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卒業論文

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科目名 卒業論文
教員名 今泉礼右
単位数    8 学年    4 開講区分 文理学部
科目群 社会福祉学科
学期 集中 履修区分 必修
授業概要 本学科では「卒業論文」指導の時間は特に設けておらず、卒業論文の指導は2年次(新カリでは3年次)より始まるゼミの時間のなかで行っている。ゼミ1(2年生)、ゼミ2(3年生)、ゼミ3(4年生)の各過程を通して課題(テーマ)の選択・論文作成の方法のための基本的知識を養っている。すなわち「レポート・作文・論文とは何か」「テーマの設定」「文献・データ・情報等々の収集」「基礎的知識の獲得」「先行研究の整理」「論証方法のためのデータや文献の収集・整理」「論文執筆」などである。この卒業論文では特に「ゼミ2」で提示した卒業論文テーマについて研究計画を立て、論点を整理しながら、卒業研究をまとめていく。
授業のねらい・到達目標 この授業では卒業研究の完成を基本的目標としているが、授業の進め方としては、個別指導とグループ指導を中心に、レジュメに基づいた研究発表・報告を行い、さらに繰り返し行われるディスカッションを通じて問題点を整理・確認しながら研究を進めていく。また必要に応じてフィールド調査等の技術も身に付ける。

この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP4及びカリキュラムポリシーCP4に対応しています。
授業の方法 基本的には演習方式で行うが、各学生の関心によって提示された卒業論文のテーマに基づいて研究計画を立て、各自のテーマによる研究発表・報告を行い、何度か繰り返されるディスカッションを通じて問題点を整理・確認しながら研究を進める。そこでの研究結果はリポートとして提出する。さらに、それらの成果は問題点の再検討と、論証に必用なデータ等の方法を十分に吟味しつつ卒業論文としてまとめる。

「本授業の事前・事後学習は、各3時間の学習を目安とします。」
授業計画
1 オリエンテーション(卒業研究についての目的や意義についての説明)

【事前学習】卒業論文のテーマ設定と課題についてよく考える

【事後学習】卒業論文への目的意識と課題意識を整理する
2 課題発表とディスカッション(1)

【事前学習】報告者は卒論テーマに基づいたレジュメを作成

【事後学習】発表者の内容をメモし、ノートに整理する。
3 課題発表とディスカッション(2)

【事前学習】課題に沿った論文「(調査)報告書」を読む。

【事後学習】課題の論点や気づいたことをノートに整理する
4 課題発表とディスカッション(3)

【事前学習】自らのテーマに基づいた報告を行う

【事後学習】、自分の発表を振り返り、発表内容を復習しておく
5 課題発表とディスカッション(4)

【事前学習】図書館やインターネット、サイニー等によって必要な文献を収集

【事後学習】他の報告を批判的に検討し、次の報告の準備をする
6 課題発表とディスカッション(5)

【事前学習】研究テーマに即した文献を調査する 

【事後学習】複数の文献から重要な論点をまとめ、ノートに整理する
7 研究課題に対する文献および資料の検討と収集(1)

【事前学習】調査報告書や文献を読んで分析手法を知る

【事後学習】テーマについてのアンケートやインタビューを読み、ノートに整理する
8 研究課題に対する文献および資料の検討と収集(2)

【事前学習】文献や論文を読み、著者の意見や主張を知る

【事後学習】内容をパラグラフ化して要約し、ブックレポートを作成してみる
9 研究課題に対する教員からのsuggestion

【事前学習】前期の中間点として研究の振り返りと問題点への指摘

【事後学習】注意点の確認と課題の再点検
10 課題発表とディスカッション(6)

【事前学習】ブックレポートでの論点を整理し、論文・文献への評価と批判点を考える

【事後学習】論文・文献に対する自分の意見や感想を整理する
11 課題発表とディスカッション(7)

【事前学習】卒業論文の目的や課題を整理し、次の発表に備える

【事後学習】論文に課されている条件や評価基準を知る
12 課題発表とディスカッション(8)

