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科目名 | 英語学演習3 | ||||
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教員名 | 中村光宏 | ||||
単位数 | 1 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 英文学専攻 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業概要 | 英語音声学・音韻論の基礎項目について実践的・探索的に学ぶ。様々なデータを注意深く観察・分析し,日本語音声との比較を通して,音声言語に対する理解を深める。 |
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授業のねらい・到達目標 | ① 英語音声の分節音とプロソディについて主要な特徴を説明できる。 ② 音韻分析の基礎概念に基づき,英語音声と日本語音声を比較できる。 ③ 音声学的観点から自身の英語発音を分析・評価し,英語音声を自覚的に運用できる。 |
授業の方法 | 演習形式で授業を進める。担当者の口頭による報告の後,音声・音韻現象のデータを観察・分析し,受講者全員で議論することを通して,内容を確認し理解を深めていく。第1回授業時に配付する文献リスト(リーディングリスト)に基づき,各授業時までに指定箇所を読み,疑問点などを挙げておくことが求められる。授業内容に関係する音声・音韻事象について,なるべく多くの練習問題に取り組み,その分析・考察結果についての意見交換を行いたい。本授業の事前・事後学習は,合わせて1時間の学習を目安とします。 |
授業計画 | |
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1 |
音声学と音韻論:研究対象,研究方法,研究課題の概要 【事前学習】シラバスを読んでおくこと。 【事後学習】第2回以降の授業準備を行うこと。 |
2 |
言語学における音声学(1):音声生成と音声知覚 音声生成と知覚プロセスを概観し,コミュニケーション体系における音声の特徴を考察する。 【事前学習】英文資料の指定箇所を読み,まとめておくこと。 【事後学習】練習問題を解答し,内容の理解を深める。 |
3 |
言語学における音声学(2):調音動作と言語音声の記述 IPAを使用することは,どのような点において有意義であるか? 【事前学習】英文資料の指定箇所を読み,まとめておくこと。 【事後学習】練習問題を解答し,内容の理解を深める。 |
4 |
言語学における音声学(3):音素と異音 音素,異音,異音規則の有効性と限界(問題点)を探り,音韻論における最少識別単位について考察する。 【事前学習】英文資料の指定箇所を読み,まとめておくこと。 【事後学習】練習問題を解答し,内容の理解を深める。 |
5 |
言語学における音声学(4):素性 音声・音韻記述における素性について学び,音韻論における最少識別単位について考察する。 【事前学習】英文資料の指定箇所を読み,まとめておくこと。 【事後学習】練習問題を解答し,内容の理解を深める。 |
6 |
音韻交替と音韻規則(1):種類と条件 音韻交替の種類を概観し,音韻規則による表示とその役割を考察する。 【事前学習】英文資料の指定箇所を読み,まとめておくこと。 【事後学習】練習問題を解答し,内容の理解を深める。 |
7 |
音韻交替と音韻規則(2): 英語動詞過去形と軟口蓋音軟化を例として,音韻規則の役割と位置付けを考察する。 【事前学習】英文資料の指定箇所を読み,まとめておくこと。 【事後学習】練習問題を解答し,内容の理解を深める。 |
8 |
音節構造 (1):分節(syllabification) 分節に関係する基本原理を学び,音節の役割について考察する。 【事前学習】英文資料の指定箇所を読み,まとめておくこと。 【事後学習】練習問題を解答し,内容の理解を深める。 |
9 |
音節構造 (2) 構成要素 音節の内部構造について検討する。 【事前学習】英文資料の指定箇所を読み,まとめておくこと。 【事後学習】練習問題を解答し,内容の理解を深める。 |
10 |
連続音声における発音変化(1) 音の削除,同化,融合のパタンを詳細に観察し,調音パラメタ音声学の観点から考察する。 【事前学習】英文資料の指定箇所を読み,まとめておくこと。 【事後学習】練習問題を解答し,内容の理解を深める。 |
11 |
連続音声における発音変化(2) 連結のRと割り込みのRを事例として,音韻分析の仮説を検討する。 【事前学習】英文資料の指定箇所を読み,まとめておくこと。 【事後学習】練習問題を解答し,内容の理解を深める。 |
12 |
強勢アクセントとリズム (1) 語強勢と句強勢 強勢アクセントの音声学的特徴を概観し,強勢位置の予測について考察する。 【事前学習】英文資料の指定箇所を読み,まとめておくこと。 【事後学習】練習問題を解答し,内容の理解を深める。 |
13 |
強勢アクセントとリズム (2) リズム 英語リズムの特徴を概観し,好韻律性について検討する。 【事前学習】英文資料の指定箇所を読み,まとめておくこと。 【事後学習】練習問題を解答し,内容の理解を深める。 |
14 |
プロソディ:イントネーションにおける3つの基本要素 基本調子,音調群,音調核の音声特徴と表記方法を学び,音調核の位置と情報構造について考察する。 【事前学習】英文資料の指定箇所を読み,まとめておくこと。 【事後学習】練習問題を解答し,内容の理解を深める。 |
15 |
受講者による口頭発表 分節音あるいはプロソディの特定事象について,担当者が口頭発表を行い,質疑応答を通してクラス全員で議論する。 【事前学習】ハンドアウトを配付して行う口頭発表を準備すること。 【事後学習】質疑応答の結果に基づき,発表内容を復習しておくこと。 |
その他 | |
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教科書 | 初回授業で文献資料のリスト(リーディングリスト)を配付する。 |
参考書 | 随時紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(50%)、授業参画度(50%) 授業中の発表・議論への参画度・レポートに基づいて総合的に評価する。 授業参画度:毎回のディスカッションと学期末の口頭発表で評価します。 |
オフィスアワー | 本授業終了後,教室にて20分程度。 |