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科目名 平成29年度以降入学者 |
家庭支援論 | ||||
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科目名 平成28年度以前入学者 |
子ども家庭支援論1 | ||||
教員名 | 永野咲 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3・4 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 社会福祉学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業概要 | 子どもや家庭の抱えるさまざまな課題とその支援について考察する。 特に、NPO法人での生活支援員(ソーシャルワーカー)としての実務経験から、社会的養護の領域に焦点をあて、多様な家族や育ちの形があることを学ぶ。その中で、当事者の声を聴くこと、人生を支える支援のあり方について考える。 |
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授業のねらい・到達目標 | ⑴子ども家庭福祉領域でのソーシャルワークにおける基本的事項を説明できる ⑵家族や育ちの多様性について理解し、子どもの主体性や参画について議論することができる ⑶子どもや家庭の人生を支える支援のあり方について多角的に考えることができる この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP1及びカリキュラムポリシーCP3に対応しています。 |
授業の方法 | 講義形式を主とし、必要に応じて映像資料、グループワークによるディスカッションを取り入れる メディア授業は、学内共通 LMS(学習管理システム)の Blackboard を利用する。 本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とする。 |
授業計画 | |
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1 |
オリエンテーション:「家族」とはどのような存在か ・「家族」のもつイメージについて考えるとともに、多様な家族観があることを学ぶ ・授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する [事前学習]シラバスを事前に確認すること [事後学習]授業内での説明を整理し、コメントにまとめ送付すること |
2 |
ソーシャルワークの基本的視座1:エンパワメントとウェルビーイング ・子ども家庭領域におけるソーシャルワークの基本的視座(特にエンパワメント、ウェルビーイング、ダメージモデルとレジリエンス)について理解する [事前学習]事前にBlackboardで提示された授業資料に目を通しておくこと [事後学習]授業内での説明を整理し、コメントにまとめ送付すること |
3 |
ソーシャルワークの基本的視座2:多様性の尊重 ・子どもや家庭の多様性について、絵本等の教材を用いて学ぶ [事前学習]事前にBlackboardで提示された授業資料に目を通しておくこと [事後学習]授業内での説明を整理し、コメントにまとめ送付すること |
4 |
子どもの権利条約にもとづく子ども観 ・子どもの権利条約について学び、権利の主体としての子ども観を獲得する・子どもを主体としたミーティングの取り組みを中心に、子どもの意見を聞くこと、参画することについて学ぶ [事前学習]事前にBlackboardで提示された授業資料に目を通しておくこと [事後学習]授業内での説明を整理し、コメントにまとめ送付すること |
5 |
子ども虐待への対応と保護者支援1:虐待の背景と虐待対応の仕組み ・子ども虐待問題について学び、虐待問題を抱える保護者の実際を理解する [事前学習]事前にBlackboardで提示された授業資料に目を通しておくこと [事後学習]授業内での説明を整理し、コメントにまとめ送付すること |
6 |
子ども虐待への対応と保護者支援2:「特定妊婦」・予防的支援 ・子育て環境の実際を理解し、特定妊婦に対する予防的関わり等の子育てを支えるソーシャルワークを学ぶ [事前学習]事前にBlackboardで提示された授業資料に目を通しておくこと [事後学習]授業内での説明を整理し、コメントにまとめ送付すること |
7 |
社会的養護のかたち1:施設型養育 ・家族の分離を必要とした場合の代替養育(社会的養護)のうち、施設養育の実践を学び、子どもと家族を支えるソーシャルワークを理解する [事前学習]事前にBlackboardで提示された授業資料に目を通しておくこと [事後学習]授業内での説明を整理し、コメントにまとめ送付すること |
8 |
社会的養護のかたち2:里親養育 ・代替養育のうち家庭養育の様子を学ぶ。また、地域で生活をともにする中でのソーシャルワークを学ぶ [事前学習]事前にBlackboardで提示された授業資料に目を通しておくこと [事後学習]授業内での説明を整理し、コメントにまとめ送付すること |
9 |
社会的養護のかたち3:養子縁組と知る権利の保障 ・里親制度と(特別)養子縁組制度との違いを理解するとともに、真実告知(テリング)の実際を学ぶ [事前学習]事前にBlackboardで提示された授業資料に目を通しておくこと [事後学習]授業内での説明を整理し、コメントにまとめ送付すること |
10 |
人生を支える1:社会的養護のもとで育つ子どもの進路と措置解除後の暮らし ・社会的養護のもとで育った若者の進路や措置解除後の生活の状況を理解する [事前学習]事前にBlackboardで提示された授業資料に目を通しておくこと [事後学習]授業内での説明を整理し、コメントにまとめ送付すること |
11 |
人生を支える2:生い立ちの整理とライフストーリーワーク ・代替養育による「生活の分断」を理解し、生い立ちの整理やライフストーリーワークなどの人生つなぐ取り組みとその重要性を学ぶ [事前学習]事前にBlackboardで提示された授業資料に目を通しておくこと [事後学習]授業内での説明を整理し、コメントにまとめ送付すること |
12 |
当事者の声を聴く1:インタビューから経験を読みとく ・社会的養護のもとで育った若者の経験を、手記やインタビュー記事から読み解き、「家族観」「大切にしてきたこと」などをまとめる [事前学習]事前にBlackboardで提示された授業資料に目を通しておくこと [事後学習]授業内で提示されたワークシートを完成させること |
13 |
当事者の声を聴く2:ストーリーの共有 ・第11回でまとめた内容をグループで共有し、「社会的養護のもとで育つ」ということについて、当事者の声を中心に理解する [事前学習]前回授業の事例とまとめたワークシートを見直しておくこと [事後学習]授業内での説明を整理し、コメントにまとめ送付すること |
14 |
当事者の声を聴く3:社会的養護領域での当事者参画を考える ・社会的養護領域における当事者参画の取り組みを学ぶ [事前学習]事前にBlackboardで提示された授業資料に目を通しておくこと [事後学習]授業内での説明を整理し、コメントにまとめ送付すること |
15 |
これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める [事前学習]事前にBlackboardで提示された授業資料に目を通しておくこと [事後学習]授業内での説明を整理し、コメントにまとめ送付すること |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | 木村容子・有村大士 『子ども家庭福祉』 ミネルヴァ書房 2016年 相澤仁・林浩康 『社会的養護』 中央法規 2015年 『社会的養護のもとで育つ若者の「ライフチャンス」――選択肢とつながりの保障、「生の不安定さ」からの解放を求めて (永野咲)』 明石書店 2017年 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(50%)、授業参画度(50%) レポートは、中間と期末に実施する予定である。 授業参画度は、ディスカッション、毎回のリアクションペーパー等で評価する。 |
オフィスアワー | 授業終了時 |