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科目名 平成28年度以前入学者 |
社会理論と社会システム | ||||
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教員名 | 今泉礼右 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 社会福祉学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業概要 | 今日における社会学の多様な研究実態の把握するとともにソーシャルワークと社会学の基本的関係を理解する。 |
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授業のねらい・到達目標 | 社会福祉学科では3つのポリシーのうち2つのポリシー、専門的な価値・知識・技術等豊かな人間性を持って、複雑化する生活問題・社会問題の解決にさまざまな分野において解決を目指す人材の育成(ディプロマ・ポリシー)と、そのための適切かつ具体的な教育内容の実施(カリキュラム・ポリシー)を謳っている。社会福祉が人々の生活問題や多様な社会問題をさまざまな角度から取り扱うものであるならば、その対象である個々人を正しく理解・把握することが何よりも重要となる。そのため本授業では、現在の社会構造や社会システムの考え方を始め、地域社会や家族、社会の変動、社会集団、組織等々に焦点を置き、今日の社会の実態および人々の生活や行動の在り方について理解することを目標とする。 この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP1及びカリキュラムポリシーCP1に対応しています。 |
授業の方法 | 講義形式で行う。 「本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安とします。」 |
履修条件 | 特になし |
授業計画 | |
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1 |
オリエンテーション(授業の概要と進め方の説明) 【事前学習】今日の社会のなかで社会学を学ぶ目的や意義を考える 【事後学習】シラバスを確認し、オリエンテーションのポイントをノートに整理する |
2 |
社会理論と社会システム(社会学)への視点 【事前学習】学問体系としての社会学の理解 【事後学習】社会学とはどの様な学問であるかを知る |
3 |
社会学の分析視点 【事前学習】事物の客観的認識や因果関係、実証性や法則的理解とは何かを調べる 【事後学習】学問体系としての社会学のキーワードを知る |
4 |
社会学の2つの課題 【事前学習】現代社会で追求されている課題を知る 【事後学習】学問としての体系性・論理性・抽象性とは何かの理解 |
5 |
規範科学としての社会学、対応の科学としての社会学 【事前学習】社会の秩序を形を求め、提議するとは何かを考える 【事後学習】現実問題処理としての社会学を理解する |
6 |
社会学の成立:前近代社会から近代社会への転換(民主化・産業化・技術革新・分化変容等々) 【事前学習】18世紀以降の西欧社会の状況を知る 【事後学習】産業化・技術革新・民主主義化等がもたらした問題が何かを理解する |
7 |
社会学の歴史と展開 【事前学習】社会学が生まれた19世紀社会の把握 【事後学習】社会学と社会福祉が繫がりをみせたイギリスの実証的研究を知る |
8 |
実証主義、社会有機体説、社会静学と社会動学 【事前学習】社会的諸変化が多くの問題を生むことへの理解 【事後学習】実証主義や社会有機体説がどのような考えかを知る |
9 |
近代化と合理化論、 【事前学習】現代社会の動向、脱組織化の社会を知る 【事後学習】多様な社会変容、近代科学・技術のあり方を理解する |
10 |
社会的事実、社会分化、自殺(論)など 【事前学習】何が社会問題とされてきたか、リスク社会における社会問題等を知る、 【事後学習】変化する社会問題、社会問題への社会学的アプローチのあり方を理解する |
11 |
社会的行為、役割と社会関係、社会システム、AGIL図式など 【事前学習】役割取得と役割期待、役割変容など集団構造の形成等を知る 【事後学習】共同の集団活動などフォーマル・インフォーマルのコミュニケ-ション活動の理解 |
12 |
都市生活と地域社会、ライフスタイルの変化と生活の質 【事前学習】地域の絆の希薄化、孤独死、社会的排除と福祉等の理解 【事後学習】異質性を増大させる都市や地域社会、近隣関係・コミュニティ等のあり方を知る |
13 |
家族の変容と社会福祉の理解 【事前学習】近代化と核家族化、家族機能の縮小と外部化、福祉社会のなかの家族を知る 【事後学習】家族変動と脱制度化、ライフスタイルの変化、社会変動と家族変動の実態を理解する |
14 |
少子・高齢社会と社会システムの転換 【事前学習】加齢と健康観、ライフスタイルと保険行動のあり方を理解する 【事後学習】平均寿命と健康寿命、健康増進への行政の対策を知る |
15 |
社会諸問題と社会政策 【事前学習】子どもの貧困、差別・社会的格差、社会の変化と社会的排除の問題等を知る 【事後学習】社会政策に何ができるか、社会問題と社会政策の課題の検討 |
その他 | |
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教科書 | 特に使用しない。 |
参考書 | 必要があれば授業のなかで適宜指示する。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト(70%)、授業参画度(30%) 【授業参画度】 「授業参画度は,毎回のリアクションペーパー等で評価します。」 【授業内テスト】 「授業内テストは中間試験、期末試験、小テスト等を合わせて評価します。」 |
オフィスアワー | 今泉研究室。 毎週月・水の昼休み及び放課後。 |
備考 | 授業は、しっかりとした目的意識を持って、主体的・意欲的に参加してもらいたい。 私語は厳禁する。 |