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令和2年度以降入学者 | 道徳教育の理論と方法 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 道徳教育の理論と方法 | ||||
教員名 | 田口賢太郎 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | 対面授業(一部、遠隔授業も含む)。 Blackboard ID : 20224602(「道徳教育の理論と方法」(田口賢太郎・後・火3)) |
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授業概要 | 道徳教育の理論と実践の双方に関する基礎的事項についての理解を深めつつ、道徳教育の「授業」を構想するための具体的な課題を整理した上で、指導案を作成します。なお、授業の内容に関しては、受講生の関心や理解等に応じて進度を調節したり、時事等に応じて講義順序を変更したりすることもあります。毎回の授業において、課題を課し、提出を求めます。 |
授業のねらい・到達目標 | 道徳教育の営みの内に問いを見出し、これに対する答えを追求し続ける構えを自らのものとし、また道徳教育の具体的な計画の作成・授業立案に活かせるよう、道徳性の発達、道徳教育をめぐる歴史、いじめ等の現代的課題、道徳教育に関わる様々な教材・方法論について理解する。(A-4-3,A-8-3) また、学習指導要領に示される道徳教育及び道徳科の目標及び内容を踏まえ、学習指導案を作成し、その具体的な展開と実践に対する評価および反省に必要な基礎的なスキルを身につける。 <ディプロマポリシーとの関係> この科目は文理学部(学士(教育学))のディプロマポリシーDP4,DP8及びカリキュラムポリシーCP4,CP8に対応している。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 (1)授業時間までにパワーポイント等の配布資料がBlackboardに配信されるので、履修者はこれをもとに事前に学修します。 (2)毎回の授業において、小レポート等の課題を課し、提出を求めます。 (3)毎回の授業において、前回授業に課した課題について解説、補説を行います。また、良いコメントや答案については紹介し、授業の理解を深める助けとします。 (4)対面授業に参加できない場合:日本に入国できない留学生、遠方に居住している等で対面授業への参加が難しい場合、ZOOMでの参加を認めます。なお、その場合Blackboard に記載する期日までに授業関連資料を視聴し、課題を提出すること。 |
履修条件 | 教職に対する高い意欲があること。 なお、初回授業において成績評価および出席の仕方について説明を行います。 |
授業計画 | |
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1 |
「道徳教育の理論と方法」のイントロダクション―道徳とは何か?【オンデマンド】
【事前学習】シラバスを事前に確認し、授業内容について理解しておく (2時間) 【事後学習】イントロダクションでの説明をふまえ「学習指導要領解 説特別の教科 道徳編」第1章総説部を熟読する (2時間) |
2 |
学校における「道徳」の教育をどのように考えるか―教育基本法、学校教育法、学習指導要領【オンデマンド】
【事前学習】教育基本法・学校教育法を改めて確認し、「学習指導要領解 説特別の教科 道徳編」第2章の目標に関する部分を熟読しておく (2時間) 【事後学習】授業を踏まえ、「道徳科」と関連する法規をピックアップし、内容を整理する (2時間) |
3 |
道徳教育の歴史1-修身教育と教育勅語【オンデマンド】
【事前学習】「教育勅語」を熟読し、現代語訳を作成のうえ、疑問点を整理しておく (2時間) 【事後学習】授業を踏まえて「修身」と「道徳科」についてまとめ、ノートを作成する (2時間) |
4 |
道徳教育の歴史2-戦後教育改革と道徳教育【オンデマンド】 (反転学習) 【事前学習】「学習指導要領解 説特別の教科 道徳編」第2章の「道徳科」に関する部分を熟読し、道徳教育における道徳科の位置づけを説明できるようにしておく (2時間) 【事後学習】授業を踏まえ、道徳教育の内容を児童・生徒の具体な姿を通して自分なりに説明できるようにする (2時間) |
5 |
「道徳の時間」の設置をめぐって-授業と教育活動の全体を通じた指導【ZOOM】
