文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 化学科 > 化学情報
日本大学ロゴ

化学情報

このページを印刷する

科目名 化学情報
教員名 小林貴之
単位数    1 学年    2 開講区分 文理学部
学期 後期 履修区分 選択必修
授業概要 化学の学修活動に必要なコンピュータ利活用の実際について講義をするとともに実習を行う。
授業のねらい・到達目標 インターネットや図書館を利用して、「化学物質調査」や「文献調査」などの化学情報収集が出来るようになること。 
コンピュータを活用した実験データなどの解析方法の初歩について理解出来、活用できるようになること。

この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。
授業の方法 1人1台ずつのPCを利用して実習中心に行う。また学部共通e-LearningシステムであるBlackBoardR9.1を利用する。
e-Learning教材を利用し、授業の一部はBlackboardを用いたメディア授業を実施する。
またグループディスカッションやプレゼンテーションも行う。
実習科目のため、事後に実習内容について必ず復習すること。
履修条件 コンピュータ・情報リテラシーを受講済み、または同等以上の知識があること。
授業計画
1 ガイダンス・化学におけるコンピュータ利活用について
【事前学習】シラバスの内容を確認しておくこと
【事後学習】ガイダンス時に説明したLMSの利用法を確認し、授業時に指示した操作を完了しておくこと
2 元素・化合物情報の検索、化学構造式の作図と利用
 元素や化合物の物理・化学情報の検索方法について
 ベンゼン環を含む構造式の作成方法および作成した構造式の利用方法について
【事後学習】指定された課題を提出すること
3 化学物質情報(1) 化学物質と法律
 化学物質に関する国内外の法律概要 運搬・取扱・廃棄・保管などについて
4 化学物質情報(2) 有毒物質と危険物
 公害物質・危険物・高圧ガスに関する情報収集方法や取扱と実験時の注意について
【事後学習】指定された課題をグループで作成すること
5 化学物質情報(3) 化学物質データベースCAS・SDS
 化学最大のデータベースCAS-RNやSafety Data Sheetの情報検索および利用法について
【事後学習】グループでプレゼンテーションの準備をしておくこと
6 化学物質情報(4) 農薬・食品添加物
 農薬や食品添加物質の使用可否についてグループディスカッション
7 化学文献情報(1) 文献の種類と調査の概要
 化学に関係する文献概要や文献所在検索法および先行研究調査などについて
【事後学習】指定された課題を提出すること
8 化学文献情報(2) 書籍情報検索
 図書館を利用した文献検索法について
9 化学文献情報(3) 学会誌・ジャーナル検索
 インターネットを利用したオンライン文献調査方法と個人用書誌データベースについて
【事前学習】指定された課題を事前に行っておくこと
10 化学文献情報(4) テーマ検索
 文献調査演習
【事後学習】指定された課題を提出すること
11 化学実験データ取り扱い(1) 実験データ
 実験データ取り扱いの基礎
【事前学習】指定された課題を事前に行っておくこと
12 化学実験データ取り扱い(2) 誤差の取り扱い、データの精密さと正確さ
 実験データの正確さと精密さ、誤差について
13 化学実験データ取り扱い(3) データの可視化、データの統計処理
 Mathematica利用の基礎
14 化学実験データ取り扱い(4) 実験計画法
 Excelを用いたデータ処理入門
【事後学習】指定された課題を提出すること
15 まとめ コンピュータと化学の今後
【事前学習】14回までの内容を確認しておくこと。
その他
教科書 『なし』
e-Learning上の教材を利用するので、教科書は指定しない。
参考書 化学同人編集部 『実験を安全に行うために』 化学同人 2017年 第8版
泉 美治 他 『化学文献の調べ方』 化学同人 1995年 第4版
化学同人編集部 『実験データを正しく扱うために』 化学同人 2007年
宗森 信 訳 『データのとり方とまとめ方』 共立出版 1991年
他の資料については授業時に適宜紹介する。
成績評価の方法及び基準 レポート(40%)、授業内テスト(20%)、授業参画度(40%)
演習科目のため、授業参画度および課題提出を重視する。
授業参画度は,ディスカッション、発表等で評価します。
オフィスアワー 授業終了時に担当教員にアポイントを取ること。
備考 受講希望者数が想定人数を超えた場合は抽選とする。
前期と後期は同一内容である。

このページのトップ