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英語学演習4

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科目名 英語学演習4
教員名 中村光宏
単位数    1 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 英文学専攻
学期 後期 履修区分 選択必修
授業概要 音声言語の聴き取りについて,母語話者と第二言語話者の観点から学ぶ。文献資料や研究論文に提示される様々なデータを注意深く検討し,言語研究におけるデータの役割と立論の方法について理解を深める。
授業のねらい・到達目標 ① 英語音声の分節音とプロソディについて主要な特徴を説明できる。
② 聴き取りにおける音声・音韻事象の主要な役割を説明できる。
③ 論点を明確にして,自分自身の言葉で説明することができる。
授業の方法 演習形式で授業を進める。担当者の口頭による報告の後,音声・音韻現象の事例・データを観察・分析し,受講者全員で議論することを通して,内容を確認し理解を深めていく。第1回授業時に配付する文献リスト(リーディングリスト)に基づき,各授業時までに指定箇所を読み,論点を明確にし,問いに対する(受講者の)考えをまとめておくことが求められる。本授業の事前・事後学習は,合わせて1時間の学習を目安とします。
履修条件 なし
授業計画
1 音声学と音韻論:研究対象,研究方法,研究課題の概要
【事前学習】シラバスを読んでおくこと。
【事後学習】第2回以降の授業準備を行うこと。
2 音声の物理的性質(音響音声学)
言語音の物理的性質について概説し,分節音とプロソディの音響的特徴を学ぶ。
【事前学習】英文資料の指定箇所を読み,まとめておくこと。
【事後学習】練習問題を解答し,内容の理解を深める。
3 話しことばの特徴と知覚される言語音(1)
話しことばの分節的特徴を取り上げ,音声知覚プロセスを検討する。
【事前学習】英文資料の指定箇所を読み,まとめておくこと。
【事後学習】練習問題を解答し,内容の理解を深める。
4 話しことばの特徴と知覚される言語音(2)
話しことばにおける発音変化を取り上げ,音声知覚プロセスを検討する。
【事前学習】英文資料の指定箇所を読み,まとめておくこと。
【事後学習】練習問題を解答し,内容の理解を深める。
5 音声の聴き取り(1):普遍的特徴
音声の聴き取りにおける普遍的特徴について考察する。
【事前学習】英文資料の指定箇所を読み,まとめておくこと。
【事後学習】練習問題を解答し,内容の理解を深める。
6 音声の聴き取り(2):個別言語的特徴
音声の聴き取りにおける個別言語の特徴について考察する。
【事前学習】英文資料の指定箇所を読み,まとめておくこと。
【事後学習】練習問題を解答し,内容の理解を深める。
7 単語の分節(Word Segmentation)(1)
音声信号の中から単語境界を特定するための合図,特に英語の強勢アクセントの機能について検討する。
【事前学習】英文資料の指定箇所を読み,まとめておくこと。
【事後学習】練習問題を解答し,内容の理解を深める。
8 単語の分節(Word Segmentation)(2)
音声信号の中から単語境界を特定するための合図,特に英語のリズムの機能について検討する。
【事前学習】英文資料の指定箇所を読み,まとめておくこと。
【事後学習】練習問題を解答し,内容の理解を深める。
9 第二言語における音声の聴き取り(1)
母語音声の聴き取りと第二言語音声の聴き取りの相違点を考察する。
【事前学習】英文資料の指定箇所を読み,まとめておくこと。
【事後学習】練習問題を解答し,内容の理解を深める。
10 第二言語における音声の聴き取り(2)
第二言語音声の聴き取りにおける難しさについて考察する。
【事前学習】英文資料の指定箇所を読み,まとめておくこと。
【事後学習】練習問題を解答し,内容の理解を深める。
11 第二言語における単語の分節 (1)
第二言語音声の発話速度を速く感じることと分節化の問題を検討する。
【事前学習】英文資料の指定箇所を読み,まとめておくこと。
【事後学習】練習問題を解答し,内容の理解を深める。
12 第二言語における単語の分節 (2)
第二言語音声の分節化における母語のリズムの影響ついて検討する。
【事前学習】英文資料の指定箇所を読み,まとめておくこと。
【事後学習】練習問題を解答し,内容の理解を深める。
13 第二言語における単語の分節 (3)
第二言語音声の分節化における母語の音素配列の影響について検討する。
【事前学習】英文資料の指定箇所を読み,まとめておくこと。
【事後学習】練習問題を解答し,内容の理解を深める。
14 音声学・音韻論と音声の聴き取り
第二言語音声の聴き取りの教育における音声学・音韻論の役割を検討する。
【事前学習】英文資料の指定箇所を読み,まとめておくこと。
【事後学習】練習問題を解答し,内容の理解を深める。
15 受講者による口頭発表
担当者が口頭発表を行い,質疑応答を通してクラス全員で議論する。
【事前学習】ハンドアウトを配付して行う口頭発表を準備すること。
【事後学習】質疑応答の結果に基づき,発表内容を復習しておくこと。
その他
教科書 初回授業で,文献資料のリスト(リーディングリスト)を配付する。
参考書 随時紹介する。
成績評価の方法及び基準 レポート(50%)、授業参画度(50%)
授業中の発表・議論への参画度・レポートに基づいて総合的に評価する。
授業参画度:毎回のディスカッションと学期末の口頭発表で評価します。
オフィスアワー 本授業終了後,教室にて20分程度。

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