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令和2年度以降入学者 | 教育制度論 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 教育制度論 | ||||
教員名 | 田中謙 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | 【対面授業(一部遠隔授業あり)】 この授業は、授業担当者と履修者で応答的にコミュニケーションをとりながら授業を展開するため、基本的に対面授業および一部遠隔授業として「ZOOM」による「同時双方向型」で行うこととする。また一部授業では「課題研究」(2~3回)を取り入れる。授業担当者からの質疑に応答することが授業参加の条件となるため、対面授業および一部遠隔授業ともにリアルタイムでの参加が履修上の必須条件となる点に留意されたい。 Blackboard:20221630 |
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授業概要 | 本講義は、日本及び海外諸国・地域の教育制度、特に学校教育制度に関する基礎的な知識(枠組み)を概説する。また関連する教育政治学、教育行政学、教育政策学、教育法学、教育経営学、教育社会学等に関する内容も適宜取り扱うこととする。 本講義では社会システム下での行政制度とそれに係る事象としての教育について、生涯学習・社会教育を踏まえながら、特に学校教育制度に焦点を当て、講義を展開する。具体的には文部行政下での学校教育の教育活動に関わる基本的な事項の理解やそれを支える人的・物的条件の理解などを通して、基本的な学校制度および学校制度に基づいて各学校で組織され、営まれる学校組織および学校組織マネジメントの基礎についての理解を図る。 |
授業のねらい・到達目標 | 本講義では、以下3点を目的(授業のねらい・到達目標)に設定する。 ①日本の社会システム下における行政制度および教育制度の基本的な仕組みを理解する。 ②教育制度下での学校教育制度や、学校制度に基づいて各学校で組織され、営まれる学校組織および学校組織マネジメントの基本的な仕組みを理解する。 ③今後の日本社会におけるこれからの学校の役割・機能を果たす教育制度のあり方・展望について、実証的・多角的に分析・検証する経験を積み、批判・考察することができる力を身に付ける(議論できる)。そのため、教育職員免許状取得を志望するに当たり、基本的な事項等の理解に努めようとし、講義に主体的に参加し、意見表明することができる。 上述の授業の目的(授業のねらい・到達目標)の達成を通して、以下の2つの資質・能力の育成をめざす。 ・「論理的・批判的思考力」:与えられた情報を鵜呑みにせず批判的に検討したうえで、論理的な思考を展開することができる(A-3-3)。 ・「省察力」:既存の評価指標を用い、自ら評価時期を設定して振り返りを行い、自分なりの課題を設定できる(A-8-3)。 <ディプロマポリシーとの関係> この科目は文理学部(学士(教育学))のディプロマポリシーDP3,DP8及びカリキュラムポリシーCP3,CP8に対応している。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 (1)本講義は2022(令和4)年4月13日(水)から2022(令和4)年7月27日(水)までの授業期間中の授業日に、「Blackboard」を通じて授業資料を配布する。 (2)授業資料を参考に、自ら文献・webサイト等での自主的な調べ学習に取り組みながら、対面授業および遠隔授業に参加して学修を行う。 (3)授業資料を基に、各自で事前学習・事後学習を行うこと。 (4)期末試験を実施する(状況に応じて期末レポート課題に振替を行う)。 (5)授業資料配布および授業内課題等の提出は「Blackboard」での提出を予定しているため、「Blackboard」が使用できるように準備しておくこと。 6)【重要】この授業では授業担当者と履修者で応答的にコミュニケーションをとりながら授業を展開する。その際教育効果を高めるため、対面授業での参加および遠隔授業時の「ZOOM」使用の際のビデオONで授業への参加を求めることがある。この点を理解した上で、本科目を履修すること。 (7)【重要】この授業の資料は授業前にあらかじめ掲示する(資料を利用した反転学習型授業方法)。その資料を事前学習時に履修者が学習をしてきた前提で、ポイントを中心に解説する。 (8)【重要】本講義は対面授業および一部遠隔授業「ZOOM」(同時双方向型)を基本に行う。ただし、2~3回程度【課題研究】での授業を取り入れる可能性がある。また対面授業に参加できない場合は、毎回授業資料を基にレポート課題に取り組み、それを提出することで出席とみなす。詳細は授業内で指示する。 (9)授業内課題の内容や評価等の詳細は授業内で指示する。 |
授業計画 | |
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1 |
オリエンテーション【対面授業(「ZOOM」(同時双方向型)に変更の可能性有)】:社会システムとしての教育制度および学校制度について概説する。
【事前学習】シラバスを読み込み、授業概要について学習ノートをあらかじめ作成する。 (2時間) 【事後学習】授業概要に関するガイダンスを振り返り、学習ノート・配布資料の加筆・修正等整理を行う。 (2時間) |
2 |
今日の社会状況と教育【対面授業(「ZOOM」(同時双方向型)に変更の可能性有)】:学校教育制度、生涯学習・社会教育制度について概説し、実際の社会教育制度における社会教育委員の役割も解説する。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、日本の学校教育制度、生涯学習・社会教育制度の概要についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間) 【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間) |
3 |
公教育制度【対面授業(「ZOOM」(同時双方向型)に変更の可能性有)】:「教育を受ける権利」や公教育の原理(義務制、無償性、中立性等)について概説する。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、公教育制度についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間) 【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間) |
4 |
教育制度と教育法規【対面授業(「ZOOM」(同時双方向型)に変更の可能性有)】:教育制度の根拠となる教育関係法規(日本国憲法、教育基本法、学校教育法、地教行法、教育公務員特例法等)について概説する。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、教育法規についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間) 【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間) |
5 |
