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令和2年度入学者 | 考古学演習1 | ||||
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教員名 | 堀内秀樹 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 史学専攻 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | オンライン授業(Zoomによるライブ中継、12回)と課題研究(3回)を組み合わせる。 |
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授業概要 | 「日本中・近世考古学」 中・近世考古学の調査、研究、周知化への方法などをこれまでの研究成果と問題点を呈示しつつ、歴史考古学の視点や今後の可能性を共に考える。 |
授業のねらい・到達目標 | 授業では、中・近世考古学の研究視点、研究成果、周知化についての研究法、成果、問題点を講義や院生の発表などによって提示した後、取り上げたテーマについて学生と議論を行う。 中世考古学、近世考古学の研究法、成果とその発信方法、可能性などについて議論を深め、学ぶことにより、新しい考古学分野を理解することを目的とする。 |
授業の方法 | オンラインによる講義+学生参加によるフリーディスカッションの実習形式。講義部分では、いくつかのテーマについて学生が発表を行う。 資料は事前にBlackboardにて配布。(変更点) 本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安とします。 *履修者は初回講義開始までにBlackboardのコース登録をすること。受講者への連絡はBlackboardの“連絡事項”欄に掲示するので随時確認すること。 |
授業計画 | |
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1 |
中・近世考古学を考える-講義の目的-(オンライン授業) 中・近世が持つ時代性と考古学的視点について学ぶ 【事前学習】シラバスを事前に確認する (1時間) 【事後学習】今後の授業に備え、中近世遺跡の報告書を熟読しておく (2時間) |
2 |
中・近世考古学の領域と学史(オンライン授業) 中・近世考古学で問い扱う領域について学ぶ 【事前学習】関連文献にて学史を調べる (2時間) 【事後学習】日本と東アジアの国について特に年代的関係を確認する (2時間) |
3 |
中・近世考古学資料論(オンライン授業) 「中世総合資料学の提唱」の輪読。検討を行う 【事前学習】関連文献を熟読する (3時間) 【事後学習】先史考古学の資料論との違いを確認する (2時間) |
4 |
中・近世考古学の研究法1-遺跡、遺構、遺物-(オンライン授業) 遺跡から出土する遺構や遺物について学ぶ 遺構や遺物についての小課題を出す。 【事前学習】先史考古学の遺跡調査や遺物の対応などを確認しておく (2時間) 【事後学習】歴史考古学の特徴について確認する (2時間) |
5 |
中・近世考古学の研究法2(オンライン授業) 前週の課題について発表を行い、近世遺跡出土遺物の具体相について共有する 【事前学習】近世遺跡の報告書で出土遺物を確認しておく (2時間) 【事後学習】機能、用途などについて考える (2時間) |
6 |
中・近世考古学の研究法3-地域・時間・情報-(オンライン授業) 遺跡や遺物の様相や動態と外的影響について議論する 【事前学習】遺跡の地理的・歴史的位置について考えておく (2時間) 【事後学習】先史時代との違いを確認する (2時間) |
7 |
中・近世考古学の発信・活用1-概要-(オンライン授業) 地域に即した周知化について議論する 次週までに地域の事例を調査を行う課題を出す。 【事前学習】発信・活用の方法についてHPなどで確認しておく (2時間) 【事後学習】新しい発信法を考える (2時間) |
8 |
中・近世考古学の発信・活用2-事例-(オンライン授業) 課題としてあげられた事例について具体的な活用の議論を行う 【事前学習】活用事例についての調査をしておく (2時間) 【事後学習】周知化の多様性を整理する (2時間) |
9 |
学生による遺跡研究1-都市研究-城下町・都市空間、住空間-(オンライン授業) 城下町研究とその調査の実際について議論する 【事前学習】関連文献を熟読しておく (2時間) 【事後学習】構造だけでなく機能についても整理する (2時間) |
10 |
学生による遺跡研究2-港湾都市(博多・堺・長崎・平戸)-(オンライン授業) 流通拠点となる場の状況と消費遺跡との関連性について議論を行う 【事前学習】関連文献、調査報告書で遺跡の内容を確認しておく (2時間) 【事後学習】港湾都市と消費都市との関係を整理しておく (2時間) |
11 |
学生による遺跡研究3-境界域(琉球・北海道)-(オンライン授業) 文化、社会、経済的な側面から「周辺域」について議論を行う 【事前学習】琉球・アイヌについての調査などを確認しておく (2時間) 【事後学習】他所依存型と完結型の地域の違いを認識する (2時間) |
12 |
学生による遺跡研究4-流通遺跡(蔵・沈船)-(オンライン授業) 流通遺跡の典型例として陸上拠点と水上拠点について学習する 【事前学習】流通資料の資料性について考えておく (2時間) 【事後学習】流通資料の実際について特徴などを押さえておく (2時間) |
13 |
自分の研究発表についての授業を履修した他の学生からの質問、意見、教員からの解説などを踏まえて、自らの研究の補足・修正などを検証する。できた部分まで提出する。 (課題研究) 【事前学習】これまで行った研究発表について復習、疑問点などの整理をしておく (2時間) 【事後学習】これまでの研究発表を踏まえて近世考古学について考える (2時間) |
14 |
前週に検証した、補足・修正した研究発表を、再提出をする。 (課題研究) 【事前学習】これまで行った研究発表について復習、疑問点などの整理をしておく (2時間) 【事後学習】これまでの研究発表を踏まえて近世考古学について考える (2時間) |
15 |
他の学生の研究発表を再検証し、そこから感じた近世考古学研究に対する自分の意見をレポートとして提出する。第14回に再提出されたレポートについて総評を行う。 (課題研究) 【事前学習】これまで行った研究発表について復習、疑問点などの整理をしておく (2時間) 【事後学習】これまでの研究発表を踏まえて近世考古学について考える (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 使用しない |
参考書 | 前川要 『中世総合資料学の提唱』 新人物往来社 2003年 森本伊知郎 『近世陶磁器の考古学』 雄山閣 2009年 関根達人 『中近世の蝦夷地と北方貿易』 吉川弘文館 2014年 |
成績評価の方法及び基準 | 授業参画度(40%)、研究発表、小課題(60%) 授業参画度は、毎回のディスカッション、小課題などで評価します。 |
オフィスアワー | Blackboardを通じて受け付ける。回答は、直接あるいは授業の際に行う。 |