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令和元年度以前入学者 | 書道史2 | ||||
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教員名 | 金子馨 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | 対面授業(一部遠隔授業あり、遠隔授業の場合はBlackboardを通じたオンデマンド型)で実施します。 Blackboard コースID:20221699 |
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授業概要 | 日本書道史上の名跡を取り上げて、漢字の伝来から近代の書まで、各時代の特徴を捉えながら日本の書について授業を行います。また、学芸員経験をもとに、作品を鑑賞する上で必要な知識やその方法についても解説します。 |
授業のねらい・到達目標 | 日本書道史における能書や名跡、特筆すべき事項をおさえて日本書道史の通史(流れ)を理解する。 中国書道史との関係性も考えながら、各時代の書の特徴を具体的に説明できる。 作品鑑賞の知識や方法を身につけるとともに、作品を分類したり、比較・分析したりして、自分の考えが述べられる。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 教科書に加えて、PowerPointを用いて基本事項を説明します。レポート等の作成や確認小テストなども適宜実施します。レポートや小テストについては、翌週の授業で解説・全体講評を行います。 *対面授業に参加できない場合:対面授業終了後、BlackBoardを通じて基本事項を解説した学習資料を配信します。対面授業に参加できない場合は、それらを学習の上、各回指示する課題(レポートなど)に取り組み、Blackboardに記載している期日までに課題を提出してください。レポートや確認小テストについては、それぞれ次回の配信資料にて解説・全体講評を行います。その他、提出されたレポートは添削して個々に返却します。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する)【対面】
【事前学習】シラバスや教科書を確認した上で、疑問点や不明点をノートにまとめておく。 (1時間) 【事後学習】教科書の序章や授業で配布した論文を通読した上で、要点をまとめ、自分の考えをレポートにまとめる。 (2時間) |
2 |
作品の装丁と取り扱いについて【対面】
【事前学習】教科書のコラム2・3を通読した上で、「装丁」について要点を整理し、疑問点や不明点をノートにまとめておく。 (1時間) 【事後学習】授業で配布した資料を通読し、紹介した動画を視聴した上で、作品の「装丁」や取り扱い方法についてレポートにまとめる。 (3時間) |
3 |
作品の鑑賞の方法について【対面】
【事前学習】学習指導要領や教科書の序章を通読した上で、「鑑賞」について要点を整理し、疑問点や不明点をノートにまとめておく。 (1時間) 【事後学習】NHK高校講座「書道Ⅰ」(第17回)を視聴した上で、授業を振り返り、「鑑賞」の方法について自分の意見をレポートにまとめる。 (3時間) |
4 |
漢字の伝来 古代・飛鳥時代の書について【対面】
【事前学習】教科書の第1章(古代・飛鳥時代)を通読した上で、要点を整理し、疑問点や不明点をノートにまとめておく。 (1時間) 【事後学習】授業で配布した資料を通読した上で、「古代・飛鳥時代の書」について自分の意見をレポートにまとめる。また、参考文献によって、より多くの名跡を鑑賞し、知見を広げる。 (3時間) |
5 |
奈良時代の書について【対面】
【事前学習】教科書の第2章(奈良時代)を通読した上で、要点を整理し、疑問点や不明点をノートにまとめておく。 (1時間) 【事後学習】授業で配布した資料を通読した上で、「奈良時代の書」について自分の意見をレポートにまとめる。また、参考文献によって、より多くの名跡を鑑賞し、知見を広げる。 (3時間) |
6 |
平安時代前期の書について 三筆を中心に【対面】
【事前学習】教科書の第2章(平安時代前期)を通読した上で、要点を整理し、疑問点や不明点をノートにまとめておく。 (1時間) 【事後学習】授業で配布した資料を通読した上で、「平安時代前期の書」について自分の意見をレポートにまとめる。また、参考文献によって、より多くの名跡を鑑賞し、知見を広げる。 (3時間) |
7 |
平安時代中期の書について 三蹟を中心に【対面】
【事前学習】教科書の第3章(平安時代中期)を通読した上で、要点を整理し、疑問点や不明点をノートにまとめておく。 (1時間) 【事後学習】授業で配布した資料を通読した上で、「平安時代中期(三蹟)の書」について自分の意見をレポートにまとめる。また、参考文献によって、より多くの名跡を鑑賞し、知見を広げる。 (3時間) |
