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科目名 | 文学2 | ||||
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教員名 | 椎名正博 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業概要 | 文学作品を読む楽しみーフランス文学案内ー |
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授業のねらい・到達目標 | 授業で指示したフランス文学の作品を読みながら、「文学の必要性」はあるのか、それはどんなものかについて考え、読むことの楽しみを発見してもらう。あえて到達目標について記述するならば、受講者各自がフランス文学作品に、それを読む喜びを感じてもらうことである。そもそも文学を学ぶとは、人名や年代、作品名やそのあらすじをそらんじることではない。知識ではなく、文学的な感性の錬磨を到達目標とする。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP1,DP3及びカリキュラムポリシーCP2,CP6に対応しています。 |
授業の方法 | ガイダンスで全体的な指示をしたあと、主にフランス文学の作品を詩、小説、評論の各分野について取り上げ、代表的な作品について、読み進める。翻訳による文学作品になじみのうすい学生のための手引きとなるような授業にしたい。授業の性格上、講義形式をとるが、受講者それぞれに考えてもらいながら進めていきたい。本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。 |
履修条件 | 特にないが、履修希望者が多数の場合は抽選を行う。1回目の授業で抽選を行うかどうかを決める。 |
授業計画 | |
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1 |
【事前学習】フランス語フランス文学について調べてみよう ガイダンス 授業の進め方について説明し、フランス文学の概略について話す 【事後学習】本屋に行ってフランス文学作品の翻訳を見る |
2 |
【事前学習】フランス語を聞いてみる 詩について(韻文と散文、フランス詩の作詩法) 【事後学習】韻文って何? |
3 |
【事前学習】なぜ詩は文学の中心にあるのか?考えてみよう 課題書Ⅰについてー中世から16世紀のフランス詩を読む 【事後学習】授業で取り上げなかった作品を読む |
4 |
【事前学習】フランス文学は何故ヨーロッパ文学の代表なのか?考えること 課題書Ⅰについてー古典主義時代からロマン主義詩人を読む 【事後学習】【事後学習】授業で取り上げなかった作品を読む |
5 |
【事前学習】日本文学史とフランス文学史を比べてみる 課題書Ⅰについてー象徴主義の詩人たち 【事後学習】フランス文学には何故「〜主義」が多いのか? |
6 |
【事前学習】詩人というのはなぜ変わり者なのか? 課題書Ⅰについてー20世紀の詩人たち 【事後学習】現代芸術の難解さと詩について考えよう |
7 |
【事前学習】散文って何か、なぜそれを意識するのか、考えよう 課題書Ⅱ(小説)の解題-20世紀文学とプルースト 【事後学習】長大な小説を読んでみよう |
8 |
【事前学習】長大な小説をまずは覗いてみよう 課題書Ⅱについてー小説というジャンルと近代 【事後学習】短い小説も読んでみよう |
9 |
【事前学習】マンガと小説の関係はどんなものだろう? 日本のマンガとフランスのマンガ(BD)、そして文芸作品とマンガ 【事後学習】日本の小説で漫画化されたものは? |
10 |
【事前学習】さまざまな物語の形式を見てみよう 課題書Ⅱについてー小説を読む楽しみ 【事後学習】プルーストはなぜ長いのか考えてみること |
11 |
【事前学習】プルーストの第1部を読もう 『失われた時を求めて』の冒頭「スワン家の方へ」(1)を読む 【事後学習】授業で読めなかった「スワン家の方へ」(1)の任意のエピソードを読んで、簡単な梗概を作ってみる |
12 |
【事前学習】イメージをつかむためにマンガを活用する ステファヌ・ウエのマンガを併用しながら「スワン家の方へ」(2)「コンブレー」を読む 【事後学習】19世紀末のフランスの富裕層の生活はどんなものだったのか? |
13 |
【事前学習】描き出されている人々の生活で理解しにくい点はどこだろう 「コンブレー」で描かれる人物、教会建築、料理、音楽などの描写を追ってみると、小説の可能性が見えてくる 【事後学習】プルーストが描いているもの、何か一つについてその描き方を考えてみよう |
14 |
【事前学習】プルーストについて調べる 復習のためのテストと解説 【事後学習】テストについて正解を調べておく |
15 |
【事前学習】翻訳によるフランス文学作品にはどんなものがあるか調べよう 日本におけるフランス文学の導入と近代日本文学へのフランス文学の影響 【事後学習】日本文学とフランス文学の関係を調べよう |
16 |
【事前学習】 【事後学習】 |
17 |
【事前学習】 【事後学習】 |
18 |
【事前学習】 【事後学習】 |
19 |
【事前学習】 【事後学習】 |
20 |
【事前学習】 【事後学習】 |
21 |
【事前学習】 【事後学習】 |
22 |
【事前学習】 【事後学習】 |
23 |
【事前学習】 【事後学習】 |
24 |
【事前学習】 【事後学習】 |
25 |
【事前学習】 【事後学習】 |
26 |
【事前学習】 【事後学習】 |
27 |
【事前学習】 【事後学習】 |
28 |
【事前学習】 【事後学習】 |
29 |
【事前学習】 【事後学習】 |
30 |
【事前学習】 【事後学習】 |
その他 | |
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教科書 | 使用しない |
参考書 | 安藤 元雄、渋沢 孝輔、 入沢 康夫 『フランス名詩選 (岩波文庫)』 岩波書店 1998年 第1版 マルセル・プルースト 吉川 一義訳 『失われた時を求めて(1)、(2) (岩波文庫)』 岩波書店 2010年 第1版 マルセル・プルースト、 ステファヌ・ウエ 『 失われた時を求めて フランスコミック版 スワン家のほうへ』 祥伝社 2016年 第1版 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(80%)、授業参画度(20%) 試験結果を中心に、授業への参画度も考慮しながら総合的に評価する。授業参画度については、授業終了後にその日の授業に対する各自の評価を記述してもらう。これをもとに参画度を評価する。 |
オフィスアワー | 研究室にて。曜日、時間についてはガイダンス時に指示する |