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数学科教育法Ⅳ

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令和2年度以降入学者 数学科教育法Ⅳ
令和元年度以前入学者 数学科教育法Ⅳ
教員名 山崎浩二
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 後期 履修区分 選択
授業の形態 対面授業(15回) 
BlackboardのコースID:20224646
2022数学科教育法Ⅳ(山崎浩二・後・火4)
授業概要 本授業は、3つの数学科教育法の最終講座にあたるもので、中・高等学校の数学科の教員を目指す学生にとって、数学教育の理論的・実践的な内容を総括するものである。教育実習を控え、自身の数学科教員としての指導力を見据え、数学科教員免許取得に際してより深い指導内容・方法・評価のあり方を考察するために位置づけられている。数学科教育法Ⅰ・Ⅱの内容をふまえ、数学科の授業について、その目的・指導内容・指導方法さらには評価についての総括的な学習を目指し、望ましい数学の授業づくりを構想できるようにすることを目的とする。
授業のねらい・到達目標 <授業のねらい・到達目標>
本授業の目的は、主として以下の3つである。
① 数学科教員としての自身の現状を捉え、その課題を明確にすること。
② 数学の授業づくり(指導内容・指導方法・評価など)について、実地的な見地からより深く考察すること。
③ ICTなどの情報機器を活用した、数学の専門的な指導について考察すること。
 到達目標については、以下のとおりである。
① 教育実習での指導を構想し、数学科教員としての課題を明確にすることができる。
② 数学的活動を通して、数学的に考える力を育む資質・能力を育てるための授業づくりのあり方について理解しようとする。
③ ICTなどの情報機器を活用した数学の指導のあり方について理解するとともに、機器の取扱いを習得する。

<ディプロマポリシーとの関係>
この科目は卒業単位には無関係です。
授業の方法 授業の方法【講義・演習】
講義・文献調査・グループ演習・課題レポートを中心に、以下の5つの方法に基づき、望ましい算数・数学の授業づくりを構想していく。
① 教育実習を見据え、自身の数学科教員としての課題を明確にする。
② 大規模な国内外の調査研究(TIMSS、OECD-PISA、全国学力・学習状況調査など)を基に、生徒の学力・学習状況の現況と課題を捉える。
③ 新学習指導要領などに基づく数学の授業づくりのあり方(数学的活動、評価規準などをもとに生徒の数学の学習状況を把握など)を中心に、文献研究を中心に考察していく。
④ ICT機器などの活用した数学の指導のあり方について、実地的に考察する。
⑤ 自身の数学科教員としての将来の授業像を構想する。
あわせて,実際の教員経験をもとに,数学教育学について学修していく上で,主要な教科内容と教科指導法についての基礎的知識や概要について解説する。
本授業の事前・事後学習は各々2時間の学修を目安とする。

本授業は対面授業で行なうが、止むを得ぬ事由において Zoom での参加を希望する場合は【理由書】を提出し担当教員の許可を得ること。
ただし、コミュニケーションの必要性から,原則として,ビデオをオンにした状態で参加すること。
履修条件 数学科教育法Ⅰ・Ⅱ・Ⅲを履修済みであることが望ましい。
授業計画
1 中学校・高等学校における関数領域の学習内容を概観し、関数を学ぶことの意義について考察できる。【対面授業】
【事前学習】事前に中学校学習指導要領解説を入手し,目を通しておく。 (2時間)
【事後学習】第1回講義ノートを整理しておくこと。 (2時間)
2 中学校・高等学校における関数領域の学習内容について考察し、関数を学ぶことの意義について考察できる。【対面授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第2回講義ノートを整理しておくこと。 (2時間)
3 中学校・高等学校におけるデータの活用領域の学習内容を概観し、統計を学ぶことの意義について考察できる。学習の過程を一層重視した数学の授業について理解できる。【対面授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第3回講義ノートを整理しておくこと。 (2時間)
4 中学校・高等学校におけるデータの活用領域の学習内容について考察し、統計を学ぶことの意義について考察できる。数学的に考える力を育む授業の意義とその必要性について理解できる。【対面授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第4回講義ノートを整理しておくこと。 (2時間)
5 数学の教材研究・授業研究の意義について理解できる。【対面授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第5回講義ノートを整理しておくこと。 (2時間)
6 問題解決の授業の考察し、数学的活動に基づく、数学の問題解決過程の意味について調べ、その指導のあり方について理解できる。特に、タブレットなどのICT機器を活用した授業の可能性についても言及できる。【対面授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第6回講義ノートを整理しておくこと。 (2時間)
7 問題解決の授業の考察し、(数学的活動に基づく、数学の問題解決の授業を設計し、具体的に提案できる。特に、タブレットなどのICT機器を活用し、授業の授業を設計できる。【対面授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第7回講義ノートを整理しておくこと。 (2時間)
8 多面的・多様な考えを生かす授業の意義とその必要性について理解できる。【対面授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第8回講義ノートを整理しておくこと。 (2時間)
9 数学的な表現力を重視した授業の意義とその必要性について理解できる。【対面授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第9回講義ノートを整理しておくこと。 (2時間)
10 数学と社会・文化のつながりを重視した授業のあり方について理解できる。また、タブレットなどのICT機器を活用した授業の可能性についても言及できる。【対面授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第10回講義ノートを整理しておくこと。 (2時間)
11 数学を学ぶ意義を重視した授業のあり方について理解できる。【対面授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第11回講義ノートを整理しておくこと。 (2時間)
12 数学科の評価の意義とその具体的な活動のあり方について考察し、指導と評価の一体化の意味について理解できる。【対面授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第12回講義ノートを整理しておくこと。 (2時間)
13 学習指導案の設計とその実際について考察し、これまでの講義等の内容を踏まえ、学習指導案を作成し、模擬授業を通して考察を深めることができる。【対面授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第13回講義ノートを整理しておくこと。 (2時間)
14 作成した学習指導案に基づく模擬授業等を通して、数学の指導と評価の一体化とその実際について理解できる。【対面授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第14回講義ノートを整理しておくこと。 (2時間)
15 事前に提示した数学教育に関する課題について,質疑応答及びフィードバックを行い、これまでの内容を省察できる。【対面授業】
【事前学習】これまでの内容について復習し,提示された課題に取り組むこと。 (2時間)
【事後学習】フィードバックされた内容を確かめておくこと。 (2時間) (2時間)
その他
教科書 文部科学省 『中学校学習指導要領解説数学編』 2018年 第1版
文部科学省 『高等学校学習指導要領解説数学編』 2018年
参考書 國宗進・水谷尚人・山崎浩二編 『算数・数学科 小中連携の新しい図形指導』 明治図書 2022年
成績評価の方法及び基準 レポート(50%)、授業参画度(50%)
【授業参画度についての評価】 ・・・ 50点
・授業参加を積極的に行い、算数・数学の指導のあり方について理解し、各自の数学教育に対する意識を高めようとする。また、算数・数学の学習内容を深く考察するとともに、魅力ある授業づくりを考察しようとする。
※授業参画度は毎回のレスポンスおよび宿題の提出状況なども含めて評価する。
【課題・レポートについての評価】 ・・・ 50点
・授業内容に基づく課題・レポートについて、主として文献研究や授業研究などを通して深く考察し、自身の言葉で論ずることができる。
※遠隔参加でも対面参加と同様に評価する。
オフィスアワー ・原則的にe-mailでお願いします。来室の際には、事前に連絡をいただけると助かります。

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