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令和2年度以降入学者 | 学校論研究1 | ||||
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教員名 | 北野秋男 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 教育学専攻 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 対面式授業(場合によってはZOOM)も取り入れた「課題研究」として対応します.シラバス上に課題を明記します。追加の課題や資料、変更点などがある場合には、Blackboad にてお知らせします。 授業形式の基本は、日本の「学力テスト政策」「学力論」「知識論」を題材にしたテキスト北野秋男他『現代学力テスト批判』(東信堂)、を読んで3回(6回目・10回目・14回目)の課題レポートを対面式授業で報告してもらいます。何か特別な事情があれば、課題の提出は、最終回でも認めます。また、テキストの入手は不要です。関連する文献なども資料として提供します。 |
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授業概要 | 「世界の中の日本の学力テスト政策を批判的に検証しよう!」をテーマに、世界の学力政策の中の日本の学力政策を検証します。2007(平成19)年以降に「全国学力・学習状況調査」を実施する日本の学力テスト政策は、世界的には異質な方法で行われ、様々な問題があります。また、日本における明治以降の学力観・知識論に関する歴史や理論も学びます。テストは、教育の目標・内容・法要・評価といった一連の授業実践の中では、その効果や問題点を検証する重要なものです。こうしたテストに関する基本的な理論や考え方も学んでもらいます。 |
授業のねらい・到達目標 | この授業では、日本の学力テスト政策の実態を調べながら、その政策の理論、学力論、知識論などを総合的に学びます。「学力とは何か「知識は学力か」など、学力政策の基盤となる考え方を学びます。日本の学力政策は、世界でもたぐいまれな学力調査を行い、都道府県別のランキングも行っており、様々な問題点が専門家からも指摘されています。「学力論」「知識論」に関しては、戦後から今日まで様々な学力論争がありましたが、とりわけ「状況的学習論」などの学力論を学んでもらいます。大学院の修士課程に求められる基本的な能力を身に着けること目標にします。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義、演習】 授業の方法は、対面式授業も行いながらテキストの講読を行います。担当する国を決めて、各自が自由に調べて報告することを求めます。基本文献を講読しながら、文献を自分で調べ、収集し、発表用のレジュメを作成する。テキスト北野秋男他『現代学力テスト批判』(東信堂)を使います。それ以外にも関連資料を毎回、配布する。対面式授業では、レジュメに基づいて意見交換、討論する。その際には、報告する国の学力政策の特色を他国との違いを意識して報告してほしい。報告したレジュメは、最後には完成原稿として提出する。 |
履修条件 | 特になし。海外の比較研究なので、留学生は大歓迎。 |
授業計画 | |
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1 |
「対面式授業」ガイダンス:授業の日程と方法。課題の分担。発表の方法とレジュメの作成方法など。
【事前学習】授業のテーマ・内容・方法・評価について説明する。事前学習・事後学習、質問などある場合の連絡方法など。 (2時間) 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること (2時間) |
2 |
「対面式授業」テキストの紹介と研究方法の確認。テキストの内容に関する意見交換。
【事前学習】基本文献の目次や「はじめに」を読んで、世界の学力政策を比較検証する際の枠組みを予め理解しておくこと。 (2時間) 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること (2時間) |
3 |
「テキストの第1章」学力テスト政策の問題点
【事前学習】テキストの「第1章」を読み、重要な点を整理し、質問なども考えておくこと。 (2時間) 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること (2時間) |
4 |
「テキストの第2章」学力テスト政策の普及・浸透の理由
【事前学習】 テキストの「第2章」を読み、重要な点を整理し、質問なども考えておくこと。 (2時間) 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること (2時間) |
5 |
「テキストの第3章」学力テスト政策の歴史的構造
【事前学習】テキストの「第3章」を読み、重要な点を整理し、質問なども考えておくこと。 (2時間) 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること (2時間) |
6 |
「対面式授業」1章~3章までの報告
【事前学習】レジュメ作成と報告の事前準備。 (2時間) 【事後学習】レジュメの修正と課題レポート作成の準備。 (2時間) |
7 |
「テキストの第4章」テストと格差
【事前学習】テキストの「第4章」を読み、重要な点を整理し、質問なども考えておくこと。 (2時間) 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること (時2間時間) |
8 |
「テキストの第5章」学校地の限界と可能性
【事前学習】テキストの「第51章」を読み、重要な点を整理し、質問なども考えておくこと。 (2時間) 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること (2時間) |
9 |
「テキストの第6章」書くことは世界を変える
【事前学習】テキストの「第6章」を読み、重要な点を整理し、質問なども考えておくこと。 (2時間) 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること (2時間) |
10 |
「対面式授業」1章~3章までの報告
【事前学習】レジュメ作成と報告の事前準備。 (2時間) 【事後学習】レジュメの修正と課題レポート作成の準備。 (2時間) |
11 |
「テキストの第7章」考えてはいけない日本のテスト
【事前学習】テキストの「第7章」を読み、重要な点を整理し、質問なども考えておくこと。 (2時間) 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること (2時間) |
12 |
「テキストの第8章」地域を捨てる学力
【事前学習】テキストの「第8章」を読み、重要な点を整理し、質問なども考えておくこと。 (2時間) 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること (2時間) |
13 |
「テキストの第9章」これからの学力
【事前学習】テキストの「第9章」を読み、重要な点を整理し、質問なども考えておくこと。 (2時間) 【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること (2時間) |
14 |
「対面式授業」7章~9章までの報告
【事前学習】レジュメ作成と報告の事前準備。 (2時間) 【事後学習】レジュメの修正と課題レポート作成の準備。 (2時間) |
15 |
授業全体の振り返り。学力のあり方の検討。完成レポートの提出。
【事前学習】完成レポートの提出準備。課題レポートの作成。 (2時間) 【事後学習】授業全体の要点と課題をノートにまとめること。自分なりの国際比較研究の枠組みを考えてみること。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 北野秋男他 『『現代学力テスト批判』』 東信堂 2018年 第1版 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート(60%)、授業参画度(40%) 授業への出席、平常点、課題報告の内容などを総合的に評価する。 |
オフィスアワー | 授業開始前と終了後。その他は、個別に対応。事前にメールにて連絡を下さい。([email protected]) |