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令和2年度入学者 | 社会教育経営論2 | ||||
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教員名 | 岸裕司 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | 主として課題研究(Blackboardを通じた動画などの学習資料配信).Blackboard ID:木曜日5限→20202325 |
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授業概要 | ◎講義の全体テーマ:「学社融合」による生涯学習社会の実現~その理論と方法を学ぶ~ 学社融合は、学校教育と社会教育双方を充実しつつ生涯学習社会の構築を意図して企画・運営する新しい教授法。その継続からの次代を担う人とサスティナブルなまち育ても意図した授業である。また、学校を拠点に社会教育経営としての学社融合をツールとした生涯スポーツ・福祉・環境・産業振興などの多彩な実践と理論を学び、誰でもがいつでもどこでも学ぶことができ、学んだ成果を活かすことができる生涯学習社会の構築(教育基本法第3条、13条)もねらいとする内容である。同時に社会教育法・文部科学省令第5号社会教育主事講習等規定の一部を改正する省令により本年度から資格化された「社会教育士」・地教行法・教育基本法などの最新改定の意味と、少子化・高齢化・格差社会・ドーナツ現象など、時代の変化による現代的な社会課題の緩和・解決へ向けての生涯学習社会の実現の必要性を学び合うこともねらいとする。なお、担当教員は地元の学校と地域との融合実践の経験から学校運営協議会の創設に携わり、また文部科学省委嘱のコミュニティ・スクールマイスター(平成24年度~)として各地に派遣されての講演や現地の調査などの実務経験が豊富である。 |
授業のねらい・到達目標 | 学校には本来、学ぶ&社会教育・生涯学習と融合(協働)できる諸施設の2つの機能がある。その2つ機能の各地の実践を映像や調査資料を使い全体テーマを会得することを到達目標とする。同時に市民も参画する学校運営協議会や地域学校協働活動・地域学校協働活動推進員などの推進役としての社会教育主事・社会教育士の役割を習熟することもねらいとする。 この科目は日本大学教育憲章に基づく文理学部教育学科(学士(教育学))のディプロマポリシーDP6,DP7及びカリキュラムポリシーCP6,CP7に対応している。 ・他者から信頼され真に協働できる協働力の意味を理解し、自ら学び考え社会の課題解決への新たな道を他者とともにひらくチャレンジする能力とリーダーシップ能力を身につける。 ・他者が伝えたいことを正確に受けとめ、自らの意見との整合を図り、最善の協働ができるコミュニケーション能力を身につける。 |
授業の方法 | 授業の方法:Blackboardに搭載の動画などの資料のみで実施 1)授業形態:毎時、Blackboardに提⽰した授業資料と回によっては指定教科書AC(前期のBをCに替えた)2点の該当箇所を読み、その回の課題に取り組み提出する。疑問や質問は適宜教員へメールで質問する。教員からフィードバックする。 2)舞回の履修ノートの作成(評価対象):毎回1事前学習・2講義履修時のメモ(主に動画視聴時のメモなので字数は少ない)・3事後学習の順に各自のノートを作成(ワード形式が望ましい)する。ノートは中間及び最終回後に提出し採点の資料にする。 3事前準備:Blackboardに収録の「コロナ禍対応シラバス補足版」と「指定教科書AC(前期のBをCに替えた)2点(シラバス下段に記載)」を準備する。 4)授業日時:コロナ禍がなければ原則毎週木曜日5限であったことからBlackboardへの授業資料は毎回2日前の火曜日には搭載しておく。1週間サイクルなので各自の授業時間を管理すること。 |
