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令和2年度以降入学者 | 国語科教育法Ⅲ | ||||
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令和元年度以前入学者 | 国語科教育法Ⅲ | ||||
教員名 | 野中潤 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | 対面授業(一部遠隔授業あり) 初等中等教育の現場で広く使われているGoogle Workspace for Education とロイロノートスクールを使用する。 また、遠隔授業を行う際は、ZoomまたはGoogle Meetを併用する。 なお、初回の授業についての連絡に際しては、Blackboardを使うことになるので、履修者は必ず登録しておくこと。 BlackboardのコースID: 月曜1限→ 20221659 |
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授業概要 | 模擬授業を作り上げる過程を通して、国語科教育を実践するための知識・技能を身に着けさせる。 新しい学習指導要領に基づく教育を実践するための国語科教育の課題を、模擬授業をふまえて考える。 その際に、中高一貫校での28年間にわたる教職の実務経験に基づく実践知を伝えながら指導を行う。 |
授業のねらい・到達目標 | 1)国語科の授業を実践するにあたって留意すべきことを説明することができる。 2)国語科の授業を実践するための知識や技能を使うことができる。 3)国語科教育の理論や実践に関する対話/議論に参加することができる。 〈ディプロマポリシーとの関係〉 この科目は、文理学部(学士(文学))のディプロマポリシー DP1,3,5,7及びカリキュラムポリシー CP1,3,5,7に対応している。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義・演習】 (1)プレゼンテーションの方法:ICT機器を使って資料を提示する。 (2)授業形態:短い講義とグループワークや協働作業を組み合わせる。また、ラーニングマネージメントシステムを使って教材の配信や課題提出を行う。フィードバック方法等については、授業内で指示する。 授業の形式については、上記のような方法を活用する。その上で、次のような学習を展開する。 ・学習指導案の作成法について学びながら、模擬授業を実践するための準備をととのえてもらう。 ・教科書教材を使って教材研究をおこない、グループごとに学習指導案を作成してもらう。 ・作成した学習指導案に基づき、受講生同士による模擬授業を実施してもらう。 ・評価シートによって相互批評を活用しながら、実践的なスキルを習得してもらう。 ・模擬授業後には、事後レポートを提出してもらう。 ※以下の要件を満たす学生は、ZoomまたはGoogle Meet(どちらも教育現場で使われているツールなので、授業回によって事前に知らせたツールを用いる)での参加を認める。 (1)Zoom等での参加を認める要件:日本に入国できない留学生、遠方に居住している学生 (2)対面に参加できない場合:Google Classroomでこの授業に登録し、指示された方法(ZoomまたはGoogle Meet)で参加する。課題については、Google Classroom等の学習管理システムから配信されるものに取り組む。 |
履修条件 | 国文学科の学生とそれ以外の学科の学生に分け、授業時間の指定を行う。詳細は時間割で確認の上、受講すること。原則として指定以外の時間は、受講不可とする。 国文学科の学生はこの講義を履修できないので、もう一方の国語科教育法Ⅲを履修すること。 |
授業計画 | |
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1 |
新しい学習指導要領とこれからの国語科教育【対面授業】
【事前学習】文部科学省が作成した「教育の情報化に関する手引」を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】これからの国語科教育にどのような可能性があるのかについて、授業ノート(クラウド共有のドキュメント・以下同じ)に自分の考えをまとめる。 (3時間) |
2 |
クラウド共有されたワークシートによる協同学習①〜課題探究〜【対面授業】
【事前学習】文部科学省が作成したYou Tube動画を視聴しておく。 (2時間) 【事後学習】Googleスライドのワークシートに調べたことをまとめておく。 (3時間) |
3 |
クラウド共有されたワークシートによる協同学習②~エキスパート活動~【対面授業】
【事前学習】課題についてリサーチしておく。 (2時間) 【事後学習】Googleスライドのワークシートに気づいたことや学んだことを書き込んでおく。 (3時間) |
4 |
クラウド共有されたワークシートによる協同学習③~ジグソー活動~【対面授業】
【事前学習】プレゼンテーションの準備をしておく。 (2時間) 【事後学習】ジグソー活動によって得られた気づきを授業ノートにまとめておく。 (3時間) |
5 |
ラウド共有されたワークシートによる協同学習④~プレゼン動画~【対面授業】
