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令和4年度以降入学者 | 教育方法・ICT活用論 | ||||
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令和3年度以前入学者 | 教育の方法・技術論 | ||||
教員名 | 小野澤美明子 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | 対面授業 BlackboardコースID:月曜4限→20221609,月曜5限→20221610 |
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授業概要 | 本講義では、これからの社会を担う子供たちに求められる資質・能力を育成するために必要な「教育の方法」「教育の技術」「情報機器及び教材の活用」「ICTを効果的に活用した学習指導や校務の推進のあり方」「情報活用能力(情報モラルを含む。)を育成するための指導法」について学ぶ。 学校現場における教員経験がある者が、その経験を活かして、主体的・対話的で深い学びの実践事例を示しながら指導する。 |
授業のねらい・到達目標 | 【授業のねらい】 教育の方法と技術、情報通信技術(ICT:Information and Communication Technology)を活用した教育の理論および方法を学び、それを実際に活用するための、実践的指導力の基盤を培うことを目的とする。 【到達目標】 (1)これからの社会を担う子供たちに求められる資質・能力を育成するために必要とされている教育の方法について説明できる。(A-5-3) (2)教育の目的に適した指導技術のあり方について説明できる。(A-5-3) (3)情報機器を活用した効果的な授業や情報活用能力の育成を視野に入れた授業の指導案と教材を作成できる。(A-6-3) (4)ICT活用の意義と理論について説明できる。 (5)ICTを効果的に活用した学習指導のあり方や校務の推進のあり方について説明できる。 (6)児童及び生徒に情報活用能力(情報モラルを含む。)を育成するための基礎的な指導法について説明できる。 <ディプロマポリシーとの関係> この科目は文理学部(学士(教育学))のディプロマポリシーDP5,DP6及びカリキュラムポリシーCP5,CP6に対応している。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 教育の方法・技術、ICT教育に関する基本的内容に関して説明すると共に、適宜ディスカッションやプレゼンテーションを実施し、「主体的・対話的で深い学び」を実現するための参加の在り方を検討する。 <フィードバックの方法> ・提出されたリフレクション・ペーパーに対しては、毎回授業の最初に全体に向けて見解を述べ、フィードバックを行う。 ・ディスカッション後に全体に向けて見解を述べ、フィードバックを行う。 ・発表内容に関して、その場で見解を述べ、フィードバックを行う。 【対面授業に参加できない学生の代替方法、要件】 対面授業に参加できない場合、以下の要件を満たす学生はZoomでの参加を認める。その場合、課題の提出は、Blackboardを活用する。 Zoomでの参加を認める要件:日本に入国できない留学生,遠方に居住している学生 |
履修条件 | 特になし |
授業計画 | |
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1 |
【ガイダンス・教育方法の基礎的理論と実践】(対面) この授業の意義、進め方、評価方法等を確認した上で、教育方法の基礎的理論と実践について学ぶ。 【事前学習】シラバスを読み、全体の流れを把握すること。 (2時間) 【事後学習】教育の方法及び技術を学ぶ意義をまとめる。 (2時間) |
2 |
【資質・能力を育成するための教育方法】(対面)(A-5-3) これからの社会を担う子どもたちに求められる資質・能力とは何かを検討した上で、主体的・対話的で深い学びを実現するための教育方法を具体的に考える。また、社会的背景の変化や急速な技術の発展も踏まえ、個別最適な学びと協働的な学びの実現など、ICT活用の意義と在り方について検討する。 【事前学習】これからの社会を担う子どもたちに求められる資質・能力とは何か、自己の考えをまとめてくる。 (2時間) 【事後学習】ICT活用の意義と問題点に関して、自己の考えをまとめる。 (2時間) |
3 |
【授業を構成する基礎的要件】(対面) 授業を構成するための基礎的な要件(学級、児童生徒、教員、教室、教材など)とICTを活用した学習環境について考える。ICT支援員などの外部人材や大学等の外部機関との連携の在り方、学校におけるICT環境の整備の在り方について考える。 【事前学習】授業を構成するための基礎的な要件を考え、まとめてくる。 (2時間) 【事後学習】ICTを活用した好ましい学習環境に関して、まとめる。 (2時間) |
4 |
【学習評価の基礎的な考え方と授業改善】(対面) 学習評価の意義や目的をふまえた上で、どのような評価方法があるか考える。また、学習指導と学習評価の一体化を図る重要性、並びに個に応じる指導のあり方について学ぶ。更に、評価をふまえて授業改善を検討するにあたり、ICTの積極的な活用を図る。 【事前学習】学習評価の意義に関して、自己の考えをまとめてくる。 (1時間) 【事後学習】それぞれの評価方法のメリットとデメリットをまとめる。 (3時間) |
5 |
【特別の支援を必要とする児童・生徒に対する指導の工夫】(対面) 特別の支援を必要とする児童・生徒に対する話法や板書の仕方などの技術を学ぶと共に、ICT活用の意義と活用に当たっての留意点を考える。 【事前学習】特別の支援を必要とする児童・生徒に対する留意点をまとめてくる。 (2時間) 【事後学習】ICT活用の意義と活用に当たっての留意点をまとめる。 (2時間) |