【事前学習】論文のテーマであるキーワードを確認する

【事後学習】基本資料やデータをよく読み、レジュメを作成する
13 課題発表とディスカッション(9)

【事前学習】発表についての批評をまとめ、ノートに整理する

【事後学習】自分が使用したキーワードの現状や社会的影響を考える
14 課題発表とディスカッション(10)

【事前学習】キーワードに関する情報を整理する

【事後学習】注目すべきキーワードの背景や経緯を調べる
15 前期のまとめ、総括討論と夏季課題について

【事前学習】前期の研究を振り返り、時系列に整理する

【事後学習】夏季期間に行うべき課題を検討する
16 後学期オリエンテーション(前期の反省と後期課題の展望)

【事前学習】テーマ、研究課題の検討および再確認をする

【事後学習】後学期研究計画の確認と再検討を行う
17 後学期の研究のスケジュールと手順の確認をする

【事前学習】卒業研究の目的や課題、意義等を再度考え整理しておく

【事後学習】前期における自分の関心や疑問をノートに整理する
18 課題発表とディスカッション(1)

【事前学習】卒業論文への目的意識と問題意識を明確化する

【事後学習】調査項目を絞り込み、収集した情報の関連性を整理する
19 課題発表とディスカッション(2)

【事前学習】基本資料の適切な活用を図り、情報カードを作成する

【事後学習】基本資料を精査し、活用可能なものを選択する
20 課題発表とディスカッション(3)

【事前学習】論文テーマに応じた目標規定文を作成し発表する

【事後学習】発表での意見をもとに、論文テーマや自己主張に相応しい論証方法を考える
21 課題発表とディスカッション(4)

【事前学習】論証に相応しいデータ収集方法を検討する

【事後学習】一定のルールと方向性にのとったデータ収集方法を選択する
22 課題発表とディスカッション(5)

【事前学習】先行研究の検討と活用を考える

【事後学習】これまでの研究成果を情報源として効果的に活用する
23 論証方法に沿った客観的データを収集する

【事前学習】自己主張や意見の根拠となるデータを集める

【事後学習】文字情報以外の図表等をを用いたデータの利用を検討する
24 研究課題に対する教員からのsuggestion1

【事前学習】テーマ・方法論・主張等を考える

【事後学習】論文を抄録としてまとめてみる
25 研究課題に対する教員からのsuggestion2

【事前学習】論文作成のの段取りを決める

【事後学習】文献等の情報を集め整理する
26 論文の設計図であるアウトラインを作成する

【事前学習】「項目アウトライン」を考える

【事後学習】キーワードを中心とした大まかな章立てを行う
27 各章の構成を検討し明確化・具体化する

【事前学習】「項目アウトライン」を「文アウトライン」へと具体化する

【事後学習】「文アウトライン」と目標規定文繋ぎ合わせ、より具体化する
28 最終的な「完成版アウトライン」を作成する

【事前学習】論文のテーマに合った表題(タイトル)を決定する

【事後学習】必要なデータや引用、参考文献の配置を決める
29 卒業論文を文章化し、論文に仕上げる

【事前学習】論点を分かりやすく細分化しパラグラフ化する

【事後学習】論証の方法や資料・データを配置し、主張・結論を加える
30 論文の最終チェックを行う

【事前学習】引用・参考文献の表記とレイアウトのチェックを行う

【事後学習】感じ・記号・カナ・欧文や文章表現、表記などの確認し、論文を完成させる
その他
教科書 特に使用しない。
参考書 必要に応じて適宜指示する。
成績評価の方法及び基準 授業参画度(30%)、卒業論文(70%)
【授業参画度】
「授業参画度は,毎回のリアクションペーパー等で評価します。」
【卒業論文】
「卒業論文は、論文の書式・内容等を合わせて評価します。」
オフィスアワー 今泉研究室。
毎週月・水の昼休み及び放課後。

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