履修条件 | 履修条件:指定教科書AC(前期のBをCに替えた)2点:2点の本は各自で入手する。2点の出版社名を検索し直送が早くて便利。また日大文理の書店(冨山房)に発注して送ってもらってもよいし、近所の書店で「取り寄せてください」と頼んでもよいし、amazonやhonto、e-honなどの本の通販サイトに登録し通販で注文してもよい。日本に入国できない留学生でかつ教科書の入手が困難な受講生は、私・岸へその旨をメールで連絡する。アドレス:[email protected] |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(後期講義の概要・講義内容や授業の方法・到達目標及び評価など)
【事前学習】Blackboardに収録の「コロナ禍対応シラバス補足版」と指定教科書A・C(前期のBをCに替えたので前期の履修者も新たに入手を)2点を通読し、学修意欲を高めておく。 (2時間) 【事後学習】第1回講義をノートにまとめる。【ノートの取り方】1事前学習・2講義履修時のメモ(主に動画視聴時のメモなので字数は少ない)・3事後学習の順に記す(ワード形式が望ましい)。ノートは中間及び最終回後に提出し採点の資料にする。各自で履修登録の準備をする。 (2時間) |
2 |
学習権を保障するインクルーシブ学校~マイノリティが生きやすい学校や社会とは
【事前学習】特別支援(学校)・インクルーシブ(教育)について文献やインターネットなどで学んでおく。 (2時間) 【事後学習】第2回講義資料を復習し、ノートにまとめる。各自で履修登録の準備をする。 (2時間) |
3 |
前期のおさらい
【事前学習】指定教科書A・C2点の「学社融合」についての該当箇所を自分で探してひろい読みし(Cは主に179P~)、ノートにまとめておく。 (2時間) 【事後学習】第3回講義資料を復習し、ノートにまとめる。 (2時間) |
4 |
お父さんや成人男性の居場所づくりと学社融合
【事前学習】ご自分のお父さんや周りの成人男性の「居場所」について、以下を考察してまとめる。1:「居場所」がある・なし。2:「ある」と答えた人は、どのような居場所か? 3:「ない」と答えた人は、どうしたら居場所を持つことができるか? (2時間) 【事後学習】第4回講義資料を復習し、ノートにまとめる。 (2時間) |
5 |
学社融合・実践⑤総合型地域スポーツクラブで世代間交流+健康なまち育て
【事前学習】スポーツ基本法・総合型地域スポーツクラブについて文献やインターネットなどで学んでおく。 (2時間) 【事後学習】第5回講義資料を復習し、ノートにまとめる。 (2時間) |
6 |
高齢者や障がい者の居場所づくりと学社融合~ノーマライゼイションのまち育ての視点から
【事前学習】高齢化率の変遷を文献やインターネットなどで学び、メリットとデメリットを考察してまとめる。 (2時間) 【事後学習】第6回講義資料を復習し、ノートにまとめる。 (2時間) |
7 |
学社融合は「良い青年」を育てる~秋津や先行実践の成果 調査研究からの評価論~
【事前学習】「見えない学力」と「見える学力」の違いを文献やインターネットなどで学んでおく。 (2時間) 【事後学習】第7回講義資料を復習し、ノートにまとめる。 (2時間) |
8 |
杉並区立和田中学校の(学校支援)地域本部と学社融合~「見える学力」の効果の検証~
【事前学習】動画:杉並区立和田中学元校長「藤原和博先生のプレゼン」を視聴し、「情報編集力」についての自分の意見をメモしておく。 https://www.youtube.com/watch?v=RLPCP5lz-mE&feature=emb_logo (2時間) 【事後学習】【事後学習兼課題】1回~8回(今回)目までのノートをまとめ、提出(履修内容や出欠の確認の「中間評価」の対象です)。ワードで記していただくとボクのコメントを書きやすいです。 (2時間) |
9 |
学社融合・秋津実践の成果から考える学校を拠点とした生涯学習社会の実現の法的根拠と国の施策
【事前学習】文献やインターネットで教育基本法第3条及び第13条の条文を検索し、その意味とその自分の実現のあり方を考察しメモする。 (2時間) 【事後学習】第9回講義資料を復習し、ノートにまとめる。 (2時間) |
10 |
コミュニティ・スクール(CS:学校運営協議会及び○型CS)とスクール・コミュニティ(SC:学校を活動拠点とした生涯学習学校)の違い+学校評議員制度と学校運営協議会の違い+地域とともにある学校VS学校とともにある地域像の違い
