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自然災害論

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科目名 自然災害論
教員名 佐藤浩
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 地理学科
学期 後期 履修区分 選択
授業概要 国土地理院における地理空間情報の活用推進を通じた防災行政の実務を踏まえ、国内・海外の災害を事例に基づき講じる。
授業のねらい・到達目標 土石流や火山災害、洪水被害などの近年の自然災害の事例を知るとともに、そのような災害を防ぎ、あるいはリスクを減らすには、歴史的な被災事例や地形・地質的な特徴からしか伺えない証拠から得られることを理解できるようになります。本講義は、地震と土砂災害を中心に展開され、それにより災害の素因や誘因を読み解いてもらう力と防災意識を向上してもらうことをねらっています。したがって、災害に関わる国内法について理解を深めることができます。災害に対する自助・共助の意識が高まる中、本講義で学んだ内容や身に付けた意識を、卒業後の日常生活にも役立てることができます。

この科目は文理学部（学士（地理学））のディプロマポリシーＤＰ1,ＤＰ7及びカリキュラムポリシーＣＰ1,ＣＰ7に対応しています。
授業の方法 講義を主体とする。教科書の指定ページを次回までに読んで予習すること。授業は受け身ではなく，積極的に取り組むことが重要である。紹介する自然災害の事例については、状況に応じて適宜、選択する。
本授業の事前・事後学習は，各2時間の学習を目安とします。
授業計画
1 本講義のねらいの解説と自然災害の概要
【事前学習】シラバスを読むこと。
【事後学習】教科書pp.35-38を読むとともに関連する課題をブラックボードを通じて提出して授業内容の理解を深める。
2 自然災害事例の紹介（2014年関東・東北豪雨を例にして）
【事前学習】以下のURLを参照し、国土交通省の「川の防災情報」の内容を把握すること。https://www.river.go.jp/kawabou/ipTopGaikyo.do
【事後学習】教科書pp.35-38を読むとともに関連する課題をブラックボードを通じて提出して授業内容の理解を深めること。
3 自然災害事例の紹介（2017年九州北部豪雨の斜面災害を例にして）
【事前学習】教科書pp.13-18を読み、「地理力」とは何か説明できるようにすること。
【事後学習】「地理力」に関わる小テストをブラックボードを通じて行うので解答して理解を深めること。
4 自然災害事例の紹介（2018年西日本豪雨を例にして）
【事前学習】以下のURLを参照して西日本豪雨の内容を把握すること。https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/bosai/report/2018/20180713/jyun_sokuji20180628-0708.pdf
【事後学習】ボーリングデータに対する理解を深める課題を出すのでブラックボードを通じて提出して理解を深めること。
5 自然災害事例の紹介（2016年熊本地震を例にして）
【事前学習】授業で取った前回のノートとBlack Boardに掲示した前回のスライドを復習すること。
【事後学習】授業内容に関わる設問をBlack Boardに掲示するので解答すること。
6 地震災害への備えと地理的知識の有用性
【事前学習】授業で取った前回のノートとBlack Boardに掲示した前回のスライドを復習すること。
【事後学習】授業内容に関わる設問をBlack Boardに掲示するので解答すること。
7 自然災害事例の紹介（阪神・淡路大震災の被災者の影響）
【事前学習】授業で取った前回のノートとBlack Boardに掲示した前回のスライドを復習すること。
【事後学習】授業内容に関わる設問をBlack Boardに掲示するので解答すること。
8 自然災害事例の紹介（東日本大震災の被災者・被災地の影響）
【事前学習】授業で取った前回のノートとBlack Boardに掲示した前回のスライドを復習すること。
【事後学習】授業内容に関わる設問をBlack Boardに掲示するので解答すること。
9 自然災害事例の紹介（2014年ネパール・ゴルカ地震の地表変動）
【事前学習】授業で取った前回のノートとBlack Boardに掲示した前回のスライドを復習すること。
【事後学習】授業内容に関わる設問をBlack Boardに掲示するので解答すること。
10 自然災害事例の紹介（2013年御嶽山噴火を例にして）
【事前学習】授業で取った前回のノートとBlack Boardに掲示した前回のスライドを復習すること。
【事後学習】授業内容に関わる設問をBlack Boardに掲示するので解答すること。
11 自然災害事例の紹介（1783年浅間山噴火を例にして）
【事前学習】授業で取った前回のノートとBlack Boardに掲示した前回のスライドを復習すること。
【事後学習】授業内容に関わる設問をBlack Boardに掲示するので解答すること。
12 自然災害事例の紹介（日本の巨大噴火を例にして）
【事前学習】授業で取った前回のノートとBlack Boardに掲示した前回のスライドを復習すること。
【事後学習】授業内容に関わる設問をBlack Boardに掲示するので解答すること。
13 火山災害や風水害への備えと地理的知識の有用性
【事前学習】授業で取った前回のノートとBlack Boardに掲示した前回のスライドを復習すること。
【事後学習】授業内容に関わる設問をBlack Boardに掲示するので解答すること。
14 第１回から第13回までの講義内容について質疑応答を行う。
【事前学習】第１回の授業後にBlack Boardに掲げた課題を復習して提出すること。
【事後学習】授業内容に関わる設問をBlack Boardに掲示するので解答すること。
15 火山災害や風水害への備えと地理的知識の有用性
【事前学習】授業で取った第12回のノートとBlack Boardに掲示した前回のスライドを復習すること。
【事後学習】授業内容に関わる設問をBlack Boardに掲示するので解答すること。
その他
教科書 鈴木康弘（編著） 『防災・減災につなげる ハザードマップの活かし方 （ISBN-13: 978-4000058384）』 岩波書店 2015年
〇授業で使うので必ず購入すること。まとめ（理解度の把握）では教科書の持ち込みを可能とする。まとめでは図を掲示せず教科書の図の番号で参照させるようにする。
〇教科書を購入もせず学修しようとし、たとえ購入したとしても重いからといって持参しないで授業に臨もうとする学生は、授業のみならず、まとめの内容をそもそも理解できない。
参考書 特に無し
成績評価の方法及び基準 試験(60%)、授業参画度(40%)
まとめ（理解度の把握）の態様は、紙ベースである。
授業参画度は、ブラックボードを通じた設問の正答数で測る。
まとめ（理解度の把握）について一定の点数、授業参画度について一定の点数の、両者を満たしたものを採点する。
オフィスアワー ８号館５階Ａ-508号室
前期：　木曜日 10:10～10:50
後期：　水曜日 13:00～14:00
備考 まとめ（理解度の把握）は、教科書の持ち込みを許し、自筆で整理する形式を想定している。

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