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科目名 | 考古学特殊研究8 | ||||
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教員名 | 鈴木保彦 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 史学専攻 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業概要 | 講義の主題は、縄文時代文化研究であるが、特にこの授業では縄文時代の葬墓制と社会論、及び縄文原体研究を主要なテーマとする。 |
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授業のねらい・到達目標 | 講義の前半では、縄文時代の葬墓制研究のうち社会論にかかわる主要論文を取り上げ、この分野の研究がこれまでどのように行われてきたかを理解させるとともに、今後の研究を展望する。また後半では、縄文原体の実際ついて実践的に講義し、これについての基本的理解を深める。 到達目標としては、葬墓制研究に関する先行研究と縄文原体について正しく理解し、それらを踏まえて論文執筆や発掘調査報告書の作成など、今後の研究活動に反映させることができる能力を習得することにある。 |
授業の方法 | 葬墓制研究では、個々の研究論文のコピーを配布し、講読しながらそれらの学史的意義、学ぶべき点、問題点などについて解説し、今後の研究の方向性等について考えるが、扱う項目としては「墓制論と社会論」、「葬墓制研究と分子人類学の成果」などを予定している。個々の研究論文のコピーについては、すべて事前に配布する。また、縄文原体研究では、講義とともに実際に縄を撚ってもらい多種多様な縄文原体について理解を深めさせたい。なお、本授業の事前・事後学習は、各2時間を目安とする。 |
授業計画 | |
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1 |
1 ガイダンス・講義予定等 【事前学習】シラバスを事前に確認すること 【事後学習】次回以降の研究論文購読に備え、専門用語等について学習しておくこと。 |
2 |
2 葬墓制研究 墓制論と社会論(1) 林 謙作 1977「縄文期の葬制 第一部 研究史」 『考古学雑誌』62巻3号 【事前学習】前回の授業時に配布した上記研究論文をよく読んでおくこと。 【事後学習】ここで読んだ論文にある引用・参考文献等、関係文献について検索し、目を通しておくこと。 |
3 |
3 葬墓制研究 墓制論と社会論(2) 林 謙作 1977「縄文期の葬制 第二部 遺体の配列、とくに頭位方向」 『考古学雑誌』63巻3号 【事前学習】前回の授業時に配布した上記研究論文をよく読んでおくこと。 【事後学習】ここで読んだ論文にある引用・参考文献等、関係文献について検索し、目を通しておくこと。 |
4 |
4 葬墓制研究 墓制論と社会論(3) 春成秀爾 1995「葬制と親族組織」 『展望考古学』考古学研究会 【事前学習】前回の授業時に配布した上記研究論文をよく読んでおくこと。 【事後学習】ここで読んだ論文にある引用・参考文献等、関係文献について検索し、目を通しておくこと。 |
5 |
5 葬墓制研究 墓制論と社会論(4) 山田康弘 1995「多数合葬例の意義」 『考古学研究』42巻2号 【事前学習】前回の授業時に配布した上記研究論文をよく読んでおくこと。 【事後学習】ここで読んだ論文にある引用・参考文献等、関係文献について検索し、目を通しておくこと。 |
6 |
6「墓制論と社会論」の総括と問題点 【事前学習】これまでの授業で購読した論文を再度復習しておくこと。 【事後学習】これまで授業で扱った文献について、整理してまとめ、葬墓制と社会論に関する文献リストを作成しておくこと |
7 |
7 葬墓制研究 分子人類学の基礎 DNAの分析に基づく分子人類学の基礎について講義する。 【事前学習】前回の授業時に配布した資料を読んでおくこと。 [事後学習】前回の授業時に配布した資料を読み直し、分子人類学の基礎的知識を習得しておくこと。 |
8 |
8 葬墓制研究 分子人類学の成果(1) 篠田謙一ほか 1998「DNA分析と形態データによる中妻貝塚出土人骨の血縁関係の分析」『動物考古学』11号 【事前学習】前回の授業時に配布した上記研究論文をよく読んでおくこと。 【事後学習】ここで読んだ論文にある引用・参考文献等、関係文献について検索し、目を通しておくこと。 |
9 |
9 葬墓制研究 分子人類学の成果(2) 西本豊弘 2001「DNA分析による縄文後期人の血縁関係」 『動物考古学』16号 【事前学習】前回の授業時に配布した上記研究論文をよく読んでおくこと。 【事後学習】ここで読んだ論文にある引用・参考文献等、関係文献について検索し、目を通しておくこと。 |
10 |
10 縄文原体研究(1)「縄文」研究の学史 鈴木保彦編 2000 「山内清男 縄文講義ノート-於:東京大学理学部人類学教室」 『縄文時代』第11号 【事前学習】前回の時に配布した上記論文をよく読んでおくこと。 【事後学習】ここで読んだ論文にある引用・参考文献等、関係文献について検索し、目を通しておくこと。 |
11 |
11 縄文原体研究(2) 縄文原体の実際 ① 0段・1段(無節)・2段(単節)・3段(複節)の縄文 【事前学習】縄文原体研究(1)で使用した論文の該当箇所をよく読んでおくこと。 【事後学習】授業で実際に撚った縄文原体について再度自分で撚り、復習しておくこと。 |
12 |
12 縄文原体研究 (3) 縄文原体の実際 ② 多条縄文、反撚(撚り戻し))の縄文 【事前学習】縄文原体研究(1)で使用した論文の該当箇所をよく読んでおくこと。 【事後学習】授業で実際に撚った縄文原体について再度自分で撚り、復習しておくこと。 |
13 |
13 縄文原体研究(4) 縄文原体の実際 ③ 合撚りの縄文(前々段・直前段合撚り、反撚り正撚りの合撚り) 【事前学習】縄文原体研究(1)で使用した論文の該当箇所をよく読んでおくこと。 【事後学習】授業で実際に撚った縄文原体について再度自分で撚り、復習しておくこと。 |
14 |
14 縄文原体研究(5) 縄文原体の実際 ④ 結束縄文、付加条の縄文、組紐 【事前学習】縄文原体研究(1)で使用した論文の該当箇所をよく読んでおくこと。 【事後学習】授業で実際に撚った縄文原体について再度自分で撚り、復習しておくこと。 |
15 |
15 縄文原体研究総括 【事前学習】授業で撚った各種縄文原体の符号表記をマスターしておくこと。 【事後学習】授業で撚った各種縄文原体については、すべて撚れるように復習しておくこと。 |
16 |
【事前学習】 【事後学習】 |
17 |
【事前学習】 【事後学習】 |
18 |
【事前学習】 【事後学習】 |
19 |
【事前学習】 【事後学習】 |
20 |
【事前学習】 【事後学習】 |
21 |
【事前学習】 【事後学習】 |
22 |
【事前学習】 【事後学習】 |
23 |
【事前学習】 【事後学習】 |
24 |
【事前学習】 【事後学習】 |
25 |
【事前学習】 【事後学習】 |
26 |
【事前学習】 【事後学習】 |
27 |
【事前学習】 【事後学習】 |
28 |
【事前学習】 【事後学習】 |
29 |
【事前学習】 【事後学習】 |
30 |
【事前学習】 【事後学習】 |
その他 | |
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教科書 | 使用しない |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート(60%)、授業参画度(40%) レポートは、講義のテーマに合わせ2回程度課す。 授業の参画度は、前半の論文購読では取り上げた論文に対する意見表明、及びそれらに関する討論等で評価する。また、後半の縄文原体研究では実際の縄の撚り方の習熟度を評価する。 |
オフィスアワー | 授業内でE-mailアドレスを伝えるので適宜連絡のこと。 |