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地球科学概論3

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平成28年度以降入学者 地球科学概論3
平成27年度以前入学者 地球システム科学概論3
教員名 中尾有利子
単位数    2 学年    1 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 地球科学科
学期 後期 履修区分 必修
授業概要 地球表層の変化,地層,生物圏の成り立ちについて,堆積物,岩石,化石,人間活動の影響に着目して解説する.
授業のねらい・到達目標 ねらい:
地球の大気圏と地圏における多様な現象について,それぞれ地球的視野から捉え,地域性やメカニズムについて理解する.また,諸現象の人間活動との関係,環境について考察できるようになる.技術士に関連する地圏分野の基礎概念を習得する.

到達目標:
(1)地球表層の物質の循環について説明できる(1-5, 14, 15)
(2)地形の形成,地層の形成と堆積構造について説明できる(2-6, 14, 15)
(3)地形図の読み方,地層の走向と傾斜を説明できる(6-7, 14, 15)
(4)日本列島の基本的な構造について説明できる(7-8, 14, 15)
(5)海洋堆積物と地球科学分野での利用について説明できる(8, 14, 15)
(6)相対年代の原理,地質年代尺度について説明できる(9-13, 14, 15)
(7)生物圏の変遷について,地球形成初期から現在までの流れを説明できる(10-15, 14, 15)

学科プログラム(JABEE認定プログラム含む)の学習・教育到達目標とのかかわり:
「(A)多面的基礎知識」(1-15)に寄与する.なお,2015年度以前の入学者は各入学年度の学習・教育目標「(A)地球システムの多面的理解」(1-15),「(D)専門技術」(1-15)に寄与する。
* 括弧内の数字は授業計画内の講義番号

この科目は地球科学科ディプロマポリシー(G)に対応しています.
(G)地球科学の専門知識を修得している.

この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています.
授業の方法 プリント・書画カメラ・パワーポイント等を用いて図表・写真・画像を示しながら,板書で講義を進める.
以下の授業計画に加え,野外実習を行う場合がある.
本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。
履修条件 なし
授業計画
1 地球科学の基礎知識の確認
【事前学習】
シラバスを読んでおくこと.地球科学概論1で学習した内容を復習しておくこと
【事後学習】
授業内容を復習すること
2 地球表層の出来事
ー物質の循環と地球システムー
【事前学習】
地球の表層では何が起こっているのか考えておくこと
【事後学習】
授業内容を復習すること
3 岩石の風化
—風化・浸食—
【事前学習】
前回までの授業内容を復習しておくこと.特に,地球システムとは何かについて整理しておくこと
【事後学習】
授業内容を復習すること
4 砕屑粒子の運搬と堆積作用
—運搬・堆積—
【事前学習】
前回までの授業内容を復習しておくこと.特に風化がどのようにおこるのか,浸食が作る地形はどのようなものがあるのかについて整理しておくこと
【事後学習】
授業内容を復習すること
5 地層の形成と堆積岩
—堆積構造—
【事前学習】
前回までの授業内容を復習しておくこと.特に営力と粒子の関係について整理しておくこと
特に,地球の内部構造について整理しておくこと
【事後学習】
授業内容を復習すること
6 地層の観察
—地形図の読み方,地層の走向と傾斜,地質図の読み方—
【事前学習】
前回までの授業内容を復習しておくこと.特に堆積岩にはどのようなものがあるのか,どのようにできるのかについて整理しておくこと
【事後学習】
授業内容を復習すること
7 日本列島の基本構造
【事前学習】
前回までの授業内容を復習しておくこと.特に地層の走向と傾斜とはなにか整理しておくこと
【事後学習】
授業内容を復習すること
8 海洋の堆積物
【事前学習】
前回までの授業内容を復習しておくこと.特に日本列島はどのような岩石から構成されているのか整理しておくこと.また日本列島に残された地質学的記録を整理しておくこと
【事後学習】
授業内容を復習すること
9 地質時代区分
【事前学習】
前回までの授業内容を復習しておくこと.特に遠洋の堆積物の分布と種類について整理しておくこと
【事後学習】
授業内容を復習すること
10 地球の誕生と生物の誕生
【事前学習】
前回までの授業内容を復習しておくこと.地質年代を覚えること
【事後学習】
授業内容を復習すること
11 古生物の変遷1
ー原生代〜古生代ー
【事前学習】
前回までの授業内容を復習しておくこと.特に冥王代の出来事について整理しておくこと
【事後学習】
授業内容を復習すること
12 古生物の変遷2
ー中生代ー
【事前学習】
前回までの授業内容を復習しておくこと.とくに古生代の生物相について整理しておくこと
【事後学習】
授業内容を復習すること
13 古生物の変遷3
ー新生代ー
【事前学習】
前回までの授業内容を復習しておくこと.とくに中生代の生物相について整理しておくこと
【事後学習】
授業内容を復習すること
14 第1回目から第13回目までの講義内容についての復習
【事前学習】
前回までの授業内容を復習しておくこと.とくに新生代の地球環境について整理しておくこと
【事後学習】
授業内容を復習すること
15 達成度の確認と解説
【事前学習】
前回までの授業内容を復習し,試験に備えること
【事後学習】
達成度の確認と解説を踏まえ,自分の理解が弱かった箇所を復習すること
その他
教科書 なし
参考書 数研出版編集部 『視覚で捉えるフォトサイエンス地学図録』 数研出版 2017年 第3版
成績評価の方法及び基準 授業内テスト(100%)
授業内で行う達成度の確認による総合評価で60点以上を合格とする.

〈達成度評価基準〉
(1)地球表層の物質の循環について理解している(15点)
(2)地形の形成,地層の形成と堆積構造について理解している(16点)
(3)地形図の読み方,地層の走向と傾斜を理解している(13点)
(4)日本列島の基本的な構造について理解している(13点)
(5)海洋堆積物と地球科学分野での利用について理解している(9点)
(6)相対年代の原理,地質年代尺度について理解している(16点)
(7)生物圏の変遷について,地球形成初期から現在までの流れを理解している(18点)

注:15回目に行う達成度の確認を授業内テストとする.
オフィスアワー 原則として、当該授業日の昼休みに研究室(A211室)にて対応する.

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