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社会学1

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科目名 社会学1
教員名 今泉礼右
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
科目群 総合教育科目
学期 前期 履修区分 選択
授業概要 社会学理論の把握と近・現代社会における諸現象の構造について理解する。
授業のねらい・到達目標 今日のような経済・社会の急速な変化のなかで、それぞれの社会的諸部面(経済・政治・文化・その他)がどのように関係し合い影響し合って、社会構造を作りあげ全体として生成・発展してきたのかを理解する。
特に社会を大きく変化させた近代を取り上げ、産業化や技術革新、雇用形態の変化や地域社会の解体による新しい社会の形成において、それぞれの社会的諸部面がどのように結びつき近代という社会構造を作りあげていったのか、またそうしたなかでどのように社会理論が作られ、影響を与えながら今日にいたっているのかを近代化の過程を通して理解する。

この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP1及びカリキュラムポリシーCP1に対応しています。
授業の方法 講義形式。
近代化における規範科学としての社会学の位置づけと役割についての理解。
社会理論の生成と近代社会への影響等々。

「本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安とします。」
履修条件 特になし。
授業計画
1 オリエンテーション、(授業の概要や当該授業の目標、進め方などの説明)

【事前学習】シラバスの確認とこれからの授業の取り組みについて理解する

【事後学習】参考文献の紹介と文献利用の方法を知る
2 社会学とは何か、社会学への視点

【事前学習】社会学的なものの見方を考える

【事後学習】社会科学における社会学の役割と位置づけを知る
3 近代社会の構造(1)近代社会と資本主義の発展

【事前学習】資本主義とはどの様な社会体制なのかを調べる

【事後学習】資本主義の内容と構造を把握する
4 近代社会の構造(2)近代社会と民主主義の進展

【事前学習】民主化・民主主義とは何かを考えてみる

【事後学習】個人の主権、身分制から共和制、民主主義社会の形成を知る
5 近代社会の構造(3)近代社会の発展と文化変動の諸相

【事前学習】文化変容の問題、異文化接触・文化交流等を考えてみる

【事後学習】地域格差や伝統と変容、文化相対主義の考え方を知る
6 社会学の歩み(1)実証主義社会進化論など(S.Simon~A.Comte:社会有機体説、産業主義など)

【事前学習】参考文献等によりS.SimonとA.Comteを読んでおくこと

【事後学習】事前学習で調べたことと授業の内容をまとめノートに整理しておく
7 社会学のあゆみ(2):実証主義、社会学の誕生(A.Comte~H.Spencer:3段階の法則、社会進化論など)

【事前学習】参考文献等によりH.Spencerを読んでおくこと

【事後学習】事前学習で調べたことと授業の内容をまとめノートに整理しておく
8 社会学のあゆみ(3):史的唯物論、社会実在論(観念論、唯物史観など)

【事前学習】参考文献によりK.Marx の唯物史観等を読んでおくこと

【事後学習】事前学習で調べたことと授業の内容をまとめノートに整理しておく
9 社会学のあゆみ(4):史的唯物論、社会実在論(上部構造と下部構造、階級と階級関係など)

【事前学習】参考文献によりK.Marx の階級関係や階級論等を読んでおくこと

【事後学習】事前学習で調べたことと授業の内容をまとめノートに整理しておく
10 社会学のあゆみ(5):史的唯物論、社会実在論(社会的事実、社会的分業、社会的連帯など)

【事前学習】参考文献によりE.Durkheim の社会的なるもの、分業と連帯等を読んでおくこと

【事後学習】事前学習で調べたことと授業の内容をまとめノートに整理しておく
11 社会学のあゆみ(6):合理化論、構造と機能など(合理と非合理、プロテスタンティズムの倫理など)

【事前学習】宗教としてのプロテスタントやピューリタンを調べておくこと

【事後学習】事前学習で調べたことと授業の内容をまとめノートに整理しておく
12 社会学のあゆみ(7):合理化論、構造と機能など(理念型、理解社会学、価値自由など)

【事前学習】参考文献等によりM.Weber の方法論を把握しておくこと

【事後学習】事前学習で調べたことと授業の内容をまとめノートに整理しておく
13 社会学のあゆみ(8):合理化論、構造と機能など(行為と役割、社会システム、AGIL図式など)

【事前学習】参考文献等により社会システムの考え方やT.Parsons の行為論を把握しておくこと

【事後学習】事前学習で調べたことと授業の内容をまとめノートに整理しておく
14 近・現代社会と産業化、都市化、情報化、少子・高齢問題など

【事前学習】今日のさまざまな社会問題を新聞・雑誌等によって把握しておくこと

【事後学習】社会問題が個々人にどのように関係しているのかを知る
15 社会変動と生活構造の変化(講義内容の整理および総括)

【事前学習】ノートを確認し疑問点をまとめておくこと

【事後学習】これまでの授業を振り返り、疑問点を確認する
その他
教科書 特に使用しない。
参考書 授業のなかで随時指示する。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト(80%)、授業参画度(20%)
【授業参画度】
「授業参画度は,毎回のリアクションペーパー等で評価します。」
【授業内テスト】
「授業内テストは中間試験、期末試験、小テスト等を合わせて評価します。」
オフィスアワー 今泉研究室。
毎週月・水の昼休み及び放課後。
備考 授業はしっかりした目的意識を持って主体的・意欲的に参加してもらいたい。
私語は厳禁する。

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