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令和2年度以降入学者 | 教育制度論 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 教育制度論 | ||||
教員名 | 髙橋智 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | 対面授業 Blackboard ID:水曜3限→20224597 水曜5限→20224598 |
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授業概要 | 本講義では、基本的な学校制度、学校教育を支えるシステム等の教育にかかわる法と制度について概説する。なお、国の教育政策や学習指導指導要領・学校教育実践等において「共生社会に向けたインクルーシブ教育」の推進が強く求められているために、本講義においても、特別支援教育・インクルーシブ教育の視点・内容をふまえながら進めていく。 |
授業のねらい・到達目標 | 授業のねらい:教育法制度から学校教育システムを理解し、実際の教育現象や教育課題を考察するための基礎的能力を習得する。 到達目標:仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる(A-3-3,A-8-3)。事象を注意深く観察して,解決すべき問題を認識できる(A-3-3,A-8-3)。 <ディプロマポリシーとの関係> この科目は文理学部(学士(教育学))のディプロマポリシーDP3,DP8及びカリキュラムポリシーCP3,CP8に対応している。 |
授業の方法 | (1)授業の形式:講義 (2)具体的な授業方法 ①本講義は授業日に「Blackboard」にて講義資料と課題を配布する。 ②各回の講義において課題をBlackboardにて指示するので期限内に提出する。課題提出をもって出席扱いとする。課題についてはBlackboardにてフィードバックする。 ③成績評価は14回分の課題提出(5点・14回:70点)と最終レポート30点の合計100点により行う。なお、単位取得おいて最終レポート提出は不可欠である。 ④対面授業に参加できない学生の代替方法・要件:急病・実習・インターンシップ等の諸事情により対面授業に参加できない場合、対面授業終了後にBlackboard に記載している期日までに動画資料を視聴し、課題を提出する。 |
授業計画 | |
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1 |
教育法制、義務教育制度、子どもの人権と教育(教育の機会均等、義務教育の無償性、学習権、子どもの権利条約等)について講義します。とくに「就学義務の猶予・免除の制度や実態」が焦点となります。
【事前学習】Blackboardから講義資料をダウンロードして予習する。 (時間) 【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (時間) |
2 |
基本的学校制度①:幼稚園・認定こども園の制度(特別支援教育を含む) について講義します。
【事前学習】Blackboardから講義資料をダウンロードして予習する。 (2時間) 【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間) |
3 |
基本的学校制度②:小学校制度(通級による指導・特別支援学級等含む)の前半について講義します。とくに小1プロブレムとその対応としての幼小接続・連携カリキュラムが焦点となります。
【事前学習】Blackboardから講義資料をダウンロードして予習する。 (2時間) 【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間) |
4 |
基本的学校制度③:小学校制度(通級による指導・特別支援学級等含む)の後半について講義します。とくに「小学校においてICTを活用した教育の課題」が焦点となります。
【事前学習】Blackboardから講義資料をダウンロードして予習する。 (2時間) 【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間) |
5 |
基本的学校制度④:中学校教育制度(通級による指導・特別支援学級等含む)について講義します。とくに中学校における不登校問題や支援のあり方が焦点となります。
【事前学習】Blackboardから講義資料をダウンロードして予習する。 (2時間) 【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間) |
6 |
基本的学校制度⑤:高等学校教育制度(通級による指導等の特別支援教育を含む)について講義します。とくに高校における多様なニーズや発達困難を有する生徒への支援のあり方が焦点となります。
【事前学習】Blackboardから講義資料をダウンロードして予習する。 (2時間) 【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間) |
7 |
基本的学校制度⑥: 今回は特別支援教育制度の概要について講義します。次回以降、学ぶ機会の少ない視覚障害・聴覚障害・知的障害・肢体不自由・病弱に係る特別支援教育制度について取り上げます。
