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令和2年度入学者 | ドイツ語教授法講義1 | ||||
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令和元年度以前入学者 | ドイツ語教授法講義1 | ||||
教員名 | 米井巌 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | ドイツ文学専攻 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | Zoom(Zm)またはBlackboard Collaborate Ultra(BCU)を使用した同時双方向型遠隔授業を基本とし、事前・事後課題の提示と提出にはBlackboard(Blb)を使用します。Zm、BCUのいずれを使うかについては、授業開始前にBlbで受講希望者と相談しますので、初回授業前にアクセスし、意見をアップして下さい。 授業開始までにBlackBoardのコースID 20204249:2020ドイツ語教授法講義1(米井巌・前・金5)に登録し、初回授業の注意事項に従って準備をしておくこと。 |
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授業概要 | 教授法の基礎概念を学び、それらの知見に基づき「学ぶ側の視点に立つ伝え方」に重点を置いた教材作成を通して、ドイツ語教員としての基礎力の涵養をテーマとします。 |
授業のねらい・到達目標 | 教授法を学ぶねらいは、「人はどのように学ぶのか」ということ、そして「事柄を分かりやすく伝えるにはどのような工夫が必要か」の2点に集約できます。この講義の目的は、言語習得の基礎知識と学習理論を通じて、物事を伝える技術としてのコミュニケーション・スキルの向上、およびそのための工夫をする「意識」を育てることにあります。 |
授業の方法 | 5月11日~8月8日の授業実施日(13回)は、上記授業の形態に則り、事前にBlbにあるプリント、パワーポイント等を見た上で、その回に出された課題の回答を次回授業時の1日前までにBlbに提出してもらいます。以下のシラバス内容に沿い、パワーポイントとプリントを用いながら、導入回以降は、ドイツ語教授法の歴史の概観、様々な教授法とその背景にある理論や言語習得の捉え方を学び、異文化理解と発見的学習を通底のキー概念としながら、「ゼロ・スタート」の学習者に「伝わる」授業のあり方を検討し、それを通じて「人にものを伝える技術=コミュニケーション能力」の涵養を図ります。 |
履修条件 | 大学院博士前期課程の学生 |
授業計画 | |
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1 |
導入ガイダンス:「学ぶことを見直す(前)」 - 学習とはどのような過程で行われるかを考える。(双方向型遠隔授業)
【事前学習】シラバスを読み、その上で自分の受けてきた授業の「典型例」をまとめておく。 (2時間) 【事後学習】「学習タイプアンケート」を行い、次回用プリントの予習をする。 (2時間) |
2 |
基礎1:「学ぶことを見直す(後)」 - 学習タイプと「学習伝統」の関連性を考え、学び方の多様性について検討する。(双方向型遠隔授業)
【事前学習】前時配布プリントを読み課題回答をまとめる。 (2時間) 【事後学習】前時の課題回答を修正し、次回用プリントの課題回答をまとめる。 (2時間) |
3 |
基礎2:教授法の歴史 - 文法訳読法/直接法/AL・AV法についての解説。(双方向型遠隔授業)
【事前学習】前時配布プリントを読み課題回答をまとめる。 (2時間) 【事後学習】前時の課題回答を修正し、次回用プリントの課題回答をまとめる。 (2時間) |
4 |
基礎3:教授法の歴史 - コミュニカティヴ・アプローチ/折衷法/文化比較アプローチの解説。(双方向型遠隔授業)
【事前学習】前時配布プリントを読み課題回答をまとめる。 (2時間) 【事後学習】前時の課題回答を修正し、次回用プリントの課題回答をまとめる。 (2時間) |
5 |
基礎4:日本のドイツ語教育 - 歴史的概要と現在の問題点を解説し、それを念頭に参加者の経験に照らしながら、どのような改善が必要、可能であるかを考える。(双方向型遠隔授業)
