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令和2年度入学者 | 英語学特殊講義2 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 英語学特殊講義2 | ||||
教員名 | 吉冨朝子 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 英文学専攻 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 主として同時双⽅向型授業(Zoomによるライブ中継) Blackboard ID: 金曜日5限 20204218 |
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授業概要 | 効果的な外国語指導法を導く上で重要な第二言語習得理論を概観し、理論的根拠のある指導法とは何かを明らかにする。 また、第二言語習得に関わる実証研究から得られた成果を、具体的な指導案やタスク作成に反映させる応用方法を検討する。 |
授業のねらい・到達目標 | 代表的な第二言語習得理論や仮説について学び、その知識を英語教育現場に生かした効果的な指導法を身につけること。加えて、英語学習者として自らの学びを振り返り、適切な学習ストラテジーを使えるようになること。 |
授業の方法 | 演習形式で、学生の発表と議論を中心に授業を行う。 |
履修条件 | 英語の専門文献を使用するので、CEFRでB2レベル以上の英文読解力があることが望ましい。 |
授業計画 | |
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1 |
第4章:暗示的知識と明示的知識(1)言語学習における2種類の知識と振り返りタスク
【事前学習】暗示的知識と明示的知識の区別について、第4章を読んでまとめる。 (2時間) 【事後学習】自らの英語学習を振り返り、自分の暗示的知識と明示的知識について自己分析する。 (2時間) |
2 |
第4章:暗示的知識と明示的知識(2)2つの知識のインターフェース
【事前学習】暗示的知識と明示的知識の関係性について、第4章を読んでまとめる。 (2時間) 【事後学習】暗示的知識を伸ばす言語学習とはどのようなものかを考察する。 (2時間) |
3 |
第4章:暗示的知識と明示的知識(3)2つの知識を踏まえた学習と指導
【事前学習】暗示的知識と明示的知識はそれぞれどう学習され、どのように指導すべきかについて、第4章を読んでまとめる。 (2時間) 【事後学習】暗示的知識と明示的知識の区別を踏まえた言語活動案を考える。 (2時間) |
4 |
第4章:暗示的知識と明示的知識(4)Consciousness-raising tasks
【事前学習】意識を高めるタスクについて第4章を読んでまとめる。 (2時間) 【事後学習】学習者の意識を高めるタスクの具体案を考える。 (2時間) |
5 |
第4章:暗示的知識と明示的知識(5)Language-related episodesとdictogloss
【事前学習】language-related episodesとは何か、またdictoglossとは何かについて、第4章を読んでまとめる。 (2時間) 【事後学習】language-related episodesおよびdictoglossの具体例を分析する。 (2時間) |
6 |
第5章:相互作用と修正的フィードバック(1)言語学習における相互作用とフィードバックの役割と振り返りタスク
【事前学習】言語学習過程における相互作用および修正的フィードバックの役割について、第5章を読んでまとめる。 (2時間) 【事後学習】自分の英語学習経験を振り返り、相互作用の中でどのような修正的フィードバックを受けたことがあるか、自己分析する。 (2時間) |
7 |
第5章:相互作用と修正的フィーバック(2)相互作用仮説
【事前学習】相互作用仮説は何かについて、第5章を読んでまとめる。 (2時間) 【事後学習】相互作用が言語学習に及ぼす影響について、実証研究の成果を踏まえて考察する。 (2時間) |
8 |
第5章:相互作用と修正的フィードバック(3)相互作用の社会文化的側面
【事前学習】社会文化理論における相互作用の役割について、第5章を読んでまとめる。 (2時間) 【事後学習】相互作用におけるフィードバックの例を分析し、それが言語学習に及ぼす影響について考察する。 (2時間) |
9 |
第5章:相互作用と修正的フィードバック(4)教室内議論やグループ学習におけるフィードバック
【事前学習】教室内での学習間の議論やグループ学習における相互作用とフィードバックの特徴について、第5章を読んでまとめる。 (2時間) 【事後学習】教室内での相互作用例において、どのようなフィードバックのストラテジーが使用されているかを分析する。 (2時間) |
10 |
第5章:相互作用と修正的フィードバック(5)scaffolded help
【事前学習】scaffoldingとは何かについて、第5章を読んでまとめる。 (2時間) 【事後学習】教師対学習者および学習者同士で、どのようなscaffoldingの具体例が見られるかを分析する。 (2時間) |
11 |
第6章:言語産出(1)言語学習におけるアウトプットの役割と振り返りタスク
【事前学習】言語習得過程におけるアウトプットの役割について、第6章を読んでまとめる。 (2時間) 【事後学習】自分の英語学習経験を振り返り、アウトプットが言語学習を促進した体験について自己分析する。 (2時間) |
12 |
第6章:言語産出(2)アウトプット仮説
【事前学習】アウトプット仮説とは何かについて、第6章を読んでまとめる。 (2時間) 【事後学習】アウトプットが言語学習に及ぼす影響について、実証研究の成果を踏まえて考察する。 (2時間) |
13 |
第6章:言語産出(3)自動化と流暢さ
【事前学習】言語習得において自動化と流暢さがどのように向上するかについて、第6章を読んでまとめる。 (2時間) 【事後学習】アウトプット仮説を踏まえ、自動化と流暢さの向上に貢献するような言語活動を考える。 (2時間) |
14 |
第6章:言語産出(4)focused taskとpushed output
【事前学習】focused task、pushed outputとは何かについて、第6章を読んでまとめる。 (2時間) 【事後学習】言語産出を強制するfocused taskを作成する。 (2時間) |
15 |
第6章:言語産出(5)fluency task
【事前学習】自動化を促すfluency taskとはどういうものかについて、第6章を読んでまとめる。 (2時間) 【事後学習】自動化を促すfluency taskを作成する。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | Andrea Nava and Luciana Pedrazzini, Second Language Acquisition in Action: Principles from Practice, Bloomsbury, 2018 ISBN: 978-1-4742-7486-9 (Pbk) |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート:期末課題として、第二言語習得理論を踏まえた指導案を作成してもらい、それを評価する(50%)、授業参画度:授業内の議論・分析・学習自己評価・指導案共有等によって評価する(10%)、テキスト担当箇所の発表の内容をレジメにきちんとまとめ、わかりやすく要点を説明できるかによって評価する(40%) |
オフィスアワー | 授業終了後または、メールによるアポ |