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物理化学特論1

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科目名 物理化学特論1
教員名 周彪
単位数    2 学年    4 開講区分 文理学部
学期 前期 履修区分 選択必修
授業概要 合成化学、物性化学、構造化学等、化学のあらゆる分野において分子の構造を知ることは重要である。構造解析に必要な結晶学の知識や、回折原理、回折装置、構造解析手法、構造解析実験などX線結晶構造解析の基礎について講義する。
授業のねらい・到達目標 合成化学、物性化学、構造化学に必須の分子の構造、あるいは結晶構造を知るもっとも確実で、直接的な手法であるX線解析を行うための基礎知識を取得できる。構造解析実験を行うために必要なコンピューター操作、結晶作成技術などに関する知識も取得できる。

この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。
授業の方法 結晶構造解析に必要な結晶学的な知識や、実験法について演習や実験を交えて解説する。
履修条件 なし
授業計画
1 分子の対称と対象操作、点群
[事前学習]シラバスの内容を確認すること。
[事後学習]学修した内容を整理すること。
2 分子の対称と点群の演習
[事前学習]第1回の内容を復習すること。
[事後学習]学修した内容を整理すること。
3 結晶の対称(1) 結晶格子と格子点、対称要素、演習
[事前学習]第2回の内容を復習すること。
[事後学習]学修した内容を整理すること。
4 結晶の対称(2) 結晶の点群,7つの晶系,演習
[事前学習]第3回の内容を復習すること。
[事後学習]学修した内容を整理すること。
5 結晶の対称(3) 空間格子、ラセン軸と映進面
[事前学習]第4回の内容を復習すること。
[事後学習]学修した内容を整理すること。
6 結晶の対称(4) 空間群、演習
[事前学習]第5回の内容を復習すること。
[事後学習]学修した内容を整理すること。
7 X線の発生と性質,一個の電子による散乱
[事前学習]第6回の内容を復習すること。
[事後学習]学修した内容を整理すること。
8 原子による散乱、単位胞からの散乱,結晶からの散乱、実格子と逆格子
[事前学習]第7回の内容を復習すること。
[事後学習]学修した内容を整理すること。
9 回折の条件(ラウエの条件、ブラッグの条件)
[事前学習]第8回の内容を復習すること。
[事後学習]学修した内容を整理すること。
10 原子散乱因子と構造因子,温度因子、消滅則
[事前学習]第9回の内容を復習すること。
[事後学習]学修した内容を整理すること。
11 フーリエ変換と電子密度
[事前学習]第10回の内容を復習すること。
[事後学習]学修した内容を整理すること。
12 X線構造解析実験、データ収集とデータ処理
[事前学習]第11回の内容を復習すること。
[事後学習]学修した内容を整理すること。
13 原子座標の決定と精密化、結晶構造解析の応用
[事前学習]第12回の内容を復習すること。
[事後学習]学修した内容を整理すること。
14 理解度の確認、まとめと小テスト
[事前学習]全体の講義内容を復習すること。
[事後学習]期末テストを見直すこと。
15 総括、試験の解説と補足、X線構造解析の実習
[事前学習]これまでの学習内容を振り返ること。
[事後学習]これまでの学習内容を理解し、自分なりにまとめること。
その他
教科書 なし
参考書 大橋祐二 『X線結晶構造解析』 裳華房 2018年 第4版
William Clegg 著 大場 茂 訳 『X線結晶学入門』 化学同人 2017年 第1版
成績評価の方法及び基準 試験(60%)、授業参画度(40%)
授業内演習を行う。期末試験を行う。積極的な授業参画が重要である。
オフィスアワー 随時、アポイントメントをとること。
備考 結晶学の知識は、これまで勉強してこなかったと思われる。したがって参考書によりさらに理解を深めることが望ましい。

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