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教育哲学研究1

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科目名 教育哲学研究1
教員名 下司晶
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
学期 前期 履修区分 選択必修
授業概要 教育哲学研究の現在
授業のねらい・到達目標 教育哲学は一つの専門領域でもあるが、同時に教育に関するあらゆる分野に偏在する思考の在り方であり、教育学研究を志す以上、避けて通ることはできない。
関連文献を講読することによって、大学院レベルの読解能力や思考力を身につけることができるようになる。
院生諸氏の積極的な受講を希望したい。

前期「教育哲学研究1」は「フロイトと教育」を、後期「教育哲学研究2」は「教育と国家」をテーマとする予定である。
ただし、受講生と相談の上、内容を入れ替えることがある。
授業の方法 少人数での文献講読。担当学生が作成したレジュメにしたがって発表し、ディスカッションを行うことで、理解を深めていく。
大学院授業なので、休まずに出席すること。
履修条件 前期・後期を継続して履修することが望ましい。
発表者以外も予習が必須である。テキストの指定箇所を事前に読んで、質問やコメントなどを考えてきた上でディスカッションに参加する必要がある。
発表者は、準備に半日~数日の時間を確保すること。
発表者以外の受講者には、1時間~数時間程度の予習復習を求める。
テーマおよび講読文献は、受講生と相談しながら決定する。
そのため、初回授業(イントロダクション)には必ず参加すること。
授業計画
1 イントロダクション ―― フロイトと教育
2 フロイトと精神分析の鍵概念
【事前学習】『フロイト思想のキーワード』を読む。
【事後学習】 授業の内容を復習する。
3 有名な症例を読む。
【事前学習】 『ヒステリー研究』の症例を読む。
【事後学習】 授業の内容を復習する。
4 Freud and Education (1) Chap.1 Freud, Psychoanalysis, and Education (前半)
【事前学習】 該当箇所(訳を配布する)を読み、検討する。
【事後学習】 授業の内容を復習する。
5 Freud and Education (2) Chap.1 Freud, Psychoanalysis, and Education (後半)
【事前学習】 該当箇所(訳を配布する)を読み、検討する。
【事後学習】 授業の内容を復習する。
6 Freud and Education (3) Chap.2 Freud's Education and Ours (前半)
【事前学習】 該当箇所(訳を配布する)を読み、検討する。
【事後学習】 授業の内容を復習する。
7 Freud and Education (4) Chap.3 The Transference-Love or How Not to Write a Manual(前半)
【事前学習】 該当箇所(訳を配布する)を読み、検討する。
【事後学習】 授業の内容を復習する。
8 Freud and Education (5) Chap.3 The Transference-Love or How Not to Write a Manual(後半)
【事前学習】 該当箇所(訳を配布する)を読み、検討する。
【事後学習】 授業の内容を復習する。
9 Freud and Education (6) Chap.4 Group Psychology and Problem of Love(前半)
【事前学習】 該当箇所(訳を配布する)を読み、検討する。
【事後学習】 授業の内容を復習する。
10 Freud and Education (7) Chap.4 Group Psychology and Problem of Love(後半)
【事前学習】 該当箇所(訳を配布する)を読み、検討する。
【事後学習】 授業の内容を復習する。
11 Freud and Education (8) Chap.5 "Wild" Education(120-135)
【事前学習】 該当箇所(訳を配布する)を読み、検討する。
【事後学習】 授業の内容を復習する。
12 Freud and Education (9) Chap.5 "Wild" Education(135-150)
【事前学習】 該当箇所(訳を配布する)を読み、検討する。
【事後学習】 授業の内容を復習する。
13 Freud and Education (10) Chap.5 "Wild" Education(150-158)
【事前学習】 該当箇所(訳を配布する)を読み、検討する。
【事後学習】 授業の内容を復習する。
14 Freud and Education (11) 全体のまとめ
【事前学習】 該当箇所(訳を配布する)を読み、検討する。
【事後学習】 授業の内容を復習する。
15 フロイトから教育を考える
【事前学習】 資料を読み直し、検討する。
【事後学習】 授業の内容を復習する。
その他
教科書 Deborah P. Britzman, Freud and Education:Routledge Key Ideas in Education, Routledge, 2010
小此木啓吾 『フロイト思想のキーワード (講談社現代新書)』 講談社 2002年
ジャン=ミシェル・キノドス著、福本修監訳 『フロイトを読む―年代順に紐解くフロイト著作 (岩崎学術出版社)』 2013年
森田尚人・松浦良充編 『いま、教育と教育学を問い直す――教育哲学は何を究明し、何を展望するか』 東信堂 2018年
 上記テキストは候補であり、受講生と相談の上で決定する。
 詳細は授業初回に提示する。
参考書 教育思想史学会 『教育思想事典』 勁草書房 2000年
成績評価の方法及び基準 レポート(50%)、授業参画度(50%)
 
オフィスアワー 木曜3限に研究室を訪問して下さい。
バッティングを避けるため、メールや教育学研究室への伝言等で事前に連絡しておくと確実です。

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