテーマに関して幅広く情報収集して検討を加え、自分なりに考えをまとめておくこと (2時間) 【事後学習】授業を振り返り、理解が及んでいないことを補うこと (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 適宜紹介する。 |
参考書 | キャロライン・ノウルズほか(後藤範章完訳) 『ビジュアル調査法と社会学的想像力-社会風景をありありと描写する-』 ミネルヴァ書房 2012年 第1版 日本社会学会 『社会学評論第237号 (特集:「見る」ことと「聞く」ことと「調べる」こと-社会学理論と方法の視聴覚的編成-)』 有斐閣 2009年 倉石忠彦ほか編 『現代都市伝承論』 岩田書院 2005年 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(20%)、授業内テスト(40%)、授業参画度(40%) 第15回の授業内で実施する確認テスト40%、レポート(1回)20%、授業参画度(授業での発⾔やコメントシートなど)40%として、成績評価を行います。これらの得点(100点満点の素点)に加算する「特別加算レポート」を課すことがあります。なお、確認テストを受けられない場合は、事前にメールで理由を後藤に伝えて下さい。考慮すべき「特別な事情」に該当する場合のみ、代替のレポート課題を出します。 以上を踏まえ、A-4-3(問題発見・解決力)の修得状況を評価します。 対面授業に参加できない場合の成績評価については、別途授業内で説明します。 |
オフィスアワー | 質問や個別の相談に関しては、火5限に社会学科後藤研究室で対応します。まず、メールを[email protected]宛に送って下さい。 |
備考 | 「東京」のありようや「東京人」の生態に興味・関心(不思議)を抱いている学生、「東京」や「東京人」の社会学的研究を志す学生には、ぜひ受講して欲しいと思います。また、後藤研究室に所属する学部生(ゼミ生)で本授業の未履修者は、研究を行う上での理論的・方法論的な土台を固めるために、早い段階で必ず履修するようにして下さい。 |