【事前学習】自身の教育経験を振り返り、「道徳の時間」において行われたことを具体的に想起し整理しておく (2時間) 【事後学習】授業を踏まえ、「道徳科」授業時間以外の時間における道徳教育の内容が展開される事例を具体的に探し、レポートにまとめる (2時間) |
6 |
「道徳」の教科化をめぐって-道徳教育の目標と内容【ZOOM】 (反転学習) 【事前学習】道徳科以外の教科目において道徳教育の内容と連携可能な事例を複数検討しノートを作成する (2時間) 【事後学習】授業を踏まえ、事前に準備しておいた道徳科と他の教科目における連携について展開例の具体化をはかり、複数案を作成する (2時間) |
7 |
「道徳性」の発達理論―子どもの成長と道徳性の発達【対面】
【事前学習】「学習指導要領解 説特別の教科 道徳編」第4章の指導の配慮事項を熟読し、配慮事項のポイントをノートに整理しておく (2時間) 【事後学習】小学生の低学年、中学年、高学年、中学生のそれぞれの発達段階に応じた関わりのポイントを説明できるようにする (2時間) |
8 |
道徳教育の指導法1―授業実践【対面】
【事前学習】小学校での実践を想定した「道徳科」の授業の指導案を作成してくる (3時間) 【事後学習】授業内で受けた指摘を踏まえて、指導案を修正する (1時間) |
9 |
道徳教育の指導法2―教材研究について【対面】
【事前学習】道徳の授業で使用したい読み物教材を3つ準備し、教材研究を行う (3時間) 【事後学習】授業を踏まえて読み物以外の教材を1つ選出し、指導案の素案を作成する (1時間) |
10 |
道徳教育の指導法3―授業計画・全体計画【対面】
【事前学習】「道徳」の全体計画・年間指導計画(例)について事前に調査し、ノートにまとめておく (3時間) 【事後学習】授業の指摘を踏まえて全体的な指導計画案を作成する (1時間) |
11 |
道徳教育の指導法4――道徳の学習指導案と実践【対面】
【事前学習】自身で選出した教材に基づいて、授業実践上の発問案を整理しておく (1時間) 【事後学習】授業を踏まえて主副の発問案を整理し、指導案(細案)を作成する (3時間) |
12 |
道徳教育の指導法5――授業実践の振り返り・反省【対面】
【事前学習】自身の教育経験等を振り返り、よい授業の方法についていくつか挙げ、整理しノートを作成しておく (1時間) 【事後学習】授業実践の振り返りや改善について気になる事例、問題等について複数取り上げ、自身の教育観に基づいて説明できるようにする (3時間) |
13 |
道徳教育の評価【対面】
【事前学習】「学習指導要領解 説特別の教科 道徳編」第5章の評価に関する部分を熟読し、評価の具体的な方法案を準備しておく (1時間) 【事後学習】授業を踏まえ、評価(のコメント)例をいくつか作成し、その要点について、説明できるようにする (3時間) |
14 |
道徳の授業論とその課題――いじめ、宗教性、情報モラル【対面】
【事前学習】いじめ・宗教・情報モラルの道徳教育上の課題について自分なりにレポートにまとめておく (2時間) 【事後学習】授業を踏まえて、いじめ・宗教・情報モラルの課題とその対応策について複数の意見をふまえた形で再度レポートにまとめる (2時間) |
15 |
現代の道徳教育の課題――本授業のまとめ【対面】
【事前学習】道徳の現代的課題について、各種メディア等を通じて調査し、メモをしておく (2時間) 【事後学習】自分なりに、現代にみられる「道徳」にまつわる課題を整理し、説明できるように準備しておく (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 文部科学省 『中学校学習指導要領 解説 特別の教科 道徳編』 2017年 文部科学省 『小学校学習指導要領 解説 特別の教科 道徳編』 2017年 「学習指導要領」に関連する文部科学省のWebページも参照のこと。 |
参考書 | 井ノ口淳三 『『道徳教育』』 学文社 2007年 貝塚茂樹 『『道徳教育の教科書』』 学術出版会 2009年 参考書については、これに加えて授業内で適宜紹介します。 くわえて、授業中に適宜資料を配付します。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:(学期末レポート)(40%)、授業参画度:(各授業回において課す小レポートやコメント等の課題提出)(60%) なお、いずれかの評価が最低基準に満たない場合、単位修得が認められない場合があります。 対⾯授業に参加できない場合の要件を満たし、Zoom で参加した場合は、課題の提出によって評価することとします。 |
オフィスアワー | Blackboard,メールを通じて随時行う。 |