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人文地理学特別研究

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科目名 人文地理学特別研究
教員名 佐野充
単位数    6 課程 前期課程 開講区分 文理学部
学期 通年 履修区分 選択必修
授業概要 研究テーマに沿って,それぞれの専門知識を高め,高度な調査・分析手法の習得,問題解決能力を身につけることができ,修士論文作成のための具体的な論文作成指導を行う。指導の主たる研究対象:快適な生活環境整備と地域資産活用;地方都市の中心市街地再生・まちづくり、地域政策・地域創生、景観形成、地域の伝統・文化の復興、都市観光・地域資源活用、GIS地域分析など。研究成果についての指導は、個別指導と地理学専攻全体での発表会形式での全体指導を行う。専門地域調査士として,地方自治体の地政策・地域創生事業へ参画した経験をもとに,地域政策・まちづくり・地域創生・商業地の再生などに関する修士論文の作成を支援する。
授業のねらい・到達目標 修士論文完成のための具体的な論文作成指導を行う。研究テーマに基づいたフィールドワーク、地域空間分析を積極的に行い、研究成果を地理学研究論文にまとめ、専門分野の学会で発表できるようにするため、調査分析方法の改善、論文の書き方を主体的に学ぶことができる。
授業の方法 現地調査・データ処理分析・GIS地図作成などの実践学習を基本に置き、研究成果の発表とディスカッションを通じて、プレゼンテーション能力の開発推進を重視する。個々の研究上の問題点を解決し、改善と向上の糸口を得ながら、探求していく。本授業の事前・事後学習は,各6時間の学習を目安とする。
履修条件 各回の授業内容を円滑に進めるために、各人の調査・研究成果を随時提示できるようにしておくこと。
授業計画
1 〔専攻全体〕修士論文作成のための研究計画・研究成果発表計画を提示し、内容を説明する。
【事前学習】事前に年次研究計画・研究成果発表計画をたてておくこと。
【事後学習】研究計画の確認・修正を確実に行い、計画が遂行できるようにすること。
2 修士論文作成のための進捗状況説明のために、学部卒業論文・既存研究論文等の成果の報告を行う。
【事前学習】発表用要旨をまとめておくこと。
【事後学習】学部卒業論文・既存研究論文等と修士論文との関係性について整理しておくこと。
3 修士論文作成のための進捗状況について説明する。
【事前学習】論文テーマと目的などについて確認しておくこと。
【事後学習】論文テーマに関する資料・データの整理をしておくこと。
4 修士論文作成のための研究計画について説明する。
【事前学習】研究目的と方法の再確認と調査・分析・論文作成の時間配分について確認しておくこと。
【事後学習】調査の内容と期間・分析の内容と期間・論文作成時間の割り振りを確認しておくこと。
5 論文のテーマを明文化していく。
【事前学習】テーマに沿って、論文の目的・主旨を文章化しておくこと。
【事後学習】テーマと目的・主旨の整合性の確認をしておくこと。
6 論文テーマに関する代表的主幹的な先行研究論文と先進的で最新の研究論文の読解と参考文献としての活用を検討する。
【事前学習】先行論文と最新の研究論文をリスト化し、その中から関心度の高い論文をそれぞれ2本以上を読み、概要をまとめるとともに、引用可能部分を文章化しておくこと。
【事後学習】引用可能な論文の再確認と、追加引用論文を1冊以上取り上げ、引用可能部分を文章化しておくこと。
7 参考文献と資料をまとめたレポートを提出し、内容について質疑応答をする。
【事前学習】参考文献と資料の引用部分とその前後の文脈も加筆してレポートをまとめておくこと。
【事後学習】論文作成で不足する参考文献と資料に必要な文献を入手し、読破・データ化しておくこと。
8 専攻全体での中間発表に向けて論文構成と内容を再考する。
【事前学習】論文構成を見直し、問題点と仮説、その論拠と提案をどのような流れで論証するかを明文化しておくこと。
【事後学習】論文構成を確立し、研究推進のための現地調査手法、資料・データの分析方法を再検証しておくこと。
