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国語科教育法Ⅰ

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令和2年度以降入学者 国語科教育法Ⅰ
令和元年度以前入学者 国語科教育法Ⅰ
教員名 梶川信行
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 前期 履修区分 必修
授業の形態 対面授業。ただし、コロナの感染状況によっては、オンラインに切り替えることもある。
まずは、Blackboardに登録すること。「教材」欄に載せてある「国語科教育法1ガイダンス資料2022」に詳しく書いてあるので、それを熟読すること。
BlackboardコースID: 木曜3限→20221657
授業概要 新学習指導要領の導入に向けて、これからの国語教育を考える。
平成29年3月、小中学校の新しい学習指導要領が告示されたが、30年3月には高等学校の新学習指導要領が告示された。知識重視型の教育から、思考力、判断力、表現力の育成が重視されることになった。学校教育は大きく変わって行かざるを得ない。そうした中で、国語の授業はどうあるべきか。この授業では、これからの国語教育に求められるさまざまな課題を考えて行くことを目的とする。また、それに関する論作文を書くことを通して、教員を目指す学生たちの表現力と判断力を養うことにも取り組もうと思う。
教科書編集の経験も踏まえて、教科書の成り立ちなどについても講義する。
授業のねらい・到達目標 新しい学習指導要領では、思考力・判断力・表現力の育成が重視されることになる。そうした教育現場に対応できる教員を養成することを目的として、この授業でも主体的に考えることを重視する。これからの国語教育に求められるさまざまな課題に対応できるようになるために、毎回文章を書くことを通して、表現力と判断力を養う。
授業の方法 授業の形式:【講義】
1回目から15回目までは、国語教育に関するさまざまなテーマについて講義を行なう。その上で、与えられたテーマに関する論作文を書く。そのほかに、授業案の作成、定期試験問題の作成、図書紹介文の作成を求める。
毎回書く論作文の講評は、blackboardにも載せておくので、繰り返し熟読すること。フィードバックの方法等については、授業内で指示する。
なお特に事情がある場合は、オンラインでの受講も認めるが、その場合は必ず事前に許可を得ること。
履修条件 国文学科の学生とそれ以外の学科の学生とに分け、授業時間の指定を行う。詳細は時間割を確認の上、受講すること。原則として、指定以外の時間は受講不可とする。
国文学科以外の学科の学生はこの授業を履修できないので、もう一方の国語科教育法Ⅰを履修すること。
授業計画
1 【対面】 ガイダンス まずはBlackboardに登録し、「連絡事項」と「ガイダンス資料」を確認する。
国語教育の現在を考える(課題の考察とそれに関する論作文の作成)
【事前学習】現在、学校教育に関して、どのようなことが社会問題になっている。自分なりに情報を集めておく。 (2時間)
【事後学習】配布したガイダンス用のプリントを熟読し、理解を深めておく。 (2時間)
2 【対面】 時代によって求められる国語力は違う(課題の考察とそれに関する論作文の作成)
【事前学習】日本の学校に在籍する外国人の実態について情報を集めておく。 (2時間)
【事後学習】フィードバック教材を熟読し、理解を深める。 (2時間)
3 【対面】 さまざまな教育現場にふさわしい国語教育とは(課題の考察とそれに関する論作文の作成)
【事前学習】中学・高校の国語でどのような授業を受けたかをふり返りつつ、その要点をメモしておく。 (2時間)
【事後学習】フィードバック教材を熟読し、理解を深める。 (2時間)
4 【対面】 教科書はどのように作られるか(課題の考察とそれに関する論作文の作成)
【事前学習】中学・高校で使用した教科書を見直しておく。 (2時間)
【事後学習】フィードバック教材を熟読し、理解を深める。 (2時間)
5 【対面】 学習指導要領を考える(課題の考察とそれに関する論作文の作成)
【事前学習】学習指導要領を熟読しておく。 (2時間)
【事後学習】フィードバック教材を熟読し、理解を深める。 (2時間)
6 【対面】 これからの古典教育について考える(課題の考察とそれに関する論作文の作成)
【事前学習】中学・高校で受けた古典の授業について、問題点を整理しておく。 (2時間)
【事後学習】フィードバック教材を熟読し、理解を深める。 (2時間)
7 【対面】 「国語」の評価について考える(課題の考察とそれに関する論作文の作成)
【事前学習】中学・高校の「国語」では、どのような評価方法だったか、その問題点を整理しておく。 (2時間)
【事後学習】フィードバック教材を熟読し、理解を深める。 (2時間)
8 【対面】 定期試験を考える(課題の考察とそれに関する論作文の作成)
【事前学習】中学・高校でどのような試験を受けて来たか、その問題点を整理しておく。 (2時間)
【事後学習】フィードバック教材を熟読し、理解を深める。 (2時間)
9 【対面】 授業と評価 現代の国語(課題の考察とそれに関する論作文の作成)
【事前学習】中学・高校の現代文の教材について、気になった点を整理しておく。 (2時間)
【事後学習】フィードバック教材を熟読し、理解を深める。 (2時間)
10 【対面】 授業と評価 言語文化(課題の考察とそれに関する論作文の作成)
【事前学習】中学・高校の古典の教材について、気になったことを整理しておく。 (2時間)
【事後学習】フィードバック教材を熟読し、理解を深める。 (2時間)
11 【対面】 授業と評価 論理国語(課題の考察とそれに関する論作文の作成)
【事前学習】論理的な文章の書き方について、情報を集めておく。 (2時間)
【事後学習】フィードバック教材を熟読し、理解を深める。 (2時間)
12 【対面】 授業と評価 文学国語(課題の考察とそれに関する論作文の作成)
【事前学習】教科書古典とされた作品について、情報を整理しておく。 (2時間)
【事後学習】フィードバック教材を熟読し、理解を深める。 (2時間)
13 【対面】 授業と評価 国語表現(課題の考察とそれに関する論作文の作成)
【事前学習】作文指導はどうあるべきかを考え、自分なりのプランを作っておく。 (2時間)
【事後学習】フィードバック教材を熟読し、理解を深める。 (2時間)
14 【対面】 授業と評価 国語表現(課題の考察とそれに関する論作文の作成
【事前学習】)高校の古典の授業について、よかった点、悪かった点を整理しておく。 (2時間)
【事後学習】フィードバック教材を熟読し、理解を深める。 (2時間)
15 【対面】 まとめと振り返り(課題の考察とそれに関する論作文の作成)
【事前学習】これまでに掲載された「講評」すべてを見直しておく。 (2時間)
【事後学習】大量に配布したプリントをファイルして保存する。 (2時間)
その他
教科書 教科書は使用しない。毎回Blackboardを通じて教材を配布する。
参考書 文部科学省のホームページから中学校・高等学校の国語の学習指導要領をダウンロードし、それをプリントして、毎時間必ず持参すること。
課題の論作文は、学習指導要領の趣旨を逸脱しない形で書くことが原則なので、それを用意せず受講することは認めない。
また、必ず国語辞典(電子辞書でもよい)を持参すること。論作文を書くためである。辞書なしの受講も認めない。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:論作文(50%)、定期試験問題・授業案・図書紹介文(50%)
評価については、Blackboardに載せたガイダンス資料で詳しく説明する。オンラインで受講した学生の評価についても、ガイダンス資料を参照のこと。
オフィスアワー 月・木・金の授業のない時間。メールで相談に応ずる。

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