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現代文学特殊講義4

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科目名 現代文学特殊講義4
教員名 武内佳代
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
学期 後期 履修区分 選択必修
授業概要 「語り」を捉え直す:アプローチの方法と実践
授業のねらい・到達目標 〈作者〉と〈読者〉の相互作用としての〈書く〉ことと〈読む〉ことを捉え返すかたちで、近現代小説の「語り」に関する概念や分析方法を学ぶ。
授業の方法 教員によるイントロダクションの後、文献を読み、議論する。文献は前もって担当を決め、担当者は担当範囲を要約しながら提示し、コメントを付す。
本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。
授業計画
1 ガイダンス、作品・スケジュールの決定
【事前学習】教科書を準備し、シラバスを読んでくる
【事後学習】担当個所について熟読する
2 「第1章 「物語の構造」とは―プロップからバルトまで」を読む(1)イントロダクション
【事前学習】対象頁を読んでくる
【事後学習】議論を理解できているかを確認する
3 「第1章 「物語の構造」とは―プロップからバルトまで」を読む(2)ディスカッション
【事前学習】対象頁を読んでくる
【事後学習】議論を理解できているかを確認する
4 「第2章 ナラトロジー誕生までの理論的背景」を読む
【事前学習】対象頁を読んでくる
【事後学習】議論を理解できているかを確認する
5 「第3章 「作者」と「語り手」について」を読む
【事前学習】対象頁を読んでくる
【事後学習】議論を理解できているかを確認する
6 「第4章 物語の「時間」」を読む
【事前学習】対象頁を読んでくる
【事後学習】議論を理解できているかを確認する
7 「第5章 視点(焦点化)と語る声」
【事前学習】対象頁を読んでくる
【事後学習】議論を理解できているかを確認する
8 「第6章 日本語における焦点化の仕方とオーバーラップ」
【事前学習】対象頁を読んでくる
【事後学習】議論を理解できているかを確認する
9 構造としての語り――イントロダクション
【事前学習】課題書を粗々読んでくる
【事後学習】議論を理解できているかを確認する
10 「『坊っちやん』の〈語り〉の構造――裏表のある言葉」
【事前学習】対象頁を読んでくる
【事後学習】議論を理解できているかを確認する
11 「『心』での反転する〈手記〉――空白と意味の生成」
【事前学習】対象頁を読んでくる
【事後学習】議論を理解できているかを確認する
12 「『蝿』の映画性――流動する〈記号〉/イメージの生成」
【事前学習】対象頁を読んでくる
【事後学習】議論を理解できているかを確認する
13 「エクリチュールの時空――相対性理論と文学」
【事前学習】対象頁を読んでくる
【事後学習】議論を理解できているかを確認する
14 「文字・身体・象徴交換――流動体としてのテクスト『上海』」
【事前学習】対象頁を読んでくる
【事後学習】議論を理解できているかを確認する
15 総括的ディスカッション
【事前学習】課題書を改めて読んでくる
【事後学習】議論を理解できているかを確認する
その他
教科書 橋本陽介 『ナラトロジー入門―プロップからジュネットまでの物語論』 水声社 2014年
小森陽一 『構造としての語り・増補版』 青弓社 2017年 第増補版
必要に応じて小説テキストは受講生で入手する。
参考書 授業の中で適宜紹介する。
成績評価の方法及び基準 授業参画度(100%)
口頭発表の内容、討論への参加態度、課題である選評内容の評価を授業参画度とする。
オフィスアワー 水曜4限と木曜3限、7号館4階武内研究室。質問等がある場合は、事前にメールで予約すること。メールアドレスは授業で知らせる。

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