9 専攻全体発表(中間発表)の発表抄録を提出し、発表予行演習を行い、修正・訂正が必要部分の検討を行う。中間発表用の発表要旨を完成する。
【事前学習】中間発表用の抄録を完成させ、プレゼンテーション資料の原案を提示できるようにしておくこと。
【事後学習】中間発表用の配付資料の修正、プレゼンテーション資料を修正・完成させた上で、プレゼンテーション練習をしておくこと。
10 〔専攻全体(中間発表)〕研究成果の発表と発表についてのディスカッションと院生同士の批判的講評による改善策の発見を行う。
【事前学習】事前に発表者の研究成果レポート・発表要旨を読んでおくこと。
【事後学習】ディスカッションと講評をまとめ、自分の論文作成に参考になる部分を押さえておくこと。
11 〔専攻全体(中間発表)〕研究成果の発表と発表についてのディスカッションと院生同士の批判的講評による改善策の発見を行う。
【事前学習】事前に発表者の研究成果レポート・発表要旨を読んでおくこと。
【事後学習】ディスカッションと講評をまとめ、自分の論文作成に参考になる部分を押さえておくこと。
12 〔専攻全体(中間発表)〕研究成果の発表と発表についてのディスカッションと院生同士の批判的講評による改善策の発見を行う。
【事前学習】事前に発表者の研究成果レポート・発表要旨を読んでおくこと。
【事後学習】ディスカッションと講評をまとめ、自分の論文作成に参考になる部分を押さえておくこと。
13 〔専攻全体(中間発表)〕研究成果の発表と発表についてのディスカッションと院生同士の批判的講評による改善策の発見を行う。
【事前学習】事前に発表者の研究成果レポート・発表要旨を読んでおくこと。
【事後学習】ディスカッションと講評をまとめ、自分の論文作成に参考になる部分を押さえておくこと。
14 〔専攻全体(中間発表)〕研究成果の発表と発表についてのディスカッションと院生同士の批判的講評による改善策の発見を行う。
【事前学習】事前に発表者の研究成果レポート・発表要旨を読んでおくこと。
【事後学習】ディスカッションと講評をまとめ、自分の論文作成に参考になる部分を押さえておくこと。
15 〔専攻全体(中間発表)〕研究成果の発表と発表についてのディスカッションと院生同士の批判的講評による改善策の発見を行う。
【事前学習】事前に発表者の研究成果レポート・発表要旨を読んでおくこと。
【事後学習】ディスカッションと講評をまとめ、自分の論文作成に参考になる部分を押さえておくこと。さらに、後学期に向けて、研究計画の再確認をしておくこと。
16 〔専攻全体〕夏季休暇中の現地調査の成果、データ分析の結果を踏まえた研究成果の発表と発表についてのディスカッションと院生同士の批判的講評による改善策の発見を行う。
【事前学習】事前に発表者の研究成果レポート・発表要旨を読んでおくこと。
【事後学習】ディスカッションと講評をまとめ、自分の論文作成に参考になる部分を押さえておくこと。
17 〔専攻全体〕夏季休暇中の現地調査の成果、データ分析の結果を踏まえた研究成果の発表と発表についてのディスカッションと院生同士の批判的講評による改善策の発見を行う。
【事前学習】事前に発表者の研究成果レポート・発表要旨を読んでおくこと。
【事後学習】ディスカッションと講評をまとめ、自分の論文作成に参考になる部分を押さえておくこと。
18 〔専攻全体〕夏季休暇中の現地調査の成果、データ分析の結果を踏まえた研究成果の発表と発表についてのディスカッションと院生同士の批判的講評による改善策の発見を行う。
【事前学習】事前に発表者の研究成果レポート・発表要旨を読んでおくこと。
【事後学習】ディスカッションと講評をまとめ、自分の論文作成に参考になる部分を押さえておくこと。
19 〔専攻全体〕夏季休暇中の現地調査の成果、データ分析の結果を踏まえた研究成果の発表と発表についてのディスカッションと院生同士の批判的講評による改善策の発見を行う。
【事前学習】事前に発表者の研究成果レポート・発表要旨を読んでおくこと。
【事後学習】ディスカッションと講評をまとめ、自分の論文作成に参考になる部分を押さえておくこと。
20 〔専攻全体〕夏季休暇中の現地調査の成果、データ分析の結果を踏まえた研究成果の発表と発表についてのディスカッションと院生同士の批判的講評による改善策の発見を行う。
