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令和元年度以降入学者 | 国語科教育法Ⅱ | ||||
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教員名 | 堀本嘉子 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | 対面授業(一部Zoomによるライブ中継あり) 資料配布や課題提出にBlackboardを使うことになるので、履修者は第1回までに必ず登録しておくこと。 Blackboardコース ID:20224636 |
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授業概要 | (1)中学校・高等学校の国語科教育の理論と授業実践の工夫について事例研究を通して協議する。 (2)単元指導計画、模擬授業を作成する過程を通して、国語科教育を実践するための教材研究の方法や知識・技能を身につける。 (3)学習指導要領に基づく教育を実践するために「主体的対話的深い学び」を促す国語科教育についての課題を事例研究や模擬授業の計画・実践を通して考える。 上記を中学校・高等学校で勤務経験のある教員が、その経験を活かして学校現場で得た実践知を伝えながら授業を行う。 |
授業のねらい・到達目標 | (1)状況に応じ議論に参加し、質問したり提案したりすることができる。 (2)学習指導要領に準拠した単元指導計画の作成ができる。 (3)実際の現場や採用試験をイメージした模擬授業を行うことができる。 上記3点を到達目標としています。 状況によりオンラインになった場合も、オンライン模擬授業を実施する。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義・演習】 教員による講義とグループワーク・協働作業を組み合わせて行う。 (1)これまでの国語科授業の事例研究を踏まえ、模擬授業を実践するための準備をととのえる。 (2)教科書教材を使って教材研究をおこない、個人で学習指導案を、グループで単元指導計画を作成する。 (3)作成した計画に基づき、受講生同士による模擬授業を実施する。 (4)模擬授業実施後には事後レポートを作成、提出する。 ※毎授業前後に指示する事後課題および振り返りノートの提出をクラウド上に提出することによりフィードバックを行う。 対面授業が困難な学生については、教員の許可を受けてZoomにてオンライン参加ができる。許可を受けずにオンライン参加した場合は、原則として【遅刻扱い】とする。 (1) Zoomでの参加を認める要件:日本に入国できない留学生、遠方に居住している学生 (2) 対面授業に参加できない場合: ①Zoomで参加し、配信する課題を提出する。 ②対面授業終了後、Zoomによるオフィスアワーおよびメールで質問を受け付ける。 ③対面授業終了後、Blackboardおよびクラウド上に配信する課題を期日までに提出する。 |
履修条件 | 国文学科の学生とそれ以外の学科の学生に分け、授業時間の指定を行う。詳細は時間割で確認の上、受講すること。原則として指定以外の時間は、受講不可とする。 国文学科の学生はこの講義を履修できないので、もう一方の国語科教育法Ⅱを履修すること。 |
授業計画 | |
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1 |
学習指導要領と国語教科書【対面】
【事前学習】中学校・高等学校 学習指導要領解説 国語編を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】授業後アンケートの回答とクラウド共有された所定のノート(Googleスプレッドシートを使用する予定。以下、ノート)へ学習内容をまとめる。 (2時間) |
2 |
国語科授業のオリエンテーション 詩歌の授業 教材研究【対面】
【事前学習】谷川俊太郎「未来へ」を事前に読んでおく。また、自身がこれまでに受けた詩歌の授業について作品や実践をノートに書き込み紹介する。 (2時間) 【事後学習】クラウド上に共有された他の受講生のノートを閲覧、コメントを付けて意見交換をする。 (2時間) |
3 |
「読むための理論」を学ぶ① 説明的文章の授業 教材研究【対面】
【事前学習】今野俊宏「いつものように新聞が届いた−メディアと東日本大震災」、中村桂子「真の科学を呼び戻す」を事前に読んでおく。 (2時間) 【事後学習】指定された教科書教材から板書計画および授業スライドを作成、共有する。 (2時間) |
4 |
「読むための理論」を学ぶ② 文学的文章の授業 教材研究【対面】
【事前学習】芥川龍之介「トロッコ」「羅生門」を事前に読んでおく。 (2時間) 【事後学習】学習指導案を指定の書式に沿って個人で作成、共有する。 (2時間) |
5 |
テクストの外への学びを開く 戦争文学・原爆文学の授業 教材研究【対面】
