倫理学１

科目名	倫理学１
教員名	中村裕昭
単位数	2	学年	1～4	開講区分	文理学部
科目群	総合教育科目
学期	前期	履修区分	選択

授業概要	当該授業は地球科学科のJABEE課程（地球環境学プログラムコース）の一環として設置された科目で，その中心テーマである「技術者とは？」「技術者倫理とは？」，さらにJABEEと連携する技術者資格「技術士制度」等について，地球環境と社会環境の背景を踏まえ，関連用語や手法を例示して講義する。
授業のねらい・到達目標	・地球学科プログラム（JABEE認定プログラム含む）の学習・教育到達目標「(B)技術者倫理を身につける」に寄与する。授業目標は以下の通りとする。※括弧内の数字は授業計画内の講義番号 1. 生涯教育の体系(JABEE，技術士制度を含む)を理解する。(1，2，3) 2. 技術者倫理の基本を踏まえ科学的事象を客観的に理解し客観的に伝える技術･方法を理解･習得する。(5，6，7，9，10，11) 3. 実社会での実際の問題事例等を通じて，地球技術者に求められる知恵･資質･素養を学ぶ。(4，8，12，13，14，15) 地球科学科　ディプロマ・ポリシー（D.P.)に対応する。（B）技術者倫理を身につけている．この科目は文理学部（学士（理学））のディプロマポリシーDP1, DP3,　及びカリキュラムポリシーCP2,CP6に対応しています。
授業の方法	1. 毎回授業内小テスト(授業冒頭と授業の最後)を課して予習の提示と当日講義内容の理解度を確認するとともに，成績評価資料とする。 2. 講義はパワーポイントで要点を示しながら進める。 3. 毎回当日の講義と補足のパワーポイント印刷資料を配布する。 4. 毎回授業の最後に当日の講義テーマを踏まえた応用的課題を課し，それらを最終講義日に指定用紙にまとめて課題レポートとして提出させ，講義の理解度を確認するとともに，成績評価資料とする。本授業の事前・事後学習は，各２時間の学習を目安とします。
履修条件	地球科学科３年次地球環境学プログラム履修学生は必修（学科コース指定必修科目）

授業計画
1	JABEE(日本技術者教育認定制度)　【事前学習】本日の講義テーマについて下調べをしておくこと。【事後学習】本日の講義におけるポイント(重要事項)を確認しておくこと
2	技術者生涯教育のステージ，技術者資格制度（技術士を例に）　【事前学習】本日の講義テーマについて下調べをしておくこと。【事後学習】本日の講義におけるポイント(重要事項)を確認しておくこと
3	専門家(ﾌﾟﾛ)の要件，継続研鑚，技術者倫理　【事前学習】本日の講義テーマについて下調べをしておくこと。【事後学習】本日の講義におけるポイント(重要事項)を確認しておくこと
4	事例に学ぶ[教訓を活かす](1)失敗シナリオ分析法(失敗学)　【事前学習】本日の講義テーマについて下調べをしておくこと。【事後学習】本日の講義におけるポイント(重要事項)を確認しておくこと
5	コンプライアンス，アカウンタビリティ　【事前学習】本日の講義テーマについて下調べをしておくこと。【事後学習】本日の講義におけるポイント(重要事項)を確認しておくこと
6	トレードオフ，フェールセーフ　【事前学習】本日の講義テーマについて下調べをしておくこと。【事後学習】本日の講義におけるポイント(重要事項)を確認しておくこと
7	環境倫理，サスティナビリティ　【事前学習】本日の講義テーマについて下調べをしておくこと。【事後学習】本日の講義におけるポイント(重要事項)を確認しておくこと
8	持続可能な開発，企業のCSR(社会的責任経営)　【事前学習】本日の講義テーマについて下調べをしておくこと。【事後学習】本日の講義におけるポイント(重要事項)を確認しておくこと
9	リスクマネージメント　【事前学習】本日の講義テーマについて下調べをしておくこと。【事後学習】本日の講義におけるポイント(重要事項)を確認しておくこと
10	デザイン能力(問題認識･創造･解決能力)　【事前学習】本日の講義テーマについて下調べをしておくこと。【事後学習】本日の講義におけるポイント(重要事項)を確認しておくこと
11	技術者倫理の関連用語の整理・確認　【事前学習】本日の講義テーマについて下調べをしておくこと。【事後学習】本日の講義におけるポイント(重要事項)を確認しておくこと
12	社会規範としての倫理綱領事例に学ぶ〔公務員倫理，各種学協会等〕　【事前学習】本日の講義テーマについて下調べをしておくこと。【事後学習】本日の講義におけるポイント(重要事項)を確認しておくこと
13	知的財産権と産業財産権　【事前学習】本日の講義テーマについて下調べをしておくこと。【事後学習】本日の講義におけるポイント(重要事項)を確認しておくこと
14	事例に学ぶ[教訓を活かす](2)報道された事故･事件事例から学ぶ　【事前学習】本日の講義テーマについて下調べをしておくこと。【事後学習】本日の講義におけるポイント(重要事項)を確認しておくこと
15	まとめ，達成度の確認　【事前学習】本日の講義テーマについて下調べをしておくこと。【事後学習】本日の講義におけるポイント(重要事項)を確認しておくこと

その他
教科書	なし(毎回プリント配布予定)
参考書	加藤尚武『環境倫理学のすすめ（丸善ライブラリー032）』丸善㈱ 1991年畑村洋太郎『失敗学のすすめ（講談社文庫）』㈱講談社 2005年札野順『技術者倫理』 (財)放送大学教育振興会 2004年自己研鑽の手引きとして推奨
成績評価の方法及び基準	授業内小テスト(毎回) (44%)、授業内に課す課題レポート(最終回に提出)(56%) 授業内小テストと，授業内に課す課題レポートと併せて合計点の総合評価で60点以上を合格とする。＜達成度評価基準＞（１）生涯教育の体系(JABEE，技術士制度を含む)を理解している（２０点）。（２）技術者倫理の基本を踏まえ科学的事象を客観的に理解し客観的に伝えることができる（４０点）。（３）実社会での実際の問題事例等を通じて，地球技術者に求められる知恵･資質･素養をレポートに記述できる（４０点）。 ※(１)～(３)は到達目標の番号
オフィスアワー	授業後随時（当該授業教室）
備考	地球科学科３年次地球環境学プログラムコースに対する学科コース指定必修科目である。