【事前学習】事前に発表者の研究成果レポート・発表要旨を読んでおくこと。
【事後学習】ディスカッションと講評をまとめ、自分の論文作成に参考になる部分を押さえておくこと。
21 〔専攻全体〕夏季休暇中の現地調査の成果、データ分析の結果を踏まえた研究成果の発表と発表についてのディスカッションと院生同士の批判的講評による改善策の発見を行う。
【事前学習】事前に発表者の研究成果レポート・発表要旨を読んでおくこと。
【事後学習】ディスカッションと講評をまとめ、自分の論文作成に参考になる部分を押さえておくこと。
22 発表会で指摘されたことについて検討し、どのように改善していくのかを報告する。
【事前学習】中間発表と夏季休暇中後の発表で指摘された部分を再考し、論文に修正を加えておくこと。
【事後学習】確認された改善部分を論文に加えること。
23 論文作成の完成度を高めること。引用した論文の提出をし、本文の内容との整合性について指導を受け、参考文献の確認を行う。
【事前学習】引用した論文リストに基づいて、引用した論文をそろえておくこと。
【事後学習】指導を受けた部分について修正を行い、参考・引用文献の確認をしておくこと。
24 〔専攻全体〕前期課程2年生の修士論文中間発表と発表についてのディスカッションと院生同士の批判的講評による改善策の発見を行う。
【事前学習】事前に発表者の修士論文中間発表要旨を読んでおくこと。
【事後学習】ディスカッションと講評をまとめ、自分の論文作成に参考になる部分を押させえておくこと。
25 論文作成のために作成した図表の原資料・データをそろえ、本文内容との整合性について指導を受ける。
【事前学習】作成した図表の原資料・データをそろえておくこと。
【事後学習】指導を受けた部分について修正を行い、図表の修正・変更をしておくこと。
26 50~60%程度完成した本文と注、参考・引用文献が記された論文を提出し、指導を受ける。
【事前学習】50%以上完成した論文の提出ができるようにしておくこと。
【事後学習】指導を受けた部分について修正を行い、本文の完成度を高め、論文の提出ができるようにしておくこと。
27 70%以上完成した論文を提出して、指導を受けること。
【事前学習】70%以上完成させた論文を提出できるようにしておくこと。
【事後学習】指導を受けた部分について修正を行い、本文を中心に70%以上完成した論文を作成しておくこと。
28 ほぼ完成した論文をもとに、学会発表用・学術論文投稿用の原稿を作成し、指導を受ける。
【事前学習】学会発表用・学術論文投稿用の原稿を作成しておくこと。
【事後学習】指導を受けた部分について修正を行い、学会発表・学術論文投稿を行うための原稿を完成させておくこと。
29 論文作成経過報告。完成した論文およびほかのレポート・発表要旨を含む作成論文を見直し、学会発表・学術論文投稿を決める。
【事前学習】論文の本文・結論を脱稿し、論文概要2000字を作成しておくこと。
【事後学習】本文の推敲と修正を加えて論文を完成させておくこと。論文概要を修正の後、完成させておくこと。
30 〔専攻全体〕前期課程2年生の修士論文最終発表と発表についてのディスカッションと院生同士の批判的講評による改善策の発見を行う。
【事前学習】事前に発表者の修士論文最終発表要旨を読んでおくこと。
【事後学習】ディスカッションと講評をまとめ、自分の論文に関連する部分を押さえ、論文完成に反映させること。
その他
教科書 使用しない
参考書 個々の研究テーマと研究の進行度合いに合わせて、適時紹介する。
成績評価の方法及び基準 授業参画度(40%)、研究発表(20%)、研究論文の作成(40%)
授業参画度:総合評価(フィールドワークの成果・研究発表・研究論文)。参考文献の読破量、現地実態調査の結果・分析及び執筆後の修正・加筆して完成した論文。
オフィスアワー 水曜日 11:30-13:00  地理学研究室A-407
備考 1年間かけて完成させた研究成果をもとに作成した論文(または概要)は、学会発表または学術論文投稿を行い、専門的な評価を受けることを基本とする。

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