【事前学習】茨城のりこ「私が一番きれいだったとき」、栗原貞子「生ましめんかな」を事前に読んでおく。 (2時間) 【事後学習】講義後に考えたことを事前学習で用意したノートに書き加え共有する。他の受講生の振り返りを閲覧、コメントを付けて意見交換をする。 (2時間) |
6 |
「言語文化」への学びを開く 古典の授業 教材研究【対面】
【事前学習】中学校用教科書と高等学校用に掲載されている「竹取物語」に目を通し、各校種の授業実践例について調べ考えをノートにまとめておく。 (2時間) 【事後学習】講義後に考えたことを事前学習で用意したノートに書き加え共有する。他の受講生の振り返りを閲覧、コメントを付けて意見交換をする。 (2時間) |
7 |
「発問」と「作業法」−「質問する力」について考える/シナリオ型指導案の作成【対面】
【事前学習】齋藤亜矢「サイエンスの視点、アートの視点」を事前に読んでおく。 (2時間) 【事後学習】自身が作成した学習指導案に対応するシナリオ型指導案を作成する。他の受講生が共有した学習指導案とシナリオ型指導案を閲覧しておく。 (2時間) |
8 |
話し合い・ディベートの指導 事例研究【対面】
【事前学習】ディベート甲子園について調べ、公式ルールを確認しておく。 (2時間) 【事後学習】授業後に振り返りノートを記入して共有する。他の受講生の振り返りを閲覧、コメントを付けて意見交換をする。 (2時間) |
9 |
スピーチ・作文の指導 事例研究【対面】
【事前学習】事前に配布する資料に目を通し、添削しておく。 (2時間) 【事後学習】作文添削の実践と講義後に考えたことを事前学習で用意したノートに書き加え共有する。他の受講生の振り返りを閲覧、コメントを付けて意見交換をする。 (2時間) |
10 |
国語科授業をデザインする 模擬授業の計画と単元指導計画の作成【対面】
【事前学習】可能な範囲で教育実習予定校および地域の単元指導計画を閲覧しておく。 (2時間) 【事後学習】模擬授業で扱う教材の単元指導計画をグループで作成する。 (2時間) |
11 |
模擬授業のリハーサル 単元指導計画の訂正【対面】
【事前学習】模擬授業で扱う教材の単元指導計画をグループで作成し事前に共有する。 (2時間) 【事後学習】必要に応じて模擬授業用の単元指導案、本時案を訂正する。 (2時間) |
12 |
模擬授業の実践と研究協議(1)【対面】
【事前学習】共有された単元指導計画を閲覧しておく。 (2時間) 【事後学習】発表チームが作成した模擬授業後アンケートに回答する。次回発表者は必要に応じて単元指導案を訂正する。 (2時間) |
13 |
模擬授業の実践と研究協議(2)【対面】
【事前学習】共有された単元指導計画を閲覧しておく。 (2時間) 【事後学習】発表チームが作成した模擬授業後アンケートに回答する。次回発表者は必要に応じて単元指導案を訂正する。 (2時間) |
14 |
模擬授業の実践と研究協議(3)【対面】
【事前学習】共有された単元指導計画を閲覧しておく。 (2時間) 【事後学習】発表チームが作成した模擬授業後アンケートに回答する。これまでの模擬授業で得られた気づきをノートにまとめる。 (2時間) |
15 |
評価方法についての研究協議【対面】
【事前学習】学習指導要領を参考に自らが発案した授業と評価をどう関連付けるか考えてノートにまとめておく。 (2時間) 【事後学習】模擬授業の総括と講義内容を踏まえ、まとめのレポートを書く。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 使用しない |
参考書 | 『中学校学習指導要領 解説 国語編』 株式会社東洋館出版社 2018年 『高等学校学習指導要領 解説 国語編』 株式会社東洋館出版社 2019年 文部科学省のサイトにPDFファイルが公開されている。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:期末課題(25%)、授業参画度:授業後にクラウド共有する振り返りノートの記入・研究協議を通した意見交換の記録・模擬授業のパフォーマンス(50%)、授業後に指定する事後課題、単元指導計画および学習指導案の作成と提出(25%) 対面授業に参加できない場合、以下の①〜③により評価を行います。 ①授業当日はZoomで参加し、配信する課題を提出する。(授業後に指定する事後課題、単元指導計画および学習指導案の作成と提出25%) ②対面授業終了後、Blackboardおよびクラウド上に配信する課題を期日までに提出、オンライン上で他学生と意見交換を行う。(授業後にクラウド共有する振り返りノートの記入・研究協議を通した意見交換の記録50%) ③期末課題を提出する。(期末課題25%) ※模擬授業の授業者になった場合はオンラインで行ってもらいます。 |
オフィスアワー | 原則として授業後に教室で行います。(来校不可能な場合は同時中継しているZoomにて行います。)メールでの質問はBlackboardを通じて随時受け付けますが、返信が翌日以降になることもあります。 |
備考 | 可能であれば、単元学習指導案作成の際は作業用の情報端末を1台用意しておくと効率的に学習をすることができます。 受講者の学習状況などを考慮して、シラバスの内容を変更することもあります。 |