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令和元年度以前入学者 | 卒業ゼミ2 | ||||
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教員名 | 平井和之 | ||||
単位数 | 4 | 学年 | 4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 中国語中国文化学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 対面授業。但し対面授業不参加を文理学部が了承・許可している者に限り同時双方向型オンライン授業への出席を認める。なお新型コロナウイルス感染状況によっては変更があり得る。 BlackboardコースID:20223753 |
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授業概要 | 現代中国語の文法・語彙・発音に関する諸問題,乃至は日本語母語話者に対する中国語教育に関する諸問題をテーマとする卒論執筆のため,学術文献を正確に読めるよう,また電子コーパス等を利用できるよう指導し,最終的に卒論に相応しい論文を完成する。 |
授業のねらい・到達目標 | ①語学論文において言語事実の持つ重要性を知ることができる。 ②言語事実収集の手段,またその一つとして電子コーパスの利用法を知ることができる。 ③中国語学研究でよく用いられる電子コーパスには何があるかを知ることができる。 ④文字コードについて知ることができる。 ⑤テキストファイルの検索,特に正規表現を用いた検索ができる。 ⑥学術論文を批判的に読むことができる。 ⑦術論文の具体的な執筆方法とその過程を知ることができる。 ・学修活動において、他者と連携して協働し、協働者の力を引き出し、リーダーシップを発揮することができる(A-7-4)。 ・学修の振り返りを行い、自他の評価を分析し、より良い学びに結び付けることができる(A-8-4)。 この科目は文理学部(学士(文学))のDP及びCPの7,8に対応しています。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 授業内容は主に以下の通りである。但し卒論は自分自身で執筆するものであり,教員は基本的には執筆上のアドバイスを与えることしかできないということを理解しておくべきである。 ①語学論文執筆における言語事実収集の意義。 ②言語事実収集手段の一としての電子コーパスの利用。 ③中国語学研究に活用し得る電子コーパスにはどのようなものがあるか。 ④中国語テキストファイルで用いられる文字コードにはどのようなものがあるか。 ⑤Unicode,UTF-8,UTF-16とは何か。 ⑥エディターを用いたテキストファイルの検索方法。 ⑦正規表現とは何か,如何にして正規表現を用いて検索するか。 ⑧CCL,BCCとは何か,如何に利用するか。 ⑨学術論文の読み方。 ⑩卒業ゼミ1で作成した文献目録の中から重要な文献を選んで講読する。その他卒論テーマに必要な文献を講読する。 ⑪論文の構成の立て方。 ⑫卒論執筆の進捗状況を口頭発表する。 ⑬卒論の予稿を作成し口頭発表する。 ⑭卒論を完成する。 提出された卒論はその内容に基づき卒業論文口述試験を行った後返却する。 本授業の事前・事後学習は合わせて10時間の学習を目安とする。 |
履修条件 | 卒業ゼミ1を修得済みであること。 |
授業計画 | |
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1 |
電子コーパスの利用法(1)
【事前学習】Unicodeが扱え,且つ検索機能を持つエディターを入手しておく。 (5時間) 【事後学習】指定された語句をエディターの検索機能を用いて既存の電子コーパスから検索する。 (5時間) |
2 |
電子コーパスの利用法(2)
【事前学習】正規表現について調べておく。 (4時間) 【事後学習】既存の電子コーパスからエディターの検索機能を用いて,「形容詞の重ね型」,「疑問詞の呼応表現」を探す (6時間) |
3 |
電子コーパスの利用法(3)
【事前学習】CCL及びBCCへのアクセス方法を知っておく。 (4時間) 【事後学習】指定された語句及びパターンをCCL及びBCCから検索する。 (6時間) |