【事前学習】前時配布プリントを読み課題回答をまとめる。 (2時間) 【事後学習】前時の課題回答を修正し、次回用プリントの課題回答をまとめる。 (2時間) |
6 |
基礎5:母語干渉 - 発音・文法・文化的な文脈での「干渉」と「社会化」の解説。(双方向型遠隔授業)
【事前学習】前時配布プリントを読み課題回答をまとめる。 (2時間) 【事後学習】前時の課題回答を修正し、次回用プリントの課題回答をまとめる。 (2時間) |
7 |
基礎6:自己発見的学習 - 学習の基礎は、既有知識と新知識のネットワーク結合であることを学び、そのネットワークの構築と、教場での誘導方法を示す。(双方向型遠隔授業)
【事前学習】前時配布プリントを読み課題回答をまとめる。 (2時間) 【事後学習】前時の課題回答を修正し、次回用プリントの課題回答をまとめる。 (2時間) |
8 |
基礎7:音声教材の扱い方1 - テキスト・聞き取り教材・作文等の総合音声教材化を考える。(双方向型遠隔授業)
【事前学習】前時配布プリントを読み課題回答をまとめる。 (2時間) 【事後学習】前時の課題回答を修正し、次回用プリントの課題回答をまとめる。 (2時間) |
9 |
基礎8:音声教材の扱い方2 - 干渉、アーティキュレーション指導とシャドウイングについて、教材を用いた実例を通じて学ぶ。(双方向型遠隔授業)
【事前学習】前時配布プリントを読み課題回答をまとめる。 (2時間) 【事後学習】前時の課題回答を修正し、次回用プリントの課題回答をまとめる。 (2時間) |
10 |
基礎9:ペアワーク・グループワーク - 単独学習と集団学習について、その有効性と問題点を考える。(双方向型遠隔授業)
【事前学習】前時配布プリントを読み課題回答をまとめる。 (2時間) 【事後学習】前時の課題回答を修正し、次回用プリントの課題回答をまとめる。 (2時間) |
11 |
基礎10:文法指導の考え方 - 暗記型と自己発見型の違いは何かを考える。(双方向型遠隔授業)
【事前学習】前時配布プリントを読み課題回答をまとめる。 (2時間) 【事後学習】前時の課題回答を修正し、次回用プリントの課題回答をまとめる。 (2時間) |
12 |
基礎11:文法の扱い方1 - 実践例を通して冠詞・形容詞はいかに学習されるかを示す。(双方向型遠隔授業)
【事前学習】前時配布プリントを読み課題回答をまとめる。 (2時間) 【事後学習】前時の課題回答を修正し、次回用プリントの課題回答をまとめる。 (2時間) |
13 |
基礎12:文法の扱い方2 - 実践例を通して完了形・受動態はいかに学習されるかを示す。(双方向型遠隔授業)
【事前学習】前時配布プリントを読み課題回答をまとめる。 (2時間) 【事後学習】前時の課題回答を修正し、次回用プリントの課題回答をまとめる。 (2時間) |
14 |
基礎13:文法事項の有機的な把握 - 学習内容をいかに有機的な形でネットワーク化し得るかを、実践例を通して示す。(課題研究)
【事前学習】前時配布プリントを読み課題回答をまとめる。 (2時間) 【事後学習】前時の課題回答を修正し、次回用プリントの課題回答をまとめる。 (2時間) |
15 |
教材作成へのまとめ - 「伝える・伝わる」ための条件とはどのようなことかをまとめる。(課題研究)
【事前学習】前時配布プリントを読み課題回答をまとめる。 (2時間) 【事後学習】後期に向けての基礎資料として前期の講義内容をまとめ、夏季休暇課題として求められた参考文献を読み、ポイントと考える部分に付いて発表する準備を行う。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 教科書は使用せず、各回とも必要事項に関するプリントをBlackboardにより配布します。 |
参考書 | 吉島茂・境一三 『ドイツ語教授法 - 科学的基盤作りと実践に向けての課題』 三修社 2003年 第1版 授業時配布プリントの裏付けとなる書籍であり、購入が望ましいものですが、手に入りにくい場合には、適宜郵送などの手段で貸し出しをします。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:課題の提出状況とその内容により評価します。(30%)、授業参画度:遠隔授業内での事前準備に基づく質問等、積極的参加姿勢により評価します。(70%) |
オフィスアワー | Blackboardを通して、質問、意見などを受け、回答します。 |