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令和2年度入学者 | 英語圏文学演習3 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 英米文学演習7 | ||||
教員名 | 福島昇 | ||||
単位数 | 1 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 英文学専攻 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | オンライン授業(Zoom, Google Duo, LINE, FaceTime, ハングアウトによるライブ中継) 課題研究(Blackboardを通じた学習資料配信)も可 |
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授業概要 | シェイクスピアの悲劇『オセロー』(創作年1604, 初演1604年)を読む。シェイクスピアの英語は英文学、米文学、言語学の基礎です。シェイクスピアの英語を通して、『オセロー』の奥深さを理解し、『オセロー』のテーマであるイアーゴーの悪意の動機、オセローの嫉妬、デズデモーナの真実の愛について学ぶ。また『オセロー』がいかにトニ・モニスンの『デズデモーナ 』(創作年2012, 初演2011年)に影響を与えたか考察する。『デズデモーナ』は『オセロー』の続編であると捉えればモリスンの意図は十分に頷ける。言い方を変えれば、『オセロー』と『デズデモーナ』をワンセットにして考えれば、イアーゴーの悪の動機、デズデモーナのオセロー への変わらぬ愛、オセローの最後の言葉の意味、バーバリー(サラン)登場の意味、オセローがデズデモーナを絞殺した理由、エミリアのデズデモーナに対する不満の意味、キャシオーがデズデモーナを誤解した意味が総合的に理解できる。 |
授業のねらい・到達目標 | 英文学専攻の院生として必要な英文法の知識とシェイクスピアの英語を修得する。シェイクスピアは世界の演劇、小説、音楽、美術等に深い影響を与え続けている。授業では、『オセロー』だけでなく、その他のシェイクスピアの主要なテクスト、西洋演劇、日本演劇(歌舞伎、文楽、能・狂言、新派、大衆演劇)、トニ・モニスンなども理解させる。 |
授業の方法 | シェイクスピアと Othello の諸問題について議論し、批評的感想(おしゃべり)を述べる習慣を身につける。時にギリシア悲劇、現代劇、黒人演劇、日本演劇、日本文学などにも話題を広げます。必要に応じて、研究論文の書き方(『MLA』第8版に基づく)にも言及します。シェイクスピアによって書かれた英語には、37編の戯曲と154編のソネット集、それにいくつかの長編詩、叙情詩があります。これらの作品は、今から400年以上も前のものであり、語彙、文法、発音などの点で、現代の英語とは大いに異なっています。言語に内在するこれらの点を十分ふまえつつ、テキストにつけられた注釈を参考にしながら、作品を丹念に読むことが求められます。これらの英語が持つ言語的な意味、作品が書かれた16世紀、17世紀当時の社会状況、受容のされ方についても十分念頭に置く必要があります。それらを背景に、現代での受容のされ方と比較しながら、英語という言語に潜在している英語圏文化を理解していきます。シェイクスピアを読むことは、英語の歴史を振り返ることにとどまらず、文学、言語学、音声学、英語教育など、大学院で学ぶほとんどの領域と関連を持ちながら、英語を読むことを意味します。 授業は5月11日(月)〜8月22日(土)まで |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス:授業の方針、到達目標確認試験(小論文)について(オンライン授業) Zoom以外のLine, FaceTime, Handout, 課題研究でも結構です。 【事前学習】【事前学習】シラバスを読んでおくこと (0.5時間) 【事後学習】授業の方針、到達目標確認試験(レポート)について再確認すること (0.5時間) |
2 |
授業内容: "Othello" 1.1.1-1.1.68(オンライン授業)
【事前学習】"Othello" 1.1.1-1.1.68)を読んでおくこと (2時間) 【事後学習】授業内容をノートに整理し、確認しておくこと (1時間) |
3 |
授業内容: "Othello" 1.1.159-1.2.38(オンライン授業)
【事前学習】"Othello" 1.1.159-1.2.38を読んでおくこと (2時間) 【事後学習】授業内容をノートに整理し、確認しておくこと (1時間) |
4 |
授業内容: "Othello" 1.3.94-1.3.169(オンライン授業)
【事前学習】"Othello" 1.3.94-1.3.169を読んでおくこと (2時間) 【事後学習】授業内容をノートに整理し、確認しておくこと (1時間) |
5 |
授業内容: "Othello" 1.3.238-1.3.296(オンライン授業)
【事前学習】"Othello" 1.3.238-1.3.296を読んでおくこと (2時間) 【事後学習】授業内容をノートに整理し、確認しておくこと (1時間) |
6 |
授業内容: "Othello" 2.1.205-2.1.265(オンライン授業)
【事前学習】"Othello" 2.1.205-2.1.265を読んでおくこと (2時間) 【事後学習】授業内容をノートに整理し、確認しておくこと (1時間) |
7 |
授業内容: "Othello" 3.3.1-3.3.74(オンライン授業)
【事前学習】"Othello" 3.3.1-3.3.74を読んでおくこと (2時間) 【事後学習】[事後学習] 授業内容をノートに整理し、確認しておくこと (1時間) |
8 |
授業内容: "Othello" 3.3.75-3.3.142(オンライン授業)
【事前学習】"Othello" 3.3.75-3.3.142を読んでおくこと (2時間) 【事後学習】授業内容をノートに整理し、確認しておくこと (1時間) |
9 |
授業内容: "Othello" 3.3.167-3.3.229(オンライン授業)
【事前学習】"Othello" 3.3.167-3.3.229を読んでおくこと (2時間) 【事後学習】授業内容をノートに整理し、確認しておくこと (1時間) |
10 |
授業内容: "Othello" 3.3.230-3.3.301(オンライン授業)
【事前学習】"Othello" 3.3.230-3.3.301を読んでおくこと (2時間) 【事後学習】授業内容をノートに整理し、確認しておくこと (1時間) |
11 |
授業内容: "Othello" 3.3.411-3.3.480(オンライン授業)
【事前学習】"Othello" 3.3.411-3.3.480を読んでおくこと (2時間) 【事後学習】授業内容をノートに整理し、確認しておくこと (1時間) |
12 |
授業内容: "Othello" 4.1.220-4.2.10(オンライン授業)
【事前学習】"Othello" 4.1.220-4.2.10を読んでおくこと (2時間) 【事後学習】授業内容をノートに整理し、確認しておくこと (1時間) |
13 |
授業内容: "Othello" 4.3.18-4.3.79(オンライン授業)
【事前学習】"Othello" 4.3.18-4.3.79を読んでおくこと (2時間) 【事後学習】授業内容をノートに整理し、確認しておくこと (1時間) |
14 |
授業内容: "Othello" 5.2.297-5.2.367(オンライン授業)
【事前学習】"Othello" 5.2.297-5.2.367を読んでおくこと (2時間) 【事後学習】授業内容をノートに整理し、確認しておくこと (1時間) |
15 |
到達目標確認試験(レポート[小論文、400字詰原稿用紙で6枚]提出)(オンライン授業)
【事前学習】これまでの授業内容をノートに整理し、確認しておくこと (2時間) 【事後学習】これまでの学習内容の総復習 (1時間) |
その他 | |
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教科書 | Norman Sanders, Othello: The New Cambridge Shakespeare, Cambridge University Press, 2018, 3 edition |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート(50%)、授業参画度(50%) 15回目に提出するレポート(小論文、400字詰原稿用紙で6枚以上)の評価(50%)、授業参画度(ディスカッションなど)の評価(50%)。 |
オフィスアワー | 授業終了時 |