地球システム情報学実習２

科目名平成27年度以前入学者	地球システム情報学実習２
教員名	千葉　達朗・竹内　真司
単位数	1	学年	1	開講区分	文理学部
科目群	地球科学科
学期	後期	履修区分	必修

授業概要	第三紀から第四紀の地質調査や地盤調査、DEMを使用した地形解析、GISをを利用したハザードマップ作成など実務経験が豊富な教員によるコンピュータリテラシー教育と地学への応用を学ぶ。また卒業生の話を聞き、自身のキャリア形成を考える。
授業のねらい・到達目標	1-4年次の専門の授業・実験実習を効果的に行うために、地学分野におけるPC利用に関する基本的な事項を実践的に学習する。 1.地形の特徴を表現するための各種パラメータを理解する。(1-3) 2.衛星画像や空中写真の長所や短所と基本的な利用方法を理解する。(4-5) 3.HTML言語を使用し、基本的なホームページを作成する方法を理解する。(6-13) 4.言語の学習を通し、マンマシンインターフェースの意味を理解する。(6-7) 5.自己表現の手段として、webページを利用方法を理解する。(6-13) 6.知的所有権、著作権、オリジナリティの意味を理解する。(10-11) この科目は文理学部（学士（理学））のディプロマポリシーDP6,　及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。＊括弧内の数字は授業計画内の講義番号・到達目標：学科プログラム（JABEE認定プログラムを含む）の学習・教育到達目標「(G)地球科学の専門知識」に寄与する。なお、2015年度以前の入学者は各入学年度の学習・教育到達目標「(C)科学技術の素養」に寄与する。・地球科学科　ディプロマ・ポリシー（D.P.)：（G）地球科学の専門知識を修得している．に対応する。
授業の方法	ひとり1台のパソコンを使用し、実習形式で進める。A、Bの2班にわけ、隔週3時限連続で授業を進める。教授法として、板書・プレゼンソフト、ネット上のwebページを利用して説明する。課題は、サーバー、メール、専用掲示板を利用し、原則として時間内に提出する。
履修条件	なし

授業計画
1	A班：スマホのGPS機能を利用して、ルートマップを作成する。大学の構内及び周辺を班ごとに調査を行う。撮影したがデジカメ画像にジオタグを埋め込み、保存共有できるようにするとともにレポートを作成する。（担当：千葉先生）
2	B班：スマホのGPS機能を利用して、ルートマップを作成する。大学の構内及び周辺を班ごとに調査を行う。撮影したがデジカメ画像にジオタグを埋め込み、保存共有できるようにするとともにレポートを作成する。（担当：千葉先生）
3	A班：地形表現、等高線の読み取り実習　国土地理院のページから地形図画像をダウンロード、色補正をしたうえで、メッシュを重ね、交点の高度を読み取り、エクセルに入力、DEMデータを作成、等高線図および鳥瞰図を作成する。（担当：千葉先生）
4	B班：地形表現、等高線の読み取り実習　国土地理院のページから地形図画像をダウンロード、色補正をしたうえで、メッシュを重ね、交点の高度を読み取り、エクセルに入力、DEMデータを作成、等高線図および鳥瞰図を作成する。（担当：千葉先生）
5	A班：配布されたDEMデータおよびフィルタ画像からphotoshopを使用して地形表現画像を作成する。カシミール３Dを使用してGPSのトラックデータとデジカメ画像を表示させる。（担当：千葉先生）
6	B班：配布されたDEMデータおよびフィルタ画像からphotoshopを使用して地形表現画像を作成する。カシミール３Dを使用してGPSのトラックデータとデジカメ画像を表示させる。（担当：千葉先生）
7	A班：最先端の情報収集をどのように行うのか。検索エンジンの仕組みと歴史、文献データベースの利用法、画像検索や高度な検索法を学ぶ。（担当：千葉先生）
8	B班：最先端の情報収集をどのように行うのか。検索エンジンの仕組みと歴史、文献データベースの利用法、画像検索や高度な検索法を学ぶ。（担当：千葉先生）
9	A班：エディタを利用したwebページ作成（１）　メニュー、サブページの作成、データの作りこみ　画像処理実習。画像のスキャン、修正、トリミング、リサイズ、ハイパーリンク、ページの作成。（担当：千葉先生）
10	B班：エディタを利用したwebページ作成（1）　メニュー、サブページの作成、データの作りこみ　画像処理実習。画像のスキャン、修正、トリミング、リサイズ、ハイパーリンク、ページの作成。（担当：千葉先生）
11	A班B班合同：エディタを利用したwebページ作成（2）画像処理さまざまな色空間とチャンネルの関係解像度と望ましいUI 色とデザインとの関係　画像処理実習スキャン、修正、トリミング、リサイズ。（担当：千葉先生）
12	A班B班合同：最終発表会　各自作成したwebページを全員の前で紹介する。お互いのwebページの出来を、質、量、オリジナリティなどの観点で相互に評価する。（担当：千葉先生）
13	A班B班合同：最終発表会　各自作成したwebページを全員の前で紹介する。お互いのwebページの出来を、質、量、オリジナリティなどの観点で相互に評価する。（担当：千葉先生）
14	A班B班合同：キャリア形成について考える１（卒業生の話を聞く１）（担当：竹内先生）［事前学習］将来について考えること。［事後学習］講演者の話を振り返り，自身の将来を踏まえ，大学で学ぶことを考えること。
15	A班B班合同：キャリア形成について考える２（卒業生の話を聞く２）（担当：竹内先生）［事前学習］将来について考えること。［事後学習］講演者の話を振り返り，自身の将来を踏まえ，大学で学ぶことを考えること。

その他
教科書	使用しない
参考書	千葉達朗『赤色立体地図でみる日本の凸凹』技術評論社 2011年第2版
成績評価の方法及び基準	レポート(30%)、授業内テスト(30%)、授業参画度(20%)、相互評価点(20%) （1）地形の特徴を表現するための各種パラメータを理解している（10点）。（2）衛星画像や空中写真の長所や短所と基本的な利用方法を理解している（10点）。（3）HTML言語を使用し、基本的なホームページを作成できる（30点）。（4）言語の学習を通し、マンマシンインターフェースの意味を理解している（10点）。（5）自己表現の手段として、インターネットを利用できる（20点）。（6）知的所有権、著作権、オリジナリティの意味を理解している（20点）。　 ※(１)～(６)は到達目標の番号
オフィスアワー	授業後随時、講師室等、または、研究室にて対応する。
備考	本講義では，学部間横断ワークショップ（ワールド・カフェ（１０月２０日（日））を実施します（ただし，荒天等により１０月２７日（日）に延期することがあります）。学生ごとに受講する会場・日時等が異なりますので，詳細は授業開始時に連絡します。 A班とB班の授業の内容は基本的に同じです。特別な事情がある場合は、A班の学生がB班の授業を受けたり、B班の学生がA班の授業を受けることも可能です。休講の場合、次週に休講日に予定されていた授業を行います。ただしそれ以降、A班とB班のサイクルがずれることになります。授業後に疑問を感じたことや、遅れた提出物などは、授業専用BBSを利用して、質問、提出、議論することが可能です。事前事後学習について、学生同士の議論も推奨します。