6 |
【学習場面に応じたICT活用の指導事例と指導方法】(対面) 学習場面に応じたICTを効果的に活用した指導事例(デジタル教材の作成・利用を含む)から、基礎的な指導方法を学ぶ。 【事前学習】ICTを効果的に活用した指導事例を調べてまとめてくる。 (3時間) 【事後学習】ICTを効果的に活用した指導方法に関してまとめる。 (1時間) |
7 |
【ICTの効果的な活用とこれからの学習環境】(対面) 遠隔・オンライン教育の意義や関連するシステムについて学ぶ。学習履歴などの教育データを、指導や学習評価に活用することや校務処理と教育情報セキュリティの重要性について学ぶ。 【事前学習】遠隔・オンライン教育の意義に関して、自己の考えをまとめてくる。 (2時間) 【事後学習】教育情報セキュリティの留意点をまとめる。 (2時間) |
8 |
【情報活用能力の育成】(対面) 各教科等において横断的に育成する情報活用能力(情報モラルを含む)の内容について、指導事例を参考に整理し、指導法を検討する。 【事前学習】情報活用能力の育成に関して、具体的な指導場面を考えて来る。 (2時間) 【事後学習】情報活用能力の指導法をまとめる。 (2時間) |
9 |
【特色ある教育方法の事例検討 ①「世界各国の実践」】(対面)(A-5-3) 世界各国の実践事例を比較し、その実践に基づく理論や、教育方法及び技術に関する特色をまとめ発表する。 【事前学習】世界各国のユニークな実践事例を調べてまとめてくる。 (3時間) 【事後学習】世界各国の実践事例の比較、検討し、考察する。 (1時間) |
10 |
【特色ある教育方法の事例検討 ②「主体的・対話的で深い学び」】(対面)(A-5-3) 国内の教育実践を通して、主体的・対話的で深い学びがカリキュラム上にどのように実現されているか、その特色をまとめ、発表する。 【事前学習】国内のユニークな教育実践に関して調べてまとめてくる。 (3時間) 【事後学習】国内の教育実践の特色をまとめる。 (1時間) |
11 |
【授業デザインの開発 ①「学習指導案の作成方法」】(対面)(A-5-3)(A-6-3) 基礎的な学習指導理論をふまえて、各教科等において、目標、内容、教材、教具、授業、学習形態、評価規準、情報活用能力の育成等の視点を含めた学習指導案の作成方法について学ぶ。 【事前学習】自分の興味のある分野の学習指導案例を探してくる。 (1時間) 【事後学習】自分の興味のある単元の、大まかな流れを考えてまとめる。 (3時間) |
12 |
【授業デザインの開発 ②「目標と内容の設定;ICTの効果的活用」】(対面)(A-5-3)(A-6-3) 教科、学年、単元等を設定し、学習指導案を立案する。ICTを活用した指導事例を参考にして、学習場面に応じた効果的な活用を工夫する。 【事前学習】自分の興味のある単元に関して、ICTの活用方法を考えまとめてくる。 (1時間) 【事後学習】自分の興味のある単元の学習指導案を作成する。 (3時間) |
13 |
【授業デザインの開発 ③「授業技術と情報活用能力の育成」】(対面)(A-5-3)(A-6-3) 具体的な話法や板書計画を練り、学習指導案上に示す。また、各教科等の特性に応じた情報活用能力を育成するための指導方法を工夫する。 【事前学習】学習指導案を再検討する。 (3時間) 【事後学習】学習指導案を完成させる。 (1時間) |
14 |
【教材開発と授業デザインの発表 ①「授業を構成する基礎的要件の確認と学習評価の工夫」】(対面)(A-5-3)(A-6-3) 発表を聞きながら、授業を構成する基礎的要件を確認する。また、提案された活動における指導と評価の一体化に関して、考察する。 【事前学習】プレゼンテーションの資料を作成する。 (3時間) 【事後学習】プレゼンテーションの資料を修正する。 (1時間) |
15 |
【教材開発と授業デザインの発表 ②「個別最適な学びと協働的な学びの実現にむけた今後の課題」(対面)(A-5-3)(A-6-3) 考案した授業デザインを基に、個別最適な学びと協働的な学びの実現に向けた授業改善の必要性に関して、今後のICT教育の在り方を検討する。 【事前学習】授業改善の重要性に関して、自分の考えをまとめる。 (2時間) 【事後学習】今後のICT教育の在り方に関してまとめる。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 文部科学省 『中学校学習指導要領』 東山書房 2017年 文部科学省 『高等学校学習指導要領』 東山書房 2018年 |
参考書 | 稲垣 忠, 佐藤 和紀 編著 『ICT活用の理論と実践: DX時代の教師をめざして』 北大路書房 2021年 教育あるある探検隊 『学校ICTサポートブック』 学事出版 2021年 渡部 淳 『教育の方法・技術論 (Next 教科書シリーズ)』 弘文堂 2019年 H .マイヤー著/原田信之編訳 『授業方法・技術と実践理念 (授業構造の解明のために)』 北大路書房 2004年 稲垣忠編 『教育の方法と技術 (主体的・対話的で深い学びをつくるインストラクショナルデザイン)』 北大路書房 2019年 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:レポートは、求めるテーマと内容、提出状況をみて評価します。(60%)、授業デザインの開発と発表(40%) (1)「授業デザインの開発と発表」に関しては、生徒が興味・関心を持つことができる、独創的で斬新なアイディアを評価する。 (2)対面授業に参加できない場合の要件を満たし、Zoomで参加した場合の発表の評価は、Zoomによる発表、もしくは課題の提出によって評価する。 |
オフィスアワー | 毎授業前後に教室で行います。 |
備考 | シラバスの内容に関しては、皆さんの状況に応じて変更することがありますのでご了承下さい。 |