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令和2年度入学者 | 日本史特殊研究5 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 日本史特殊研究5 | ||||
教員名 | 古川隆久 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 史学専攻 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | オンデマンド型の遠隔授業(12回)と課題研究(3回)を組み合わせる。 |
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授業概要 | 日本近現代史の重要史料を精読する。高校の日本史教科書や一般の概説書でしばしば言及される重要史料は、著名であるがためかえってそれらの全文をきちんと読むことは意外と少ないものが多い。そこで、この授業では、日本近現代史の重要史料から一つあるいは複数を選んで全文読み、あらためてその史料の意義について考える。 |
授業のねらい・到達目標 | 日本近現代史の重要史料の中から選んだ史料の全文を読解することで、歴史研究に関する基礎知識を再確認し、かつ視野を広げること。 |
授業の方法 | 今学期は、1933年3月の日本の国際連盟脱退通告に関する重要史料である『リットン報告書』の抜粋及び関連史料たる『国際連盟総会報告書』と松岡全権の演説を読み、『リットン報告書』の史料的意義をテキストの講読とを質疑応答の中から明らかにしていく。 遠隔授業ではBlackboardを用い、2回目から12回目までは、指定した期日までに質問と意見を400字前後にまとめたものを提出してもらい、それを基に解説授業(音声のみ、1回につき10分×3~4本程度)を行う。13回目以降は課題研究とする。Blackboardの「掲示板」機能を使って受講生同士が意見交換できるようにする。なお、受講生全員の同意が得られれば、遠隔授業の後半で、双方向型を試みる可能性がある。 なお、本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とする。初回講義開始までにBlackBoardのコース登録をすること。受講者への連絡はBlackBoardの“連絡事項”欄に掲示するので随時確認すること。 |
授業計画 | |
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1 |
テキストの書誌事項、研究史についての解説(オンデマンド授業)
【事前学習】『リットン報告書』に関する歴史事典等の記述を確認しておく。 (2時間) 【事後学習】授業内容(以下、質疑の内容を含む)を整理しておく。 (2時間) |
2 |
『国際連盟総会報告書』第一部と第二部の(ロ)までの講読(オンデマンド授業)
【事前学習】講読範囲をあらかじめ読んで、質問や意見をまとめて提出する。 (2時間) 【事後学習】授業内容を整理しておく。 (2時間) |
3 |
同上第二部(ハ)から(リ)までの講読(オンデマンド授業)
【事前学習】講読範囲をあらかじめ読んで、質問や意見をまとめて提出する。 (2時間) 【事後学習】授業内容を整理しておく。 (2時間) |
4 |
同上第二部(ㇴ)から(ル)の講読(オンデマンド授業)
【事前学習】講読範囲をあらかじめ読んで、質問や意見をまとめて提出する。 (2時間) 【事後学習】授業内容を整理しておく。 (2時間) |
5 |
『リットン報告書』第4章前半の講読(オンデマンド授業)
【事前学習】講読範囲をあらかじめ読んで、質問や意見をまとめて提出する。 (2時間) 【事後学習】授業内容を整理しておく。 (2時間) |
6 |
同上第6章第1節の講読(オンデマンド授業)
【事前学習】講読範囲をあらかじめ読んで、質問や意見をまとめて提出する。 (2時間) 【事後学習】授業内容を整理しておく。 (2時間) |
7 |
同上第6章第2節の講読(オンデマンド授業)
【事前学習】講読範囲をあらかじめ読んで、質問や意見をまとめて提出する。 (2時間) 【事後学習】授業内容を整理しておく。 (2時間) |
8 |
同上第6章第3節の講読(オンデマンド授業)
【事前学習】講読範囲をあらかじめ読んで、質問や意見をまとめて提出する。 (2時間) 【事後学習】授業内容を整理しておく。 (2時間) |
9 |
同上第9章の講読(オンデマンド授業)
【事前学習】講読範囲をあらかじめ読んで、質問や意見をまとめて提出する。 (2時間) 【事後学習】授業内容を整理しておく。 (2時間) |
10 |
同上第10章の講読(オンデマンド授業)
【事前学習】講読範囲をあらかじめ読んで、質問や意見をまとめて提出する。 (2時間) 【事後学習】授業内容を整理しておく。 (2時間) |
11 |
『国際連盟総会報告書』第三部の講読(オンデマンド授業)
【事前学習】講読範囲をあらかじめ読んで、質問や意見をまとめて提出する。 (2時間) 【事後学習】授業内容を整理しておく。 (2時間) |
12 |
同上第4部の講読(オンデマンド授業)
【事前学習】講読範囲をあらかじめ読んで、質問や意見をまとめて提出する。 (2時間) 【事後学習】授業内容を整理しておく。 (2時間) |
13 |
『リットン報告書』白鳥外務省情報部長の感想の講読(課題研究)
【事前学習】講読範囲をあらかじめ読んで、質問や意見をまとめて提出する。 (2時間) 【事後学習】授業内容を整理しておく。 (2時間) |
14 |
『国際連盟総会報告書』松岡全権の演説の講読(課題研究)
【事前学習】講読範囲をあらかじめ読んで、質問や意見をまとめて提出する。 (2時間) 【事後学習】授業内容を整理しておく。 (2時間) |
15 |
『リットン報告書』の史料的意義についての考察(課題研究)
【事前学習】前回までの授業内容を整理して、質問や意見をまとめて提出する。 (2時間) 【事後学習】レポート提出に向けてここまでの授業内容を整理しておく。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 以下の二つを国立国会図書館デジタルコレクションからダウンロードまたはプリントアウトすること。 『聯盟脱退関係諸文書』(国際聯盟協会、1933年) https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1908547 原本頁3~72、105~111 『リツトン報告書』(東治書院、1932年、外務省白鳥情報部長の所感含む) https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1453015 原本頁1~6、160~170、210~267、306~337 |
参考書 | 篠原初枝 『国際連盟 (中公新書)』 中央公論新社 2010年 伊香俊哉 『満州事変から日中全面戦争へ (戦争の日本史)』 吉川弘文館 2007年 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(70%)、授業参画度(30%) 授業参画度は「掲示版」での議論参加の度合い。 |
オフィスアワー | Blackboardを通じての質問には直接回答するか、音声授業の際に回答する。 |