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化学2

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科目名 化学2
教員名 本波裕美
単位数    2 学年    1 開講区分 文理学部
科目群 総合教育科目
学期 後期 履修区分 選択
授業概要 生活に利用されている天然物質、その天然物質が持つ機能と同じものを目的に合成された物質の化学的特性について説明する。物質は構成元素の種類と数が同じであっても原子の配置や結合の仕方、サイズが変われば特性も変わることについて講義する。また新たな機能を持つ合成物質が開発・利用された結果生じた問題点について講義する。
授業のねらい・到達目標 ①物質の特性は構成元素の種類と数が同じであっても原子の配置や結合の仕方、サイズによって変わることについて例をあげて説明することができる。
②天然物質と同じ機能を持つ合成物質、さらに新たな機能を持つ合成物質が開発・利用された結果生じた問題点について例をあげて説明することができる。

この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。
授業の方法 講義形式
毎回授業時にプリントを配布する

本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。
授業計画
1 授業のテーマ、授業の進め方、到達目標について説明する。

【事前学習】当科目のシラバスを読み内容を理解しておく。

【事後学習】第2回以降の授業に備え、教科書を読み化学の用語に慣れるようにする、
2 ソーダ製造法とその利用

【事前学習】教科書の第3章1節を読む。ソーダとは何か。天然のソーダにはどのような物があるか調べておく。

【事後学習】ソーダの製造法と利用をまとめる。
3 天然物の代替として合成された物質の化学的特性

【事前学習】教科書の第3章2~3節を読む。最初の合成染料の原料は何か調べておく。

【事後学習】天然物の代替として利用されている合成物質の特性をまとめる。
4 アンモニア合成における触媒、身の回りの触媒

【事前学習】教科書の第4章1節を読む。身の回りの触媒にはどのような物があるか調べておく。

【事後学習】アンモニア合成における触媒、身の回りの触媒の種類と役割をまとめる。
5 天然の高分子化合物、合成高分子化合物の種類と特性

【事前学習】教科書の第5章を読む。天然の高分子化合物にはどのようなものがあるか調べておく。

【事後学習】天然の高分子化合物、合成高分子化合物の種類と特性をまとめる。
6 ダイヤモンドとその同素体

【事前学習】教科書の第4章3節を読む。炭素だけでできている物質にはどのような物があるか調べておく。

【事後学習】ダイヤモンドとその同素体の特性をまとめる。
7 構成元素の種類と数が同じでも原子の配置が変われば特性が変わる(異性体)

【事前学習】教科書の第6章1節および第7節を読む。昆布の旨味成分であるグルタミン酸の鏡像異性体の違いを調べておく。

【事後学習】構成元素の種類と数が同じでも原子の配置が変われば特性が変わることについて例をあげてまとめる。
8 放射線の種類と特性、放射性元素の半減期、放射線の利用

【事前学習】教科書の第1章3節を読む。自分自身がこれまでどのような時に放射線を浴びたのかまとめておく。

【事後学習】放射線の種類と特性をまとめる。
9 同位体比を利用した分析の応用例

【事前学習】教科書の第6章5節を読む。古い地層から発掘された木片の年代がわかるのはなぜか調べておく。

【事後学習】同位体比を利用した分析の原理と応用例をまとめる。
10 蒸留の原理と利用

【事前学習】蒸留酒にはなぜ糖分がないのか調べておく。

【事後学習】蒸留の原理と利用をまとめる。
11 ナノテクノロジー

【事前学習】教科書の終章を読む。ナノ粒子のサイズを調べておく。

【事後学習】ナノ粒子にすると物質の特性が変わることについて例をあげてまとめる。
12 燃料の製造と利用

【事前学習】燃料の種類を調べておく。

【事後学習】燃料の種類と利用、問題点をまとめる。
13 環境に配慮した化学としてのグリーンケミストリー

【事前学習】教科書の終章を読む。新たに合成された物質が深刻な環境問題を起こした例を調べておく。

【事後学習】グリーンケミストリーがめざすものについてまとめる。
14 試験と解説

【事前学習】第2回~第13回の授業内容を復習し、疑問点を調べノートにまとめる。

【事後学習】第2回~第13回の小テストの解答を完成させる。
15 まとめ(これまでの授業の復習・解説を行う)
【事前学習】これまでの学習内容、小テストで解決できなかった問題をノートにまとめる。

【事後学習】理解したことをノートにまとめる。
その他
教科書 竹内敬人 『人物で語る化学入門』 岩波新書 2010年
参考書 なし
成績評価の方法及び基準 試験(50%)、授業内テスト(50%)
授業内テスト(小テスト)は授業の理解を深めるため毎回の授業において行う。理解できなかった問題は復習し、再度設問の解説を完成させることで授業の理解度を判断する。
オフィスアワー 授業終了時

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