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科目名 | 測量学実習 | ||||
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教員名 | 佐藤浩 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 地理学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業概要 | 国土地理院において測量政策の実務に従事した経験を踏まえ、水準測量、基準点測量を主とした実習を行う。 |
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授業のねらい・到達目標 | 水準測量のためのオートレベル、電子レベルの取扱、基準点測量のためのトータルステーションの取扱に慣れるとともに、精度管理の方法を習得できます。 この科目は文理学部(学士(地理学))のディプロマポリシーDP1,DP4,DP6及びカリキュラムポリシーCP1に対応しています。 |
授業の方法 | 校内での実習を主体とする。実習のほか期末にレポート(基準点測量の結果を図化)を課する。 |
履修条件 | 前期の「測量学」とは連動しない。「測量学」の単位が認定されなかった者でも履修は可能である。抽象的な議論より具体的な実践に基づくため、測量に関わるイメージが、よりつかみ易いであろう。 |
授業計画 | |
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1 |
水準測量(1)(原理と測量方法、観測手簿の整理方法の説明) 【事前学習】シラバスを読むこと。 【事後学習】教科書のpp.26-27を読んで誤差の要因を理解すること。 |
2 |
水準測量(2)(標尺の読み方) 【事前学習】教科書のpp.28-29を読んで内容を把握するとともに作業手順を確認すること。 【事後学習】教科書のpp.28-29を読んで最確値と残差の概念を理解すること。 |
3 |
水準測量(3)(オートレベルによる往測量) 【事前学習】教科書のpp.48-49を読むとともにWebでオートレベルの内部機構を確認すること。 【事後学習】観測手簿を整理するとともに、教科書のpp.49-50を読み前視と後視を理解すること。 |
4 |
水準測量(4)(オートレベルによる復測量) 【事前学習】教科書のpp.50-51を読んで往路と復路の観測の冗長性を確認すること。 【事後学習】観測手簿を整理するとともに、教科書のpp.27-28とpp.50-51を読んで往復誤差を理解すること。 |
5 |
水準測量(5)(オートレベルによる観測手簿の整理と精度評価;必要に応じて再測) 【事前学習】教科書のpp.52-53を読んで水準測量の定誤差の発生要因を把握すること。 【事後学習】観測手簿を整理するとともに、教科書のpp.52-53を読んで水準測量の定誤差の消去(相殺)方法の種類と特徴を理解すること。 |
6 |
水準測量(6)(電子レベルによる往復測量) 【事前学習】教科書のpp.48-49を読むとともにWebで電子レベルを確認し、何が「電子」でどのような特徴があるか確認すること。 【事後学習】観測手簿を整理するとともに教科書のpp.49-50を読み、電子レベルに使われる標尺の特徴を理解すること。 |
7 |
水準測量(7)(電子レベルによる観測手簿の整理と精度評価;必要に応じて再測) 【事前学習】教科書のpp.50-51を読んで往路と復路の観測の冗長性を確認すること。 【事後学習】観測手簿を整理するとともに、教科書のpp.27-28とpp.50-51を読んで往復誤差の各点への配分方法を理解すること。 |
8 |
基準点測量(1)(原理と測量方法、観測手簿の整理方法の説明) 【事前学習】教科書のp.33を読むとともにYou Tubeなどの動画サイトにアップされている測量器械の求心(致心)方法を把握すること 【事後学習】測量器械の求心(致心)が実習で効率的に行えなかった理由をYou Tubeなどの動画サイトを見て学ぶこと。 |
9 |
基準点測量(2)(トータルステーションによる測量、倍角差・観測差の計算方法の説明) 【事前学習】教科書のpp.34-35を読んで,従来のトランシット(セオドライト)と異なりなぜトータルステーションで距離が計測できるのか内容を把握すること。 【事後学習】観測手簿を整理するとともに、教科書のpp.35-36を読みトータルステーションの3軸の周りの回転とその機構を理解すること。 |
10 |
基準点測量(3)(トータルステーションによる測量、ミラーポール利用上の注意喚起) 【事前学習】教科書のpp.37-38を読み、トータルステーションの3軸の周りの回転に起因する定誤差と、それ以外の偶然誤差を把握すること 【事後学習】観測手簿を整理するとともに、観測を踏まえて、教科書のpp.37-38に記載の定誤差の消去(相殺)方法を理解すること。 |
11 |
基準点測量(4)(トータルステーションによる測量、プリズム利用上の注意喚起) 【事前学習】教科書のp.39を読み水平軸誤差とその消去(相殺)方法を把握すること。 【事後学習】観測手簿を整理するとともに、水平軸誤差に起因する観測値の異常を推定すること。- |
12 |
基準点測量(5)(トータルステーションによる測量、観測手簿の点検;必要に応じて再測) 【事前学習】教科書のpp.38-39を読み正反観測の手順を確認すること。 【事後学習】観測手簿を整理するとともに、正反観測から倍角と較差の計算方法を学ぶこと。 |
13 |
基準点測量(6)(トータルステーションによる観測手簿の整理;必要に応じて再測) 【事前学習】教科書のpp.40-41を読み対回観測の意味を把握すること。 【事後学習】観測手簿を整理するとともに、対回観測の必要観測数にどのような決まりがあるかWebで調べよ。また、鉛直軸誤差がなぜ消去できないのか推定すること。 |
14 |
基準点測量(7)(トータルステーションによる観測手簿の整理;必要に応じて再測) 【事前学習】配布プリントを参考に距離と角度から緯距・経距の計算内容を把握すること。 【事後学習】配布プリントを参考に距離と角度から緯距・経距の計算方法を理解すること。 |
15 |
基準点測量(8)(基準点座標の図化) 【事前学習】観測手簿に基づいて緯距・経距を計算すること。 【事後学習】緯距・経距から基準点の座標値を算出して縮尺し、基準点配点図を図化すること。 |
その他 | |
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教科書 | 1年生の「地図学」で購入した教科書をそのまま利用する。 |
参考書 | 大杉和由・福島博行ほか 『測量入門』 実教出版 2014年 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(50%)、授業参画度(20%)、測量機器操作の習得状況(30%) 授業参画度は、授業で適宜与える課題の提出状況や実習の参加回数、そして取組の熱意(積極的に測量器材の設置や目盛の読定に関わったか)に基づき評価する。実習には必ず参加すること。 |
オフィスアワー | 8号館5階A-508号室 前期: 木曜日 10:10~10:50 後期: 水曜日 13:00~14:00 |