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書道(篆刻)

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令和2年度以降入学者 書道(篆刻)
令和元年度以前入学者 書道8
教員名 滑田一輝
単位数    1 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 後期 履修区分 必修
授業の形態 対面授業を基本とする。対面授業を受講できない場合Blackboard等を用いたオンデマンド教材にて授業内容を確認する。
BlackboardコースID:20224676
授業概要 篆書書法・篆刻技法の基礎から発展的な内容に習熟する。素材となる篆書について、文字の成り立ちや字形の変遷等について理解する。
授業のねらい・到達目標 篆書・篆刻表現に習熟し、篆刻三法(字法・章法・刀法)の向上を図り自用印等を制作する。篆書各体の様式と特質を把握し、刻印における表現技法を身に付ける。
その上で、高等学校芸術科書道における篆刻の指導法を探求する。"

この科目は、文理学部(学士)のデプロマポリシーDP2,4,7及びカリキュラムポリシーCP2,4,7に対応している。
・日本文学・日本語学研究を学びながら、それらと深く関わる世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状および相互関係を,自己の世界観をもって説明できる。(A-2-2)
・日本文学・日本語学研究に関わる問題の意味を理解し,助言を受けて複数の解決策を提示し説明できる。(A-4-2)
・日本文学・日本語学研究の実践的なスキルを身につけながら、集団の活動において,より良い成果を上げるために,お互いを尊重することができる。(A-7-2)
授業の方法 授業の形式:【実技】
実技を伴う内容の為、対面での参加が望ましい。各回の授業の内容をリモートで確認できるようオンデマンド方式を採用する。必要な用具の購入にはゼロから揃えると5000円以上かかる。所持品の使用可、書道室の道具を対面授業時には貸し出し可。リモート時、自宅で課題を行う場合には一式の道具が必要となる。
授業計画
1 「対面授業」ガイダンス(篆書・篆刻・用具用材について、授業進行法の説明)
【事前学習】シラバスをよく読み、授業全体の流れを理解しておくこと。 (1時間)
【事後学習】篆書・篆刻についての知識を復習し、授業内容の理解を深めておくこと。 (1時間)
2 「対面授業」篆書実習 小篆を半紙に臨書、説文解字と六書について
【事前学習】小篆について調べ、小篆の古典・名筆にどのようなものがあるか調べておくこと。 (1時間)
【事後学習】篆書の用筆法を復習し、授業内容の理解を深めておくこと。 (時間)
3 「対面授業」篆書実習 金文を半紙に臨書、小篆と先秦文字の差異を理解し篆書筆法の向上を図る。
【事前学習】小篆以前の先秦文字(甲骨・金文・大篆等)について調べ、概要を把握しておくこと。 (1時間)
【事後学習】小篆以前の幅広い篆法について復習し、授業内容の理解を深めておくこと。 (1時間)
4 「対面授業」検字表(姓名)作成①殷周時代の文字
【事前学習】殷周時代の文字について概要を把握しておくこと。 (1時間)
【事後学習】甲骨文・金文等の篆書の字形・字源等、その様態について理解を深めておくこと。 (1時間)
5 「対面授業」検字表(姓名)作成②春秋戦国時代の文字
【事前学習】春秋戦国時代の文字について概要を把握しておくこと。 (1時間)
【事後学習】春秋戦国時代の列国における文字の訛変について復習しておくこと。 (1時間)
6 「対面授業」検字表(姓名)の作成③秦漢時代の文字
【事前学習】秦漢時代の文字について概要を把握しておくこと。 (1時間)
【事後学習】始皇帝による文字統一後の篆書の変遷について理解を深めておくこと (1時間)
7 「対面授業」篆刻実習 自用印の制作(選文・デッサン)
【事前学習】検字表を元に印稿デッサンを用意すること。 (1時間)
【事後学習】用印法について復習しておくこと。 (1時間)
8 「対面授業」篆刻実習 自用印の制作(印稿・布字)
【事前学習】印稿を完成させておくこと 。 (1時間)
【事後学習】印面への布字を完成させておくこと。 (1時間)
9 「対面授業」篆刻実習 自用印の制作(奏刀・補刀・鈐印・完成まで)
【事前学習】完成に向けて奏刀の準備をしておくこと。 (1時間)
【事後学習】授業で学んだ技法の復習、時間内に終わらなかった課題を進めておくこと。 (1時間)
10 「対面授業」篆刻実習 自由創作(選文~印稿)
【事前学習】前回までの技法を応用し課題に用いる題材を選定しておくこと。 (1時間)
【事後学習】授業で学んだ技法の復習、授業時間内に終わらなかった課題を進めておくこと。 (1時間)
11 「対面授業」篆刻実習 自由創作(布字~奏刀)
【事前学習】印稿を完成させ布字の準備をしておくこと (1時間)
【事後学習】授業で学んだ技法を復習、授業時間内に終わらなかった課題を進めておくこと。 (1時間)
12 「対面授業」篆刻実習 自由創作(補刀~完成まで)
【事前学習】完成に向けて補刀の準備をしておくこと。 (1時間)
【事後学習】授業で学んだ技法を復習、授業時間内に終わらなかった課題を進めておくこと。 (1時間)
13 「対面授業」篆刻実習 側款の刻法(先人の側款鑑賞・自刻印に側款刻入)
【事前学習】授業内で制作した印を完成させて持参すること。 (1時間)
【事後学習】先賢名家による側款について復習しておくこと。 (1時間)
14 「対面授業」篆刻実習 側款の採拓
【事前学習】これまで作成した刻印に側款を入れておくこと。 (1時間)
【事後学習】採拓技法の復習をしておくこと。 (1時間)
15 「対面授業」印譜作成・総括
【事前学習】印譜作成の為、制作した刻印を印箋に鈐印・採拓をしておくこと。 (1時間)
【事後学習】今までの授業で得た篆刻に関連する技法・知識を復習 しておくこと。 (1時間)
その他
教科書 使用しない
参考書 西川寧 『書道講座〈6〉篆刻』 二玄社 1973年
河野隆 『プロが教える篆刻まるわかりハンドブック』 2012年
綿引滔天 『総合 篆書大字典』 二玄社 2010年
その他、授業にて提示
成績評価の方法及び基準 授業参画度:課題作品の提出状況・技法の習熟度を評価の対象にする。対面授業に参加できない場合、同様の課題をBlackboardを通して提出し評価の対象とする。半紙課題2種。検字表。刻印課題2種を予定。(100%)
オフィスアワー 講義終了後教室にて、Blackboard・メールにて適宜受け付ける。

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