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令和元年度入学者 | 卒業研究2 | ||||
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教員名 | 水落 文夫 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 4 | 開講区分 | 文理学部 |
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業概要 | スポーツ心理学領域の主要な研究テーマから,自分の興味・関心に応じた研究課題を選択し,その課題解決のための科学的・合理的な検証プロセスを辿ることで,スポーツ科学研究の手法と考え方について指導する。 |
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授業のねらい・到達目標 | 体育・スポーツ・健康の心理的側面に関連した領域で行われている研究をレビューして,主要な研究テーマから自らの研究課題を設定する。また,その研究課題に沿った資料を収集して適正にレポート作成ができるようになる。そして,リサーチクエスチョンの設定から情報の管理・分析,結論の生成までのプロセスを経験することで科学的・合理的な問題解決スキルを身につけることを目的とする。 この科目は,文理学部(学士(体育学))のディプロマポリシーDP1,2,3,4,5,6,7,8,およびカリキュラムポリシーCP1,2,3,4,5,6,7,8,9,10に対応している。 |
授業の方法 | 授業形態は少人数による演習形式である。プレゼンテーションはパワーポイントと配布印刷物により行う。興味関心を基礎に,設定した研究課題を解決するための研究計画に沿ってデータの収集・分析を行う。それらの内容をレポートにまとめる。そのため,各自の進行に合わせて毎回の授業で作業をする。本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とする。 |
授業計画 | |
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1 |
課題解決のプロセスと到達点の概要,過去の成果物,研究実施上の注意 [事前学習]シラバスを事前に確認する。 [事後学習]第2回以降の授業に備え,前期授業「卒業研究1」での調査課題と成果物を確認しておく。 |
2 |
スポーツ心理学に関連する重要な研究課題 [事前学習]前期授業「卒業研究1」の成果を振り返り,スポーツ心理の広い領域で研究されている課題について確認しておく。 [事後学習]資料冊子「スポーツ心理学演習群ワークブック」の記述,および授業内容を振り返り,各自の研究課題を絞り込んでおく。 |
3 |
スポーツ心理学領域の研究課題(1) 運動学習,動機づけ,健康スポーツ心理の研究領域を対象とした調査課題の設定とリサーチクエスチョンの作成 [事前学習]スポーツ心理学の3つの領域における主要研究テーマを確認しておく。 [事後学習]資料冊子の記述と講義内容を振り返り,リサーチクエスチョンを完成しておく。 |
4 |
スポーツ心理学領域の研究課題(2) 設定した調査課題に沿ったキーワードと変数の設定,先行研究の探索(図書館での文献検索) [事前学習]リサーチクエスチョンにしたがい調査目的とキーワード,変数を想定しておく。 [事後学習]収集した文献をpdfファイルにしておく。 |
5 |
研究計画(1) 収集文献の管理と利用,先行研究・先行調査の結論と成果 [事前学習]Webのデータベースの利用とフリーソフトを用いた文献管理を行い,それぞれの結論と成果を概観しておく。 [事後学習]授業内容を振り返り,収集した先行研究の結論と成果を研究ノートに整理しておく。 |
6 |
研究計画(2) 収集した文献の中から主要な先行研究の選択,研究方法の吟味 [事前学習]研究課題に対応した先行研究を概観して追試研究の準備をしておく。 [事後学習]配布資料「レポートの構成と書き方」を参考に,レポートの構造と内容を整理しておく。 |
7 |
研究計画(3) 研究目的と対立仮説と方法の設定 [事前学習]研究計画の目的と方法に関する内容を大まかな報告書にまとめておく。 [事後学習]配布資料「レポートの構成と書き方」の記述と授業内容を振り返り,作成した報告書を修正しておく。 |
8 |
プレゼンテーション(1) 調査課題に関する目的と方法に関するプレゼンテーション(前半グループ) [事前学習]PowerPointによるプレゼンテーション資料を作成しておく。 [事後学習]他者のプレゼンテーションを参考に,研究ノートの内容を整理しておく。 |
9 |
プレゼンテーション(2) 調査課題に関する目的と方法に関するプレゼンテーション(後半グループ) [事前学習]PowerPointによるプレゼンテーション資料を作成しておく。 [事後学習]他者のプレゼンテーションを参考に,研究ノートの内容を整理しておく。 |
10 |
研究計画(4) 研究デザインと具体的な手続き [事前学習]調査,実験,測定に関するデザインを決定して,具体的な研究方法を想定しておく。 [事後学習]サンプリング,倫理的配慮,実験統制などの手続きについて,具体的な計画と実施の可能性を確認しておく。 |
11 |
研究計画(5) サンプリングと調査・実験のバイアスと統制 [事前学習]研究目的に基づく仮説を検証するための可能性を確認したサンプリング,手続き,評価指標を整理しておく。 [事後学習]調査用紙,実験機材などを準備して,研究計画に則って調査・実験を行う。 |
12 |
データの処理と報告書の作成(1) Excelによるデータ集計と統計処理 [事前学習]Excelによるデータ処理と記述統計,SPSSによる推測統計の基本的操作を確認しておく。 [事後学習]調査・実験によるデータの処理を進めておく。 |
13 |
データの処理と報告書の作成(2) 報告書の構成と書き方 [事前学習]研究結果,考察,結論を作成し,報告書全体を構成しておく。 [事後学習]配布した資料と授業の内容を振り返り,報告書を修正しておく。 |
14 |
データの処理と報告書の作成(3) 報告書の提出(グループワーク) [事前学習]配布資料「レポートの構成と書き方」を参考に,報告書全体を推敲しておく。 [事後学習]グループでの意見交換を踏まえて報告書修正のポイントを研究ノートに整理しておく。 |
15 |
これまでの授業内容のまとめと問題解決スキルの向上 [事前学習]配布資料と研究ノートを通読して,第2回~第14回の授業内容を振り返る。 [事後学習]提示された主要な調査課題に対する取り組みを概観し,自らの問題解決のスキルを見直しておく。 |
その他 | |
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教科書 | 資料冊子「スポーツ心理学演習群ワークブック」を使用する。 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート(45%)、授業参画度(30%)、プレゼンテーションのできばえから評価(25%) 「レポート」の評価は,第3回,第7回で示す計2回の小レポート,および第11~13回で作成する報告書により行う。 「授業参画度」の評価は,毎回のリアクションペーパー,およびデータ処理のワークシートなどで行う。 「プレゼンテーションのできばえ」に関する評価は,第8回あるいは第9回のプレゼンテーションで行う。 |
オフィスアワー | 土曜日,15:00-17:00,総合体育館第1実験室 |