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教育分野に関する理論と支援の展開
| 令和２年度入学者 | 教育分野に関する理論と支援の展開 | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 令和元年度以前入学者 | 教育分野に関する理論と支援の展開 | ||||
| 教員名 | 菊島勝也 | ||||
| 単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
| 科目群 | 心理学専攻 | ||||
| 学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 | ||
| 授業の形態 | 課題研究（テキストを使用してレポート作成。メールにて提出する。） |
|---|---|
| 授業概要 | 【公認心理師必修科目】 教育分野に関する理論と支援の展開，特に発達障害を持つ子どもに対する臨床心理学的支援について，幼児・児童・青年期を専門とする臨床心理士・公認心理師の教員が教育領域での臨床経験をもとに指導を行う。 |
| 授業のねらい・到達目標 | 本授業では，教育分野に関わる公認心理師の実践，特に発達障害を持つ子どもに対する臨床心理学的支援をとりあげる。教育現場における，具体的な支援の在り方を理解できるようになることを到達目標とする。 発達障害を持つ子どもに対する支援については，以下の点を十分踏まえておく必要がある。(１)授業場面では教育的な配慮が必要であり，本人のハンディキャップに応じた授業の工夫がなされるべきであること。(２)家庭場面では親のストレスや負担をなるべく減らし，まず良好な親子関係をつくることを支えていく事が求められること。(３)その上で，子ども自身のこころの健康な成長を支えるような支援が必要であること。(４)これらの支援はバラバラに行われるのではなく，それぞれが連携をしながら，実施されるべきであること。以上の点について，教材を読む事で，より具体的に理解が深まることが望まれる。 学校場面での子どもへの支援においては，いわゆるカウンセリングなどの心理療法的な視点からの支援だけでなく，教授法，教材の工夫，療育，生活指導，ケースワーク等，様々な視点から「役に立つ」方法を組み合わせて柔軟に用いることが必要であることを，具体的に学習することが望まれる。 |
| 授業の方法 | テキストを基に事例等について4つのレポートを作成し，提出すること。発達障害，特別支援教育について，事前に調べておくこと。 本授業の事前・事後学習は，各２時間の学習を目安とする。 レポート課題01： 教材第１章を読み，自分で重要であると感じたり，興味を持った部分を中心に要約を行い，それに対する自分の意見や疑問を書きなさい。 留意点：まず発達障がいがどのようなもので，どのような種類があるかについて，教材とは別に調べ，把握しておくことが望ましい。 レポート課題02： 教材第2章CASE1〜5までを読み，自分が興味を持ったケースを１例とりあげ，教材で解説されている支援策を参考に，それぞれのケースごとに，独自の意見も含めた「支援プラン」を提案しなさい。 留意点：提案する１つ１つの支援プランについて，（１）どのような方法か，(２)その方法を実施することでどんな効果が期待できるか，を必ず含めること。 レポート課題03： 教材第2章CASE6〜10までを読み，自分が興味を持ったケースを１例とりあげ，教材で解説されている支援策を参考に，それぞれのケースごとに，独自の意見も含めた「支援プラン」を提案しなさい。 留意点：正解があるわけではないので，自由に独自の支援プランを考えて提案すること。 レポート課題04： 教材第2，3章CASE11〜16までを読み，自分が興味を持ったケースを１例とりあげ，教材で解説されている支援策を参考に，それぞれのケースごとに，独自の意見も含めた「支援プラン」を提案しなさい。 留意点：正解があるわけではないので，自由に独自の支援プランを考えて提案すること。 課題の提出方法、フィードバック方法等については、授業開始時に提示する。 |
| 授業計画 | |
|---|---|
| 1 |
1章1，2，3，4，を読む。
【事前学習】関連する文献の読み込み。 （時間） 【事後学習】わからない用語を調べておく。 （時間） |
| 2 |
1章5，6，7，8，9，を読む。
【事前学習】関連する文献の読み込み。 （時間） 【事後学習】わからない用語を調べておく。 （時間） |
| 3 |
1章10，11，12，13を読む。
【事前学習】関連する文献の読み込み。 （時間） 【事後学習】わからない用語を調べておく。 （時間） |
| 4 |
レポート課題01を作成する。
【事前学習】関連する文献の読み込み。 （時間） 【事後学習】レポートの校正作業。 （時間） |
| 5 |
2章ケース1とケース2を読む。
【事前学習】関連する文献の読み込み。 （時間） 【事後学習】わからない用語を調べておく。 （時間） |
| 6 |
2章ケース3とケース4を読む。
【事前学習】関連する文献の読み込み。 （時間） 【事後学習】わからない用語を調べておく。 （時間） |
| 7 |
2章ケース5とケース6を読む。
【事前学習】関連する文献の読み込み。 （時間） 【事後学習】わからない用語を調べておく。 （時間） |
| 8 |
レポート課題02を作成。
【事前学習】関連する文献の読み込み。 （時間） 【事後学習】わからない用語を調べておく。 （時間） |
| 9 |
2章ケース7とケース8を読む。
【事前学習】関連する文献の読み込み。 （時間） 【事後学習】わからない用語を調べておく。 （時間） |
| 10 |
2章ケース9とケース10を読む。
【事前学習】関連する文献の読み込み。 （時間） 【事後学習】わからない用語を調べておく。 （時間） |
| 11 |
レポート課題03を作成。
【事前学習】関連する文献の読み込み。 （時間） 【事後学習】レポートの校正作業。 （時間） |
| 12 |
2章ケース11とケース12を読む。
【事前学習】関連する文献の読み込み。 （時間） 【事後学習】わからない用語を調べておく。 （時間） |
| 13 |
2章ケース13と3章ケース14を読む。
【事前学習】関連する文献の読み込み。 （時間） 【事後学習】わからない用語を調べておく。 （時間） |
| 14 |
3章ケース15とケース16を読む。
【事前学習】関連する文献の読み込み。 （時間） 【事後学習】わからない用語を調べておく。 （時間） |
| 15 |
レポート課題04を作成。
【事前学習】関連する文献の読み込み。 （時間） 【事後学習】レポートの校正作業。 （時間） |
| その他 | |
|---|---|
| 教科書 | 阿部利彦編著 『見方を変えればうまくいく！特別支援教育リフレーミング』 中央法規 2013年 第1版 著者は発達障害を持つ児童生徒に対して，主に学校場面で非常に先駆的な支援を行ってきた専門家である。本書は，3章から構成されており，特別支援の基本的な考え方，さらにたくさんの事例と対応方法が紹介され，専門家だけでなく，教員や保護者にも理解が深まるような配慮がなされており，初学者にとってわかりやすく大変有益な内容であるといえる。 |
| 参考書 | 阿部利彦編著 『クラスで気になる子の支援 ズバッと解決ファイル』 金子書房 2009年 津川律子山口義枝北村世都 『教育相談 （Next教科書シリーズ）』 弘文堂 2015年 必要に応じて指示する |
| 成績評価の方法及び基準 | レポート:レポート課題01，02，03，04の4部。(100%) |
| オフィスアワー | わからないことがあれば，LINEやメールで質問や相談をしてください。 |