中央教育行政・政策【対面授業(「ZOOM」(同時双方向型)に変更の可能性有)】:政府・内閣(主に文部科学省)を中心に、中央行政・政策および中央教育行政・政策について概説する。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、中央教育行政・政策についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間) 【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間) |
6 |
地方教育行政・政策【対面授業(「ZOOM」(同時双方向型)に変更の可能性有)】:地方公共団体を中心に、地方行政・政策および地方教育行政・政策について概説する。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、地方教育行政・政策についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間) 【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間) |
7 |
学校教育と社会動向【対面授業(「ZOOM」(同時双方向型)に変更の可能性有)】:学校教育下における多様化する子どもの生活背景について概説する。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、多様化する子どもの生活背景についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間) 【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間) |
8 |
日本の学校教育制度の歴史的変遷①【対面授業(「ZOOM」(同時双方向型)に変更の可能性有)】:戦後昭和期の日本の学校教育制度について概説する。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、戦後昭和期の日本の学校教育制度についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間) 【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間) |
9 |
日本の学校教育制度の歴史的変遷②【対面授業(「ZOOM」(同時双方向型)に変更の可能性有)】:平成期・令和期の日本の学校教育制度について概説する。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、平成期・令和期の日本の学校教育制度についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間) 【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間) |
10 |
諸外国の教育制度と近年の動向【対面授業(「ZOOM」(同時双方向型)に変更の可能性有)】:欧米・アジアを中心に、諸外国の教育制度について行政・政策と近年の動向について概説する。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、諸外国の教育制度と近年の動向についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間) 【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間) |
11 |
教育課程行政・政策の特質【対面授業(「ZOOM」(同時双方向型)に変更の可能性有)】:日本の学校制度における教育課程行政の特質(学習指導要領、社会に開かれた教育課程、カリキュラム・マネジメント等)について概説する。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、「学習指導要領」「社会に開かれた教育課程」についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間) 【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間) |
12 |
学校組織の特質【対面授業(「ZOOM」(同時双方向型)に変更の可能性有)】:日本の教育制度に基づく学校組織の特質について概説を行う。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、学校組織の特質についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間) 【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間) |
13 |
学校マネジメント(学校経営)の特質【対面授業(「ZOOM」(同時双方向型)に変更の可能性有)】:日本の教育制度に基づく学校マネジメント(学校経営)の特質について概説を行う。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、学校マネジメント(学校経営)についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間) 【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間) |
14 |
学校安全・危機管理の特質【対面授業(「ZOOM」(同時双方向型)に変更の可能性有)】:学校安全・危機管理に係る教育制度について学校衛生にも言及しながら概説を行う。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、学校安全・危機管理についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間) 【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間) |
15 |
授業総括【対面授業(「ZOOM」(同時双方向型)に変更の可能性有)】:授業総括を行い、今後の教育制度整備を考えていくための視座を提示する(A-3-3)(A-8-3)。
【事前学習】これまで作成・整理してきた学習ノートを加筆・修正し、仕上げる(A-3-3)。 (2時間) 【事後学習】授業総括に基づきテスト内容の復習を行う(A-8-3)。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 教科書は特に定めませんが、中学校、高等学校の『学習指導要領』および『学習指導要領解説総則編』を準備して下さい。授業前時には資料を送信配布します。また必要に応じてあらかじめ持参する資料等を指示します(例:文部科学省WEBサイトのコピー等)。 |
参考書 | 加藤崇英・臼井智美編著 『教育の制度と学校のマネジメント』 時事通信社 2018年 第初版 本図愛実・末冨芳編著 『新・教育の制度と経営[三訂版]』 学事出版 2020年 第3版 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(80%)、授業参画度:授業内課題(合計2回)(20%) 期末試験(テスト形式で実施。ただし社会情勢を考慮し、期末レポートに変更の可能性あり)と授業内課題の状況で評価を行います(リモート参加者も同様です)。 |
オフィスアワー | オリエンテーション資料および第1回授業資料を通してEメールアドレスを伝えますので、必要に応じてメールで受け付けます。なお、「Blackboard」のメールは使用しませんので必ず授業で提示するメールアドレスを使用して連絡をしてください。 |