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東洋史特殊講義8

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科目名 東洋史特殊講義8
教員名 須江隆
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 史学専攻
学期 後期 履修区分 選択必修
授業概要 南宋・洪邁『夷堅志』史料解析研究というテーマで授業をおこなう。中国宋代の時代性をより深く追究するために、当時の社会における日常性を把握する上で極めて有効な史料である筆記史料『夷堅志』に着目し、幾つかの『夷堅志』所収の逸話を選読することを通じて、宋代社会の日常生活の特質の解明を目指す。
授業のねらい・到達目標 筆記史料読解演習を通じて、中国宋代社会への理解力と漢文史料解析能力の向上を目的とする。
① 『夷堅志』の史料性と史的研究への可能性について具体的に説明できる。
② 中国宋代の時代性と日常性について概説できる。
③ 漢語史料解析を中心とした中国前近代史の研究手法を実践できる。
授業の方法 授業の大半を演習形式でおこなう。
履修条件 漢文史料の読解に関する知識をある程度有していること。また東洋史特殊講義1(2019年度前期)を受講していることが望ましい。
授業計画
1 授業ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する)
【事前学習】シラバスに一通り目を通してくること。
【事後学習】授業のねらいと到達目標への理解を深めておくこと。
2 『夷堅志』史料読解演習に向けて
【事前学習】「東洋史特殊講義1(2019年度前期)」で配布した『夷堅志』に関する資料に一通り目を通してくること。
【事後学習】各受講者が『夷堅志』史料読解に関する準備を進めること。
3 『夷堅志』選読Ⅰ―「胡煌僕」前半―(夷堅支甲巻第二)
【事前学習】第2回の授業で配布した筆記史料読解演習用のテキストを予習しておくこと。
【事後学習】完全版訳注稿提出に向けた作業を、受講者各自が段階的に進めていくこと。
4 『夷堅志』選読Ⅱ―「胡煌僕」後半―(夷堅支甲巻第二)
【事前学習】第2回の授業で配布した筆記史料読解演習用のテキストを予習しておくこと。
【事後学習】完全版訳注稿提出に向けた作業を、受講者各自が段階的に進めていくこと。
5 『夷堅志』選読Ⅲ―「丹州石鏡鼓」前半―(夷堅支甲巻第二)
【事前学習】第2回の授業で配布した筆記史料読解演習用のテキストを予習しておくこと。
【事後学習】完全版訳注稿提出に向けた作業を、受講者各自が段階的に進めていくこと。
6 『夷堅志』選読Ⅳ―「丹州石鏡鼓」後半―(夷堅支甲巻第二)
【事前学習】第2回の授業で配布した筆記史料読解演習用のテキストを予習しておくこと。
【事後学習】完全版訳注稿提出に向けた作業を、受講者各自が段階的に進めていくこと。
7 『夷堅志』選読Ⅴ―「衛師回」前半―(夷堅支甲巻第二)
【事前学習】第2回の授業で配布した筆記史料読解演習用のテキストを予習しておくこと。
【事後学習】完全版訳注稿提出に向けた作業を、受講者各自が段階的に進めていくこと。
8 『夷堅志』選読Ⅵ―「衛師回」後半―(夷堅支甲巻第二)
【事前学習】第2回の授業で配布した筆記史料読解演習用のテキストを予習しておくこと。
【事後学習】完全版訳注稿提出に向けた作業を、受講者各自が段階的に進めていくこと。
9 『夷堅志』選読Ⅶ―「常珤牛」―(夷堅支甲巻第二)
【事前学習】第2回の授業で配布した筆記史料読解演習用のテキストを予習しておくこと。
【事後学習】完全版訳注稿提出に向けた作業を、受講者各自が段階的に進めていくこと。
10 『夷堅志』選読Ⅷ―「野牛灘」―(夷堅支甲巻第二)
【事前学習】第2回の授業で配布した筆記史料読解演習用のテキストを予習しておくこと。
【事後学習】完全版訳注稿提出に向けた作業を、受講者各自が段階的に進めていくこと。
11 『夷堅志』選読Ⅸ―「呂使君宅」上―(夷堅支甲巻第三)
【事前学習】第2回の授業で配布した筆記史料読解演習用のテキストを予習しておくこと。
【事後学習】完全版訳注稿提出に向けた作業を、受講者各自が段階的に進めていくこと。
12 『夷堅志』選読Ⅹ―「呂使君宅」中―(夷堅支甲巻第三)
【事前学習】第2回の授業で配布した筆記史料読解演習用のテキストを予習しておくこと。
【事後学習】完全版訳注稿提出に向けた作業を、受講者各自が段階的に進めていくこと。
13 『夷堅志』選読Ⅺ―「呂使君宅」下―(夷堅支甲巻第三)
【事前学習】第2回の授業で配布した筆記史料読解演習用のテキストを予習しておくこと。
【事後学習】完全版訳注稿提出に向けた作業を、受講者各自が段階的に進めていくこと。
14 課題レポートの説明と作成に向けた質疑応答
【事前学習】『夷堅志』選読部分の完全訳注稿作成にあっての疑問点を見出してくること。
【事後学習】質疑応答の内容を整理する。
15 授業の総括と振り返り
【事前学習】シラバスを参照し、授業の到達目標を確認しておくこと。前回の授業で提示された課題を行うこと。
【事後学習】授業の到達目標の達成度を自己点検すること。
その他
教科書 授業時にプリント(参考資料)及び筆記史料読解演習用のテキストを配布する。
参考書 参考書、辞書・工具書類等については、授業中に随時紹介する。
成績評価の方法及び基準 レポート(50%)、授業参画度(50%)
オフィスアワー 本授業時間の前後のみ、本館2階の講師室にて可。また、授業内でE-mailアドレスを伝えるので、そちらに連絡して下さい。

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