8 |
平安時代後期の書について【対面】
【事前学習】教科書の第4章(平安時代後期)やコラムを通読した上で、要点を整理し、疑問点や不明点をノートにまとめておく。 (1時間) 【事後学習】授業で配布した資料を通読した上で、「平安時代後期の書」について自分の意見をレポートにまとめる。また、参考文献によって、より多くの名跡を鑑賞し、知見を広げる。 (3時間) |
9 |
古筆について【対面】
【事前学習】教科書のコラム4・5・6を通読した上で、「古筆」について要点を整理し、疑問点や不明点をノートにまとめておく。 (1時間) 【事後学習】授業で配布した資料を通読した上で、「古筆」について自分の意見をレポートにまとめる。また、参考文献によって、より多くの名跡を鑑賞し、知見を広げる。 (3時間) |
10 |
鎌倉時代の書について【対面】
【事前学習】教科書の第5章(鎌倉時代)を通読した上で、要点を整理し、疑問点や不明点をノートにまとめておく。 (1時間) 【事後学習】授業で配布した資料を通読した上で、「鎌倉時代の書」について自分の意見をレポートにまとめる。また、参考文献によって、より多くの名跡を鑑賞し、知見を広げる。 (3時間) |
11 |
南北朝時代・室町時代の書について【対面】
【事前学習】教科書の第6章(南北朝・室町時代)を通読した上で、要点を整理し、疑問点や不明点をノートにまとめておく。 (1時間) 【事後学習】授業で配布した資料を通読した上で、「南北朝・室町時代の書」について自分の意見をレポートにまとめる。また、参考文献によって、より多くの名跡を鑑賞し、知見を広げる。 (3時間) |
12 |
安土桃山時代の書、江戸時代前期の書について【対面】
【事前学習】教科書の第7章(安土桃山・江戸時代前期)を通読した上で、要点を整理し、疑問点や不明点をノートにまとめておく。 (1時間) 【事後学習】授業で配布した資料を通読した上で、「安土桃山・江戸時代前期の書」について自分の意見をレポートにまとめる。また、参考文献によって、より多くの名跡を鑑賞し、知見を広げる。 (3時間) |
13 |
江戸時代中期・後期の書について【対面】
【事前学習】教科書の第8章(江戸時代中期・後期)を通読した上で、要点を整理し、疑問点や不明点をノートにまとめておく。 (1時間) 【事後学習】授業で配布した資料を通読した上で、「江戸時代中期・後期の書」について自分の意見をレポートにまとめる。また、参考文献によって、より多くの名跡を鑑賞し、知見を広げる。 (3時間) |
14 |
明治時代以降の書について【対面】
【事前学習】教科書の第9章(明治・大正・昭和時代)を通読した上で、要点を整理し、疑問点や不明点をノートにまとめておく。 (1時間) 【事後学習】授業で配布した資料を通読した上で、「新しい書表現」について自分の意見をレポートにまとめる。また、参考文献によって、より多くの名跡を鑑賞し、知見を広げる。 (3時間) |
15 |
到達度の確認(テスト)とその解説、まとめ(振り返り)【対面】
【事前学習】教科書を通読したり、授業資料やノートを振り返ったりして日本書道史について考えをまとめておく。 (3時間) 【事後学習】教科書や授業資料等を振り返り、疑問点や誤りを確認する。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 名児耶明監修 『決定版 日本書道史』 芸術新聞社 2009年 |
参考書 | 小松茂美編 『二玄社版 日本書道辞典』 二玄社 1987年 書学書道史学会編 『日本・中国・朝鮮 書道史年表事典』 萱原書房 2005年 下中直也、下中彌三郎編 『書道全集』 平凡社 1968年 小松茂美編 『日本書蹟大鑑』 講談社 1980年 小松茂美編 『日本の書』 中央公論社 1983年 e国宝(https://emuseum.nich.go.jp/) ColBase(https://colbase.nich.go.jp/) NHK高校講座「書道Ⅰ」(http://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/shodou/) 上記以外、授業内に適宜紹介します。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:学期末レポートでは、求めるテーマと内容を見て評価します。(30%)、授業内テスト:習熟度テストの結果をもとに評価します。(50%)、授業参画度:毎時間の小レポートでは、求めるテーマと内容、理解度を見て総合的に評価します。(20%) *対面授業に参加できない場合:各回指示する課題(レポートなど)、および学期末レポートもとに総合的に評価します。また、BlackBoardのテストやアンケート機能を用いて習熟度の確認を行います。 |
オフィスアワー | メールやBlackboardを用いて、質疑応答を行います。 メールアドレスは初回の授業時にお知らせします。 |