4 |
中間発表:先行研究と問題点 収集した先行研究の到達点と不足点を報告し,それに対して出された意見に基づいて自分が卒論で解決すべき問題点をより明確にする(A-7-4)。 【事前学習】自分のテーマに関して,先行研究でどこまで明らかにされているかを発表できるようにしておく。 (7時間) 【事後学習】自分の卒論で得られるであろう新たな知見は何かを再考する。 (3時間) |
5 |
文献講読(1)
【事前学習】卒業ゼミ1で作成した文献目録の中から,精読が必要な文献を選んでおく。 (7時間) 【事後学習】講読を通じて新たに分かった点,疑問が残る点を整理する。 (3時間) |
6 |
文献講読(2)
【事前学習】前回講読した文献の続きを読んでおく。 (7時間) 【事後学習】講読を通じて新たに分かった点,疑問が残る点を整理する。 (3時間) |
7 |
文献講読(3)
【事前学習】前回講読した文献の続きを最後まで読んでおく。 (6時間) 【事後学習】講読した文献の内容を整理して提出する。 (4時間) |
8 |
文献講読(4)
【事前学習】卒業ゼミ1で作成した文献目録の中から,精読が必要な文献をさらにもう1篇選んでおく。 (7時間) 【事後学習】講読を通じて新たに分かった点,疑問が残る点を整理する。 (3時間) |
9 |
文献講読(5)
【事前学習】前回講読した文献の続きを読んでおく。 (6時間) 【事後学習】講読を通じて新たに分かった点,疑問が残る点を整理する。 (4時間) |
10 |
文献講読(6)
【事前学習】前回講読した文献の続きを最後まで読んでおく。 (6時間) 【事後学習】講読した文献の内容を整理して提出する。 (4時間) |
11 |
中間発表:卒論の構成 卒論の本格的な執筆の前にまず自分が思い描く卒論のアウトラインを報告し,それに対して出された意見や提案に基づいて,如何にすれば自分の卒論に説得力を持たせることができるかを明確にする(A-7-4)。 【事前学習】自分の卒論の構成を発表できるようにしておく。 (5時間) 【事後学習】指摘を受けた問題点を修正し,卒論の章立てを確定する。 (5時間) |
12 |
初稿準備
【事前学習】確定した章立てに従って,各章の概要を報告できるようにしておく。 (3時間) 【事後学習】指摘を受けた問題点を修正し,初稿の執筆を進める。 (7時間) |
13 |
中間発表:初稿 卒論完成に向けてまず初稿を発表し,それに対して出された意見や提案から納得いくものを取り入れて,より完成度の高い論文を目指す(A-8-4)。 【事前学習】卒論の初稿を発表できるようにしておく。 (6時間) 【事後学習】指摘を受けた問題点を修正する。 (4時間) |
14 |
中間発表:修正稿 修正意見や提案を取り入れた卒論修正稿を発表し,再度出された意見や提案から納得いくものを取り入れて,より完成度の高い論文を目指す(A-8-4)。 【事前学習】卒論の修正稿を発表できるようにしておく。 (6時間) 【事後学習】指摘を受けた問題点を修正する。 (4時間) |
15 |
最終発表:再修正稿 再修正意見や提案を取り入れた卒論再修正稿を発表し,再々度出された意見や提案から納得いくものを取り入れて,卒論の最終完成を目指す(A-8-4)。 【事前学習】卒論の再修正稿を発表できるようにしておく。 (1時間) 【事後学習】①指摘を受けた問題点を修正し,提出用の最終稿を作成して提出する。②「卒業論文口述試験」に向けて準備する。 (9時間) |
その他 | |
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教科書 | 必要に応じてプリントを配布する。 |
参考書 | 各自のテーマに即して個別に指示する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(100%) 卒論の内容によって評価する。 対面授業不参加を文理学部が了承・許可している者についても基本的に上記に準ずるが、別途独自のテストや課題等を課することがあり得る。 |
オフィスアワー | 水曜日3時限、但し対面授業不参加を文理学部が了承・許可している者は上記時間内に質問事項を「[email protected]」宛にEmailで送信すること。 |