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科目名 | メディア論 | ||||
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教員名 | 佐幸信介 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業概要 | メディアを通して社会や文化、コミュニケーションの歴史・現在を分析、説明する。 |
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授業のねらい・到達目標 | 社会学をベースとしたメディアの分析を基本とする。 ・メディアについての原理的な理解から現実のメディアの特徴を把握することができる。 ・近代の社会変容とメディアとの歴史的ダイナミズムを説明できる。 ・メディアが現実を構成する、社会構築主義的な分析フレームから、現代社会の具体的事例を説明できる。 ・モビリティ社会の進展とICTとの関連について、具体的事象とそこにはらむ問題点を説明できる。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP3及びカリキュラムポリシーCP6に対応しています。 |
授業の方法 | 「具体的事例(映像を含む)+学説、方法論」という組み合わせで講義を構成する。 講義の内容に応じて、映像を資料として、あるいは分析対象として取り上げる。 各講義で提示する課題(宿題)は、共通の用紙を用いる。原則として、次の講義時に提出。 本講義の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安とします。 |
履修条件 | テキスト(教科書)の他に講義内で適宜文献を紹介するが、そうした文献を随時読むことが望ましい |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス:授業計画とねらい [事前学習]シラバスを確認し、教科書についても概要を把握しておくこと [事後学習]第1回の課題を解くこと |
2 |
メディアと日常生活 [事前学習]第1回の講義で提示した課題を解いて、持参すること [事後学習]第2回の課題を解くこと |
3 |
メディアと社会変容①:中世から近代へ [事前学習]印刷の歴史について調べておくこと [事後学習]第3回の課題を解くこと |
4 |
メディアと社会変容②:映画『薔薇の名前』を解読する [事前学習]ヨーロッパ中世の歴史を通観しておくこと [事後学習]第4回の課題(小レポート型)を解くこと(提出は、第6回講義) |
5 |
近代とメディア①:公共性の転換 [事前学習]公共性概念について調べておくこと [事後学習]第5回の課題を解くこと |
6 |
近代とメディア②:想像の共同体と出版資本主義(アンダーソン)、グローバル化の中の国民国家のゆらぎ [事前学習]国民国家の概念について調べておくこと [事後学習]第6回の課題を解くこと |
7 |
社会的現実の構成とメディア①:『トゥルーマンショー』を分析する [事前学習]ベンヤミンの「複製技術」概念について調べておくこと [事後学習]第7回の課題(小レポート型)を解くこと |
8 |
社会的現実の構成とメディア②:コピーとオリジナルと複製技術論(ベンヤミン) [事前学習]第7回の講義で指示した小レポートの執筆をすること(提出は第9回講義) [事後学習]第8回の課題を解くこと |
9 |
社会的現実の構成とメディア③:シミュラークルとコピー(ブーアスティン、ボードリヤール) [事前学習]第8回の講義内で提示した課題を持参すること [事後学習]第9回の課題を解くこと |
10 |
メディア研究と空間論的転回 [事前学習]テキストpp.13-22、pp.236-270を読んでおくこと [事後学習]第10回の課題を解くこと |
11 |
モビリティと郊外の生活 [事前学習]テキスト、pp.23-42、pp.167-188を読んでおくこと [事後学習]第11回の課題を解くこと |
12 |
郊外とメディア表象 [事前学習]テキストpp.214-234を読んでをくこと [事後学習]第12回の課題を解くこと |
13 |
グローバリゼーションのなかのメディアとフロー [事前学習]pp.43-64、pp.65-88を読んでおくこと [事後学習]14回の授業内試験にむけて、復習をしておくこと |
14 |
テスト:論述形式の授業内試験 [事前学習]授業内試験にむけて、第3回~13回講義を中心に復習をしておくこと [事後学習]論述試験で、不十分だった点を復習しておくこと |
15 |
講義のまとめとテストの概説 [事前学習]これまでの講義内容、学習内容を整理しておくこと [事後学習]試験の講評を受けて、講義全体を復習しなおすこと |
その他 | |
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教科書 | 塚田修一、西田善行 『国道16号線スタディーズ』 青弓社 2018年 第2版 空間論的転回やモビリティに着目するメディア研究の動向を踏まえた内容 |
参考書 | 伊藤守 『よくわかるメディア・スタディーズ』 ミネルヴァ書房 2015年 第2版 その他の参考図書、資料については、講義内で適宜紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(30%)、授業内テスト(50%)、授業参画度(20%) 授業参加度は、リアクションペーパー等で評価します。 授業内テストは、第14回の講義で行います。加えて、第4回と第7回の事後学習で課す2回の小レポートと合わせて、講義内容の習得が達成できているかを評価します。 |
オフィスアワー | リアクションぺーパーと講義後の質問で対応する |