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科目名 | 自然地理学概論2 | ||||
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教員名 | 森島済 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 |
授業概要 | 自然地理学は,気候,地形,水文,植生,土壌等の視点から総合的に地域の自然環境特性や環境問題を捉える分野である。特に気候は,ケッペンの気候区分に代表されるように,植生の成り立ちに対する支配要因であり,また水文環境や土壌などの他の自然地理的要素の成り立ちを理解する上でも重要な要素である。この講義では,グローバルな気候の成り立ちと地域性を整理すると共に,その中に観られる植生や土壌等の自然環境要素の特徴や地域全体としての自然環境特性を概説する. |
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授業のねらい・到達目標 | ケッペンの気候区分とその中で成立する植生と土壌といった自然環境の特徴と,気候の成り立ちを理解し,説明できるようになることを目的とする. |
授業の方法 | 配付資料とプロジェクターを使用して講義を行う. 本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス 気候と自然・人間環境 [事前学習]シラバスを事前に確認すること [事後学習]気温と降水に関するグローバルな分布の特徴について,参考書P20〜21で確認すること |
2 |
気候分類と気候因子 [事前学習]参考書P22〜25を読み,気候因子とケッペンの気候分類の概要を確認しておくこと [事後学習]仮想大陸上の気候区分と実際の気候分類図を比較し,対応関係を確認すること |
3 |
大気循環と気候との関係 [事前学習]参考書P18〜19を読み,世界の大気循環の特徴について確認すること [事後学習]配付資料を基に,様々な季節において生じる風の流れについて整理すること |
4 |
植生分布と気候の影響 [事前学習]参考書P36〜37を読み,気候区と植生の対応関係を確認しておくこと [事後学習]講義内容とインターネットなどを利用して,各植生の特徴を整理すること |
5 |
土壌分布と植生・気候の影響 [事前学習]参考書P36〜37を読み,気候区と植生,土壌の対応関係を確認しなさい. [事後学習]講義内容とインターネットなどを利用して,成帯・間帯土壌の特徴を整理すること |
6 |
湿潤熱帯から半乾燥熱帯の気候の特徴と成因 [事前学習]熱帯の自然環境に関する参考書P26〜27を熟読すること [事後学習]大気循環と熱帯における降水の季節変化についてまとめること |
7 |
湿潤熱帯から半乾燥熱帯の自然環境 [事前学習]乾燥帯の自然環境に関する参考書P28〜29を熟読すること [事後学習]大気循環と乾燥帯における降水の季節変化についてまとめること |
8 |
低緯度の沙漠と海洋 [事前学習]参考書P22〜23,28〜29を比較し,海流及び沙漠の分布の対応関係について確認しておくこと [事後学習]参考書P50〜51を熟読し,砂漠化が生じる地域と要因についてまとめること |
9 |
温帯・亜寒帯の気候と大気の循環 [事前学習]参考書P30〜33を熟読し,温帯・亜寒帯の気候区の分布とその特徴を確認すること [事後学習]中緯度における大陸東西の気候区の違いが生じる要因について,海流と大気循環の観点からまとめること |
10 |
温帯・亜寒帯の自然環境 [事前学習]参考書P30〜33を熟読し,温帯・亜寒帯の自然環境の特徴を確認すること [事後学習]講義内容とインターネットなどを利用して,当該気候帯の自然環境の特徴を整理すること |
11 |
寒帯・極地の気候と自然環境 [事前学習]参考書P32〜33を熟読し,寒帯・極地の気候区の分布とその特徴を確認すること [事後学習]講義内容とインターネットなどを利用して,当該気候帯の自然環境の特徴を整理すること |
12 |
山岳域の気候と自然環境 [事前学習]参考書P32〜33を熟読し,山岳域の気候の特徴を確認すること [事後学習]講義内容とインターネットなどを利用して,山岳域の自然環境の特徴を整理すること |
13 |
気候と災害 [事前学習]参考書P42〜43を読み,気象災害の種類について確認すること [事後学習]エルニーニョとそれに関連する災害についてまとめること |
14 |
地球温暖化と環境変化 [事前学習]参考書P46〜47を読み,温暖化の仕組みと影響について確認すること [事後学習]気象庁HPからIPCC 第5次評価報告書政策決定者向け要約を入手し,温暖化の現状を確認すること |
15 |
試験と解説 [事前学習]第1回〜第14回の内容を復習すること [事後学習]試験結果を踏まえ,ノートに整理すること |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | 新井祥穂ほか 執筆 『新詳 資料地理』 帝国書院 2018年 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト(70%)、授業参画度(30%) 授業参画度は,適宜リアクションペーパー等で評価します。 |
オフィスアワー | 8号館5階A-504研究室 火曜日18時〜19時 |