【事前学習】Blackboardから講義資料をダウンロードして予習する。 (2時間) 【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間) |
8 |
基本的学校制度⑦: 視覚障害特別支援教育制度・聴覚障害特別支援教育制度について講義します。
【事前学習】Blackboardから講義資料をダウンロードして予習する。 (2時間) 【事後学習】講義内容を参考にノート・資料等の加筆・修正を行い、 課題を整理する (2時間) |
9 |
基本的学校制度⑧:肢体不自由特別支援教育制度について講義をします。とくにICT機器・ロボット技術等の技術革新にもとづく新しい肢体不自由特別支援教育が焦点となります。
【事前学習】Blackboardから講義資料をダウンロードして予習する。 (2時間) 【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間) |
10 |
基本的学校制度⑨:知的障害特別支援教育制度について講義をします。とくに「境界線知能」を有する子どもの各種の困難と発達支援が焦点となります。
【事前学習】Blackboardから講義資料をダウンロードして予習する。 (2時間) 【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間) |
11 |
基本的学校制度⑩:病気の子どもの特別支援教育制度について講義をします。とくに、病気の子どもの発達におけるプレイセラピー・遊びの保障とQOLの改善が焦点となります。
【事前学習】Blackboardから講義資料をダウンロードして予習する。 (2時間) 【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間) |
12 |
学校教育を支えるシステム①:学校給食・食育(学校給食の基礎知識、食育、食に関する指導等)について講義をします。とくに、子どもの成長発達における学校給食の保障の意義が焦点となります。
【事前学習】Blackboardから講義資料をダウンロードして予習する。 (2時間) 【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間) |
13 |
学校教育を支えるシステム②:子どもの心身の健康を維持・促進における「学校保健制度(養護教諭、学校医、学校看護師、スクールカウンセラー等)」について講義をします。
【事前学習】Blackboardから講義資料をダウンロードして予習する。 (2時間) 【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間) |
14 |
学校教育を支えるシステム③: 子どもの学校および家庭・地域における生活を支えるスクールソーシャルワーカー、学童保育・児童館、児童相談所、社会的養護等のシステムについて講義をします。
【事前学習】Blackboardから講義資料をダウンロードして予習する。 (2時間) 【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間) |
15 |
学校教育を支えるシステム④:感染症パンデミック・災害・気候変動等の危機の時代に子どものいのちを守り、発達を支える教育システムのあり方について講義をします。
【事前学習】Blackboardから講義資料をダウンロードして予習する。 (2時間) 【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 教科書は特に定めず、講義資料の配布やダウンロードして入手すべき文献・資料等を指示する。 |
参考書 | 髙橋智・加瀬進監修/日本特別ニーズ教育学会編 『現代の特別ニーズ教育』 文理閣 2020年 細尾萌子・柏木智子編集代表 『小学校教育用語辞典』 ミネルヴァ書房 2021年 参考となる文献・資料等については講義において随時紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:講義全体の学びを通じて作成する最終レポートの内容による評価(単位取得おいて最終レポート提出は不可欠)(30%)、授業参画度:各回の課題の提出状況と内容による評価(70%) 成績評価は14回分の課題(5点・14回:70点)と最終レポート30点の合計100点により行う。なお、単位取得おいて最終レポート提出は不可欠である。 |
オフィスアワー | メール、Blackboardを用いて質疑応答を行います。 |
備考 | 講義担当者(文理学部教育学科教授・博士(教育学)・東京学芸大学名誉教授・放送大学客員教授)の専門は特別支援教育・特別ニーズ教育・当事者研究・発達教育学・特別教育史・北欧特別教育ケア・矯正教育等であり、40年以上にわたり、当該分野の理論と実践に取り組んできました。これまで法務省矯正局外部アドバイザー・日本特別ニーズ教育学会代表理事・日本特殊教育学会副理事長・地域自立支援協議会会長・児童発達支援センター運営協議会会長等の社会的活動を行いながら、現在も小中学校の巡回発達相談、児童発達支援センター・少年院・N歯科大学病院口腔リハビリテーション摂食外来等における発達相談臨床に取り組んでいます。またこれまでに20数回にわたり北欧福祉国家(スウェーデン、ノルウェー、アイスランド、フィンランド、デンマーク)への訪問調査・学術交流を行いましたので、それらの研究成果や臨床経験ををふまえながら講義を進めていきます。 |