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介護福祉論２

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科目名
平成28年度以前入学者		 介護福祉論２
教員名 上之園佳子
単位数    2 学年    4 開講区分 文理学部
科目群 社会福祉学科
学期 後期 履修区分 必修
授業概要 少子高齢社会での高齢期の福祉制度、介護保険制度の変遷を踏まえ、地域での生活を継続するための地域包括ケアシステムについて学びます。そして、将来を見据えて高齢期に生きがいをもち自己実現できるための支援と地域社会への展開を探ります。
授業のねらい・到達目標 ・介護保険法までの高齢期の生活支援・福祉制度について説明できます。
・介護保険制度の仕組みや介護サービスについて説明できます。
・介護保険制度の変遷や動向につて説明することができます。
・地域包括ケアシステムの制度横断的考え方と地域展開について説明できます。
・高齢期の自己実現・生きがいのある生活を支える制度について考えを説明できます。

この科目は文理学部（学士（社会福祉学）びディプロマポリシーDP1及びカリキュラムポリシーCP2に対応しています。
授業の方法 （１）授業形態
生活を支援する介護福祉の理論と実践のつながりを理解するため，主に講義形態ですが体験型学習を適宜取り入れ、また事例研究やグループワークで学習できるようにします。
（２）プレゼンテーョンの方法
　パワーポイントと資料等の配布物、視聴覚メディア
なお、本授業の事前・事後学習は、各２時間の学習を目安とします。
授業計画
1 ガイダンス　授業の概要を紹介し、高齢期の自己実現・生きがいを支える制度について学ぶことの意義を説明します。
［事前学習］介護福祉論のまとめを確認しておくこと。
［事後学習］自分の高齢期の生活・地域について考えてみること。
2 高齢期の生活支援・福祉制度の変遷　老人福祉法での制定の枠組み　ゴールドプラン（高齢者保健福祉推進十か年戦略）等介護保険制度へ引き継がれた制度についてその背景と枠組み、課題を理解します。
［事前学習］ゴールドプラン（高齢者保健福祉推進十か年戦略）について確認しておくこと。
［事後学習］介護保険制度以前の高齢者福祉について整理しまとめておくこと。
3 介護保険制度の動向（１）制度導入の背景とともの介護保険度の変遷と課題を理解します。
［事前学習］介護保険パンフレットで枠組みを復習しておくこと。
［事後学習］介護保険制度のしくみを整理しまとめておくこと。
4 高齢期の生活支援制度の変遷介護保険制度の動向（２）介護サービスとケアマネジメント、介護予防の現状と課題を理解します。
［事前学習］介護保険パンフレットで介護サービス・生活支援事業を復習しておくこと。
［事後学習］介護予防と介護サービスの動向を整理しまとておくこと。
5 介護保険制度の課題（１）介護危機といわれる介護保険制度の限界について理解を深めます。
［事前学習］「介護危機」「介護の2050問題」等について確認しておくこと。
［事後学習］介護保険制度の限界について整理しまとめておくこと。
6 介護保険制度の課題（２）介護人材不足と人材確保の課題について学びます。
［事前学習］介護人材不足についてのメディア等の情報をしらべておくこと。
［事後学習］人材育成、確保としての政策について整理しまとめておくこと。
7 介護保険制度の課題（３）　高齢期の独居世帯増加などで家族介護の限界、家族支援の充実などの課題について学びます。
［事前学習］家族介護の状況について確認しておくこと。
［事後学習］家族支援についての課題を整理しまとめておくこと。
8 海外の介護事情（住まいとケア政策）北欧のケア政策から地域で暮らすことを支える地域ケアの理解を深めます。
［事前学習］北欧の介護・福祉について確認しておくこと。
［事後学習］地域での生活の継続のための体制についてまとめておくこと。
9 海外の介護事情（認知症の人への地域支援）北欧・イギリスでの認知症の人を地域で支える仕組みについて学びます。
［事前学習］認知症の人への理解（介護福祉論）を確認しておくこと。
［事後学習］地域での生活の継続のための地域活動についてまとめておくこと。
10 地域包括ケアシステム（１）地域包括ケアシステム移行への背景と考え方を理解します。
［事前学習］地域包括ケアシステムについて確認しておくこと。
［事後学習］地域包括ケアシステムの考え方について整理しておくこと。
11 地域包括ケアシステム（２）医療と介護の連携での地域包括支援センターの役割や住宅（住まいと住まい方）と生活支援について理解を深めます。
［事前学習］地域包括支援センターの役割（介護福祉論）を確認しておくこと。
［事後学習］地域包括ケアシステムでの地域生活を継続するための支援について整理しておくこと。
12 全対象型地域包括ケアシステム（３）高齢期だけでなく障がいのある人、子育て等制度横断的な支援とライフコースを通じて地域生活を支える住民主体の地域活動について学びます。
［事前学習］横断的な制度について確認をしておくこと。
［事後学習］全世帯型地域包括ケアシステムについて整理しておくこと。
13 ゲストスピーカー　高齢者福祉、地域福祉への実践経験を持つ講師による講義で高齢者福祉の歴史と市民による福祉活動についての理解を深めます。
［事前学習］高齢期の生活支援・福祉制度の変遷について確認をしておくこと。
［事後学習］高齢者福祉と地域福祉の横断的な支援についてまとめておくこと。
14 高齢期の自己実現・生きがいと生活を支える制度（１）　高齢期の社会参加と多世代連帯のための制度について理解をします。
［事前学習］「高齢社会対策大綱」について確認をしておくこと。
［事後学習］ライフコースを通じての社会参加について整理しておくこと。
15 高齢期の自己実現・生きがいと生活を支える制度（２）高齢期になった時に自己実現・生きがいのある生活を支える制度や地域社会についての考えを説明できるようにします。
［事前学習］これまでの振り返りをしておくこと・
［事後学習］高齢期の生きがいのある生活についての考えをまとめておくこと。
その他
教科書 無し
参考書 授業時に適宜、参考書を紹介します。
成績評価の方法及び基準 レポート(50%)、授業参画度(50%)
授業参画度は、授業ごとのリアクションペーパーを評価します。課題レポートと総合的に評価します。
オフィスアワー 3時限目に研究室にて、もしくは授業後に対応します。

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