【事前学習】「これからの学校と地域 コミュニティ・スクールと地域学校協働活動」の文科省のパンフを読みノートにまとめておく。https://manabi-mirai.mext.go.jp/upload/korekaranogakkoutotiiki_pamphlet2020.pdf (2時間) 【事後学習】第10回講義資料を復習し、ノートにまとめる。 (2時間) |
11 |
学社融合のコーディネト法~狭義の学社融合の授業案をつくろう!②社会教育編
【事前学習】【事前学習兼課題】:指定教科書Aの106~112P「2スクール・コミュニティの普遍性」を読み(特に「3コーディネーターを育てよう」)感想を書き提出する。 (2時間) 【事後学習】第11回講義資料を復習し、ノートにまとめる。 (2時間) |
12 |
子縁(こえん)を活かした「人つなぎ」の考え方+学社融合の各地・各校種の多彩な実践1
【事前学習】【事前学習兼課題】指定教科書Aの27~362P「4地縁から『子縁』へ」を読み(特に「子縁に目覚めた男たち」)感想を書き提出する。 (2時間) 【事後学習】第12回講義資料を復習し、ノートにまとめる。 (2時間) |
13 |
学社融合の歴史②(前期と重複)+学社融合の各地・各校種の多彩な実践2
【事前学習】Blackboardに事前に搭載の「にいがた社会教育67号視点~連携から融合へ~たわごとのような話」1979年(学社融合最初の記述・工藤智規氏)を読み、自分の考えをノートにまとめておく。 (2時間) 【事後学習】第13回講義資料を復習し、ノートにまとめる。 (2時間) |
14 |
後期講義内容のまとめ+社会教育主事&社会教育士について+前期の理解度の確認(授業内試験)
【事前学習】これまでの講義内容を復習(特に関係法や講義した重要な単語の定義や意味)し、重要項目をノートにまとめておく。 (2時間) 【事後学習】第14回講義資料を復習し、ノートにまとめる。 (2時間) |
15 |
後期の評価についてなど+授業アンケート(学校より)
【事前学習】14回目の事前学習でまとめた自分のノートを再読し、追加などをまとめておく(特に関係法や岸が講義した重要な単語の定義や意味)。 (2時間) 【事後学習】9回目~15回目までのノートをまとめて提出。同時に後期全般の「ノートのまとめ」を1,000字程度で書き、ノートとともに期日までに提出する。(出席と評価の対象) (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 岸裕司著 『学校開放でまち育て-サスティナブルタウンをめざして』 学芸出版社 2008年 第2版 岸裕司著 『学校を基地にお父さんのまちづくり』 太郎次郎社エディタス 1999年 第7版 授業で紹介の実践事例・実践に至る経緯が楽しく読めてわかりやすい。講義全般の理解に役立つ。 |
参考書 | 天笠茂監修、岸裕司ほか著 『地域との新たな協働を図る学校づくり (管理職課題解決実践シリーズ5)』 ぎょうせい 2015年 第1版 天笠茂監修、岸裕司ほか著 『教師としての成長を図る学校づくり (管理職課題解決実践シリーズ4)』 ぎょうせい 2015年 第1版 岸裕司著 『「地域暮らし」宣言-学校はコミュニティ・アート 』 太郎次郎エディタス 2003年 第1版 授業のより理解に役立ちます。可能な限り読んでください。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:各回の課題の提出と内容評価(出欠確認にも利用する)(40%)、授業内テスト:14回目も課題として授業内試験(理解度の確認)行う)(10%)、授業参画度:シラバスに記載の毎回の事前学習・講義履修時のメモ・事後学習のまとめのノート(参画度・参画意欲の確認評価・中間と最終回後の2回提出)(50%) 成績評価は、基本的に履修の回数(目安合計10回以上※15回の2/3以上)・毎回の課題の提出による内容・中間と最終回後の2回の履修ノートの内容などで評価する。 |
オフィスアワー | e-mail:[email protected]に適宜連絡を。電話047-453-7782㈱パンゲア代表取締役 |
備考 | 講義内容のメモを毎回必ず行うこと。メモを取ることにより聞き取り・内容整理・理解度が向上し、以後のリアル社会でも役立つ能力が身につく。 |