【事前学習】完成させたスライドに音声を入力してプレゼン動画をつくっておく。 (2時間) 【事後学習】一連の協同学習について、授業ノートにまとめておく。 (3時間) |
6 |
模擬授業の準備(1)グループワークによる指導案の作成1―教材研究と授業準備と指導案【対面授業】
【事前学習】教材を読み、その内容について下調べをしておく。 (2時間) 【事後学習】教材について調べたことや考えたことを授業ノートにまとめておく。 (3時間) |
7 |
模擬授業の準備(2)グループワークによる指導案の作成2―ライティング・シミュレーション【対面授業】
【事前学習】配信されたGoogleドキュメントのテンプレートを使って、シナリオ型指導案の草稿を書き始める。 (2時間) 【事後学習】Googleドキュメントに付されたコメントを踏まえ、シナリオ型指導案を加筆修正する。 (3時間) |
8 |
模擬授業の準備(3)グループワークによる指導案の作成3―テーブルトーク模擬授業【対面授業】
【事前学習】模擬授業で使用することができそうなアプリケーションや機器について使い方を確認しておく。 (2時間) 【事後学習】シナリオ型指導案の作成を通じて気づいたことや考えたことを授業ノートにまとめておく。 (3時間) |
9 |
模擬授業の準備(4)グループワークによる指導案の作成4―学習評価と評価規準【対面授業】
【事前学習】「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】シナリオ型指導案をふまえ、学習指導案を作成しておく。 (3時間) |
10 |
模擬授業の準備(5)グループワークによる導入の授業動画用スライド作成【対面授業】
【事前学習】学習指導案に基づいた授業を実践するための具体的な手立てを準備しておく。 (2時間) 【事後学習】導入の授業動画を視聴しあい、気づいたことをGoogle Classroomで共有する。 (3時間) |
11 |
模擬授業(1)Aグループ(物語文)/Bグループ(説明文)【対面授業】
【事前学習】模擬授業(1)で扱う教材と関連資料を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】相互評価の結果を踏まえ、模擬授業のふりかえりをまとめる。 (3時間) |
12 |
模擬授業(2)Cグループ(言語文化)/Dグループ(現代の国語)【対面授業】
【事前学習】模擬授業(2)で扱う教材と関連資料を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】相互評価の結果を踏まえ、模擬授業のふりかえりをまとめる。 (3時間) |
13 |
模擬授業(3)Eグループ(文学国語)/Fグループ(論理国語)【対面授業】
【事前学習】模擬授業(3)で扱う教材と関連資料を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】相互評価の結果を踏まえ、模擬授業のふりかえりをまとめる。 (3時間) |
14 |
模擬授業(4)Gグループ(国語表現)/Hグループ(古典探究)【対面授業】
【事前学習】模擬授業(4)で扱う教材と関連資料を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】相互評価の結果を踏まえ、模擬授業のふりかえりをまとめる。 (3時間) |
15 |
模擬授業の総括と講義のまとめ【対面授業】
【事前学習】次期学習指導要領の目指す授業改革の方向と一連の模擬授業がどのように関連付けられるかを考えておく。 (2時間) 【事後学習】模擬授業の総括と講義のまとめを踏まえ、授業ノートにまとめレポートを書く。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 野中潤 『学びの質を高める! ICTで変える国語授業―基礎スキル&活用ガイドブック』 明治図書出版 2019年 続巻の『学びの質を高める!ICTで変える国語授業2―応用スキル&実践事例集』(明治図書出版・2021)も適宜参照のこと。 |
参考書 | 文部科学省 『中学校学習指導要領 』 東洋館出版 2017年 文部科学省 『高等学校学習指導要領』 東洋館出版 2018年 文部科学省のサイトでPDFファイルが公開されている。 『中学校学習指導要領(平成29年告示)解説』や『高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説』などの関連資料も適宜参照のこと。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業参画度:共有されたリフレクションなどの共有ドキュメントに対する授業時間内および授業時間外のコメントなど(25%)、授業内課題・授業外課題・模擬授業(遠隔授業)・講義ノート(75%) 毎回の授業でGoogle Classroom 等の学習管理システムによるリフレクションを実施し、結果を受講生全体で共有。 また、共有されたリフレクションなどの共有ドキュメントに対する授業時間内および授業時間外のコメントなどによって、授業参画度を評価する。 ※対面授業に参加できない要件を満たし、Zoom等で参加した場合、Google Classroom等での課題提出によって評価する。 |
オフィスアワー | 必要に応じてビデオ会議システムで行う。 授業で使用する学習管理システム上によるテキストベースの質問にも随時応じる。 |